スーパーシェルパやジャイロキャノピー、スーパーカブによる林道ツーリング。スカイウェイブ250 タイプMの紹介等。
もう一度敢えて言います。隊員4号が「体重が2キロも落ちた」らしい、日本で最大規模の吊橋を、十津川郷の足湯を挟んでリフレッシュした後、今回の旅の〆にすることにします。締めに相応しいその吊橋は、長さ297メートル、高さが54メートルと最大規模!少し前までは日本一となっていましたが、今は日本一の地位を大分県の九重夢大吊橋に譲っています。しかし、やっぱりこの吊橋の凄さは、高さや長さだけではないのです・・・!
前置きが長くなりましたが、当然渡っておきます。今回のメンバーは、比較的バカ高いところが平気なメンツがそろっています。まぁなんちゃらは高い所が好きとかいうらしいじゃないですか。悪かったねなんちゃらで、と、誰かにつっこみながら、橋に歩を進めました。
長さ297メートル、高さ54メートル。昭和29年に完成した、村と村とを繋ぐ大変重要な吊橋。
村の人々が一世帯当り30万円という、当時の金額としてはかなりの大金を出し合って建設したんだとか。
「うぉーーっ、高い!!すげぇ!!!」と、異常に興奮するT谷。
はしゃぎ過ぎて橋が揺れるので厳重注意。
ポケットに手をつっこみながら歩く隊員5号。
絶叫するとか、なにか面白いリアクション取ってほしいが至って普通・・・。
に見える画像、しかし実際は・・・
本日は吊橋を渡る人数もまばら。時間(この時点で18:00)もあるかもしれませんが、ほぼ貸切状態!じっくり撮影しながら渡るとします。・・・が、初めてこの吊橋に訪れたというT谷のテンションがやばい。人間、本当の恐怖に遭遇した時は笑ってしまうと言いますが、この笑顔は恐怖ではなく、悪巧みを考えている顔です。案の定、吊橋を揺らそうとしたりする。腰が引けながら渡ってくる対向の人とすれ違いざまに、「バキッ!うおぉ!・・・とかいって落ちる振りしてみようか?」等と、邪悪な笑顔で発案していきます。隊員4号がいないといつもこうですこの男!隊員5号に至っては、さしたる感動も無い様子。靴が脱げるとか携帯を落とすとかの、体を張ったギャグをやってもらいたかったもんです。
谷瀬の吊橋の凄さは高さと長さに在らず。足場はなんと、木の板を繋ぎ合わせているだけ!
板の隙間から真下が漏れなく見えます。丸見え。そしてカタカタと板が揺れます。橋自体も揺れてます。最強!
真下。縮小画像では分かりづらいですが、結構な高さがあります。
とにかくマナー第一で橋を渡ります。走ってはいけません。揺らすのもだめ。一度に渡れる人数は20人まで(!)。この20人という微妙な耐荷重の制限が、さらに恐怖を煽ることでしょうw
高所恐怖症で無くてもこれは怖い!もちろんしっかりと作られていますので、落下の事故等も聞いたことがありません。揺れ太鼓と呼ばれる、この橋の上で激しく太鼓を叩くイベントもありますので、丈夫さ、安全性も問題ありません。1年に一度、足板を張り替えているらしいのですが、その張替え作業を行う職人さんが凄すぎます・・・!
橋を渡る際の注意書き。特に揺らす事は、渡っている最中の方で、本気で怖い人もおられます。絶対にだめです。 |
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谷瀬の吊橋の概要。「比の種の吊橋としては日本一と云われています。」 微妙に言い回しが変更になってしまってる・・・。 |
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途中でチビッてしまっても大丈夫。対岸にもトイレがありますのでご安心を。 | |
毎年8月に行われている揺れ太鼓。関西圏のニュースでも度々取上げられてます。是非一度は見に行って見たいイベントの一つ。 |
それにしても、約1名が見当たりません。
こんなグレートでナイスでダイナミックな観光ポイントに来てはしゃぐことは当たり前のあの男。
どこをほっつき歩いてるのか・・・
高いところが大好き(だと思っている我々)なあの男はというと・・・
今まで見たことが無い様な引きつった笑顔!
え!?うっそやーん?!!!ダンディー室伏様ともあろうお方が
高 所 恐 怖 症
だったとは・・・。
そういえば橋についてすぐ、「こんなん渡られへんで~」とかいうてました。
冗談と思ってたのに(笑)
ダンディー室伏の意外な一面を知ってしまった我々は、ダンディーが必死の思いで渡ってきたのを見届けた後、
即座にUターン(←わざと 悪)
ダンディー「まじで?!もう行くん・・・?!!」
どうやら、隊員4号が言っていた、「渡れば2キロは痩せる」という伝説は本当だったようです。笑
戻る途中、携帯が鳴った隊員5号。橋を渡りきるまで電話してました。
足元見とかんとあぶないぞ。
橋は、普通に歩けば5分程で渡りきれます。
極上の5分間を是非味わいに来てください!
戻ってきました。しばらくして、ニヤニヤしながらなにかを撮り始めた隊員5号。
きゃーきゃー言うおねいさんの写真でも盗撮してんのか?!と思ったら・・・
ひぃーひぃー言うおっさんでした。
酷く狼狽しきった足取りで、とぼとぼと歩くダンディーを撮ってたようです。
先程と同様、顔は引きつった笑顔のままです。顔の筋肉がこわばってます。
渡りきった後、開口一番。
「俺、高所恐怖症やわー。あかんわこの橋。無理無理・・・(苦笑)」
やっぱり怖かったようです。20年程の付き合いがありますが、意外な弱点を発見♪
その割には、釣り場にある高い波子堤の上や、高い木の上なんかに良く登ってました。
やっぱりまだまだ、謎の多い男です。
しかし、無理と言いながらも、ちゃんと渡りきるとは素晴らしい。
やっぱりダンディーさんは凄いっすね~(目線を逸らしながら)。
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隊員5号「ほんまもんがいっぱい!寄っていってね十津川村!谷瀬の吊橋も是非!」
十津川村の良さを必死にアッピールする隊員5号w(2回目)
これにて、今回の旅の最終プログラム、「絶叫!谷瀬の吊橋を往復しよう!」も無事終了。ダンディー室伏様がトロトロと歩くもんだから、もう日が暮れ始めています。なんとか明るいうちに、大塔の峠を越え、五条市までは出たいところ。
というのも、日々の整備不良が祟った隊員5号のTW225のヘッドライト、テールライトがいつの間にか点かなくなっていたいるからです。灯かり無しでは、とてもじゃありませんが大塔の峠を越えることが出来ません。若干急ぎつつも・・・谷瀬の吊橋を出発。大丈夫なんかな~と不安を抱えるも、当の本人は至って平気顔。ある意味凄い男です。
おまけ:失敗動画。角度下過ぎた・・・。動画の終わりに、TWの異常が発覚。慌てふためく黒兄とアズー@隊員5号。それぐらいしか見るべき価値のない失敗作ですが、お暇ならどうぞ。
この後、大塔に差し掛かった辺りで雨が降ってくる・・・。やばい、合羽きやな!・・・あーでも・・・後ろを走る男は、合羽も何も持ち合わせていません。代えの下着も防寒着もない状態。・・・そう考えると、 なんだか不憫になってきたので、一緒に雨に打たれてやることにします。どうせ走行風ですぐ乾きます!さらに、スカイウェイブはスクリーンもありますし、足元もスクーターなので濡れません。シェルパで散々苦しめられた、地面からの水はねも防いでくれます。旅は道連れ精神の元、男らしく雨に打たれながら、仲間と同じ苦痛を共有しながら、走り続けることにしました。なんでそんな気持ちになったのか分かりませんが、とにかく一緒に同じ思いをして、この旅を最後まで完遂しなければと思った次第です。
・・・まぁそんなものは建前で、ミラーにうつる隊員5号の苦渋の顔(足元びちょびちょ、雨粒で前も見えない、服もびちょびちょ。きっと携帯も・・・)を見て、やっぱり不憫でかわいそうになったから。これで次回ツーリングも軽装だったら、もうさすがにみんなで装備買ってあげます。決定!
なんら異常もないスカイウェイブと、灯火器が駄目になったTW225。
バッテリーが上がったままずっと走ってたらしく、その影響もあるのか・・・。
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