フェロモンズで行く!夏の紀伊半島ツーリング

2003年7月16日~17日に渡って、黒木兄弟、ユタッチの3人で紀伊半島を転戦しました。
紀伊半島であっても、我々キャッチボール部員の熱い情熱は冷めやまず
各地で壮絶な戦いを繰り広げました。

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変態トリオDEツーリング


machoism
にもレポートがありますので合わせてご覧下さい。

オマケの画像集(コメント付き)

7月16日(水)

ユタッチの仕事が終わるやいなや、我々フェロモンズ精鋭部隊(男里シェルパーズ)は各自のバイクにパッキング(荷物を詰めること)し、午後12時過ぎ、本州最南端の潮岬へ向かいました。今回の旅の焦点は、黒木兄弟(弟)が乗る バイク(原付)が、和歌山一周の走行に耐えられるかということだったりします。

 バイクに荷物も積み終わり、さっそく出発した我々でしたが、明らかに遅い黒弟のジャイロキャノピーに、これから先の事に頭を悩ませつつも、順調に距離を稼ぎます。黒沢牧場、黒沢ハイランドを超え、金屋町で一回目の給油。そこから国道424号線をひたすら南下し、道の駅しらまの里で小休憩。ここから次の道の駅まで、黒木兄弟(兄)とユタッチが先に道の駅まで走り、後から黒弟を追いつかせるという方式に変更。黒弟を置いてけぼりにし、気持ち良く国道424号線を走ることに成功しました。
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 待ち合わせの道の駅、龍遊にて暫く待つと、ジャイロキャノピーに乗った黒弟が現れました。時同じくこの場に居合わせたライダー達の目は、その異様な雰囲気をかもし出している、黒木兄弟(弟)とそのバイクに向けられていました。黒木兄弟(兄)とユタッチは、他人のフリをしていたことは内緒です。

 無事合流し、再び潮岬目指して走り出します。中辺路町、大塔村と順調に距離を稼ぎ、大塔村道の駅、「ふるさとセンター大塔」にて小休憩。ふるさとについて語り合いました。が、この場で、黒木兄弟(弟)のジャイロキャノピーのオイルが残り少ないことが判明。焦りおののき、そして弱気になる黒木兄弟(弟)を励ましなだめ、そして少し鬱陶しくも思いながら、オイルを購入するべく、ホームセンターを探すことにしました。
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 大塔村から上富田町に入ったところで、ホームセンターを発見。黒弟が早速オイルを購入しに行きます。そのホームセンターにて、ちゃっかりお菓子(キャラメルコーン)まで購入する黒弟はさすがです。

 国道42号線に入り、海の匂いが感じられるようになってきました。この場で黒木兄弟(弟)が給油したところ、ガソリンスタンドのおばちゃんが、目をむいて黒弟のバイク・ジャイロキャノピーを見ていました。その影響か、おばちゃんはガソリンを普通にこぼしていました。おばちゃんに悪意はありません。たぶん。

 国道42号線を、右手に広がる広大な海を眺めながら走ります。途中、道の駅「志原海岸」にて、この大きく雄大な海を体で感じるべく、夕日百選の看板の前で記念撮影を行いました。
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 少し走って、またまた道の駅「イノブータンランドすさみ」で用を足しました。猫が沢山いたので、黒木兄弟(兄)が猫を触ろうとしていました。が、猫は「触らせる代わりに何かクレ」的な態度で接してきたので、手持ちの無い黒兄は、猫を触ることが出来ませんでした。遅すぎる黒弟のジャイロキャノピーを待つ意味でも、各道の駅は重要な役割を果たします。というか、もう黒弟はほっといて、ユタッチと黒木兄弟(兄)の二人だけで、先に潮岬へ行く事も考えたりしてました。
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 さあ、イノブータンランドも後にし、あと少しでようやく本日のキャンプ地、潮岬キャンプ場に到着です。南国チックな国道42号線をひたすら45km/h走行する黒弟のジャイロキャノピーのケツ持ちをしつつ、ラストスパートとばかりに走り続けます。全然スパートしてませんが。
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 出発から約6時間と少々、ようやく本州最南端、潮岬へ到着することが出来ました。さっそく潮岬キャンプ場備え付けの駐車場にバイクを泊め、今日テントを張る場所を品定めします。結果、誰も居ない(というか本日のキャンプ客わずか数名)芝生の上にて城(テント)を築き上げました。晩御飯は、ユタッチ特製「カレースパ」と塩ラーメン・潮岬スペシャル(水が足りなくて少し塩辛い)です。スパゲティーの上にかけるカレーのルーの配分をユタッチが間違え、黒木兄弟(兄)のカレースパだけ、「スパゲティーだけスパ(ほんのりカレー風味)」となってしまいました。晩飯の後、串本天然温泉にて今日の疲れを癒し、紀伊半島遠征一日目は幕を閉じました。明日は5時起床予定です。
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 串本温泉の画像はこちらですよ!
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7月17日(木)

 午前5時頃に起床した我々は、本州最南端からの夕日をその眼(まなこ)に収めた後、早速本州最南端でのキャッチボールを開始します。早朝の冷たい爽やかな空気を肺いっぱいに詰め込み、眠っていた細胞の一つ一つを揺り起こすかの如くキャッチボールは、延々と続くかに思われましたが、黒木兄弟(弟)の暴投→ボール紛失という「フェロモンズ、キャッチボール終了の方程式」によって強制終了。わざとやってるとしか思えませんこの男!・・・そんなこんなで、テントや寝袋を片付け、しばし本州最南端を体全体で感じた後、午前7時過ぎ、本日最初の目的地「古座川の一枚岩」に向かって、元気よく潮岬を飛び出しました。

 画像はこちら・・・潮岬戦 その2

 潮岬キャンプ場から、戦場の場を古座川の一枚岩へと移した我々を待っていたのは、完膚なきまでの敗北でした。まるで一つの山かと見まがうその大きな岩は、紛れも無い一枚の岩なのでした。これを見た我々は早々に敗北を認めたのでした。これは我々フェロモンズ史上最大の敗北と言われ、現在でもフェロモンズ部員達の合言葉として使われている「Remember 一枚岩」「この敗戦を忘れるな」と邦訳されているのは御存じの通りです。この時フェロモンズ部員は、やっと「紀伊半島」の真の恐ろしさと雄大さを理解したのであった。

 画像はこちら・・・古座川の一枚岩戦

 古座川の一枚岩に「上には上が」を叩き込まれた我々フェロモンズ部員は、再び国道42号線へと進み、これから行われるであろう激闘を予想し、本日一回目の給油を行うことにしました。そのガソリンスタンドにて、黒木兄弟(弟)が店員のおっちゃん達に、「このバイク何?大阪から無給油できたの?」とかの質問攻めを受け、後ろで同じく給油を待つユタッチと黒木兄弟(兄)はいつまでもほったらかしにされました。後に黒木兄弟(弟)はこの出来事のことを、「那智勝浦の変」と呼んだとか呼ばなかったとか。

 画像はこちら・・・国道42号線のガソリンスタンドにて

 次なる激戦の地は、数々の名勝や秘境が闊歩する紀伊半島にあって、名勝の名を欲しいがままにしているであろう那智勝浦の「那智大滝」。人々の混雑や駐車料金等の強敵が予想されましたが、たどり着いてみると、どちらもあっけないほどにクリアー。人もまばらで、バイクも道路の端っこに停めておけば良いというお言葉を頂き、タダで駐車することができました。そして長梅雨の影響なのか、那智大滝の水量も半端ではなく、我々は柄にも無くその大滝に心奪われました。

 画像はこちら・・・那智大滝戦

 那智の大滝に心奪われ、ようやく正気に戻った我々は、次なる目的地、本宮町の川湯温泉へと向かうことにしました。ここでも本来なら駐車料金が必要なところを、バイク3台ともタダにして頂きました。ありがたや~。

 画像はこちら・・・本宮町 川湯戦

 川湯を後にした我々は、長く険しい十津川街道を戦い抜く気力と体力を補充するために、道の駅奥熊野古道ほんぐうにて昼食をとりました。黒木兄弟(兄)が食べたカレー(サラダ付き650円)はとてもかゆ!うま!大学で食べていたカレーとは比べ物になりませんでした。

 画像はこちら・・・道の駅 奥熊野古道ほんぐう戦

 最終目的地、谷瀬の吊橋を前に行われた十二滝戦。那智の滝程の落差はありませんが、その迫力はどこぞの女番長芸能人(和○明○)を凌駕していました。この滝からマイナスイオンパワーを吸収した我々は、存在的な能力を前面に押し出すことに成功し、最後の難関「谷瀬の吊橋」へ向かうことにしました。

 画像はこちら・・・十津川村 十二滝戦

 我々フェロモンズに立ちはだかった、最後の難関、谷瀬の吊橋。全長297m、高さ54mを誇る、日本一の吊橋です。この谷瀬の吊橋にて、ユタッチは今だかつて無い恐怖と戦いました。この激闘を制するイコール十津川を制する事と自分に言い聞かせ、そして見事に勝利、高所恐怖症を克服したのである。この谷瀬の吊橋に勝利したことにより、実質我々フェロモンズは広大な十津川に激勝したといっても過言では無い。

 画像はこちら・・・十津川村 谷瀬の吊橋戦

 谷瀬の吊橋を渡り終えた我々の前に現れたのは、「黒木御所」なる、なんか由緒がありそうな、そんな感じの場所でした。さっそく我々は調査を開始!黒木兄弟のルーツが、ここにはあるのだろうか?!・・・結果、別にそんなものは無りませんでした。ちなみに、こっちへ渡ってきたということは、再び谷瀬の吊橋を渡りなおさなければなりません。行きで気力を使い果たしたユタッチにとっては、これはある意味「拷問」なのでした。

 画像はこちら・・・黒木御所戦

 さて、谷瀬の吊橋戦の終了は、今回の旅がそろそろ終了に近づいていることを意味します。谷瀬の吊橋を渡り終えた頃には、時間も午後4時を回っており、明るいうちに、この十津川を後にしなければなりません。夜の山道は危険なのです。ここから地元までは、何度かの休憩を挟みつつ、ゆっくりと岐路に付くことにします。

 ここからは、黒木兄弟(弟)のジャイロキャノピーが先頭で走り、ゆっくりとしたペースで走り続けます。そして、大塔村へさしかかったとき、突然の雨が!しかも結構な雨粒が我々の体を叩きます。たまらずバイクを泊め、雨具を着込んだ我々でしたが、旅の終わりに雨に降られるとは、さすがフェロモンズといったところでしょうか。しかし、そんな雨の中で一人余裕なのは、「屋根付きバイクに乗る」黒木兄弟(弟)でした。ほんまに涼しげな顔してやがりました。

 画像はこちら・・・大塔村にて雨宿り

 その後、道の駅にて、持参していた予備燃料をバイクに入れ、少々休憩。その道の駅のトイレにてユタッチと黒木兄弟(兄)は、この世のものとは思えないほどの「げりピ~音」を聞くことになります。あまりにも凄い音だったので、「もしかしてトイレの中の人、死んでるんじゃ・・・」と思ったほどです。

 この道の駅での休憩を最後にし、ひたすら安全運転で走行。途中、九度山町辺りで、川沿いの堤防にいた小さな女の子が、なぜか我々に向かって激しく手を振っているじゃありませんか。「子供に優しく。お年寄りに優しく。自分にも優しく」がモットーの我々は、その女の子に手を振り替えして上げることにしました。その女の子は、とても嬉しそうにさらに手を振っていました。これが今回の旅の、最後のイベントでしょうか。

 そのまま県道13号、国道24号を渡って広域農道へ。そしてまだ僅かに明るさの残る、午後7時30分過ぎ、無事黒木家へ到着することが出来ました。怪我人もなく、大きなトラブルも無く、無事帰ってくることが出来ました。今回の遠征によって、一回り程パワーアップしたであろう我々フェロモンズ。紀伊半島にて熱く激しい戦いが終わったばかりの我々ではありますが、まだまだこれは始まりに過ぎません。帰宅してすぐに、「次はどこでキャチる(遊ぶ)よ?」と相談を始める我々は、もうすでに次なる目標へと焦点を合わせているのです。

・・・終わりw

工程

▼オマケの動画集(要Windows Media Player)
→那智勝浦にて黒弟のジャイロ[WMV形式 132KB]
→那智大滝[WMV形式 231KB]

熊野川町 国道168号線[WMV形式 970KB]

※動画は全てYoutubeにアップロードして、各記事の中への埋め込み式に変更しています。

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