最強の車載動画(走行動画)撮影用デジカメ GoProをバイクへ取り付ける方法アレコレ

GoPro HD HERO2のバイクへの取り付け方法

追記:新機種 GoPro HERO3が発売されました!GoPro HD HERO3(HERO3 BLACK EDITION)が発売!のページで、スペック等の詳細を纏めたので、HERO3に興味のある方は確認してみてください。


ワタクシが購入したGoProのタイプは、モータースポーツエディション。一応はバイク乗りでありますので、当然このタイプを選びました。サーフボードエディションとアウトドアエディションとの大きな違いは、色々な場所に、強力な吸盤を使って吸着することができる、サクションカップマウントが付属してくることです。全タイプ共通で付属する、局面に貼り付けるタイプのベースマウントも非常に使い勝手が良く、様々なシチュエーションを想定して、開発が行われたことが伺えます。

各種パーツの紹介

各パーツを紹介しながら、バイクへの取り付け方法の例を紹介していきます。まずはお決まりの、同梱されているパーツの全体図から。・・机の上が汚くてスミマセンorz

最初から色々なパーツが入っています。後からオプションパーツを色々と買い揃えることもできますし、各種パーツが壊れても、リペア用パーツも単体で売られているので安心です。

サクションカップマウント(吸引カップマウント)

モータースポーツエディションの目玉?となるパーツ。ヘルメットはもちろん、バイクのタンク上や車体(カウル)、シールド等、大体の部分にくっつきます。吸引の力も抜群!公式サイトにも自信たっぷりに、以下のように書かれています。

GoProカメラをこの業務用仕様のサクションカップで、車、ボート、モーターサイクル等に装着します。時速150マイル以上の実績済み。車のドアのへこみを直すほど(残念ながらGoProのテストおよび実証のみ)または時速200マイル以上の飛行機への装着可能なほど強力。この実証は連邦航空局の規定に基づきGoProが保証するものではありません。

URL:http://jp.gopro.com/camera-mounts/suction-cup-mount/

飛行機に吸着させても大丈夫・・・笑。それならバイクの走行スピードで外れることはまずありませんね。というわけで、使用例を以下に紹介していきます。

スカイウェイブのリアスポイラーに吸着させてみました。真横の海を撮影したかったので、カメラの向きは真横にセッティング。この時に撮影した撮影がこちら。ちなみに、正直これは失敗動画やと思います(笑


動画:GoPro HD HERO2 車体へマウント(横向き)

海を映していたつもりですが、実際はその面積の殆どを道路に奪われています。反対車線を走って、左側にカメラを向けるシチュエーションであれば、もっと海を映せていたかもしれません。あるいは真横ではなくて、斜め前or斜め後ろにしても、面白い映像が撮れたかもしれません。これについては、いずれ撮影してみようと思います。

ちなみに、この時の撮影の際は、カメラに命綱(脱落防止の対策)を付けるのを忘れていました(笑)。

同じくスカイウェイブのリアスポイラーに吸着。今度は後ろ向きに設置して、後方を撮影。命綱を忘れずに装着して・・笑。この際に撮影した動画はこちら。


動画:GoPro HD HERO2 車体へマウント(後ろ向き)

微妙に映像がプルプルしていますが、マスツーリング等で、後ろを走るバイク集団をこれで撮影すると面白そうですね。

あとは、風切り音が気になります。このページの後ろの方で説明しますが、この撮影の際、ハウジングのバックドアは、音がしっかりと入るタイプ(切り込みが入っています)にしていたので、風圧による風切り音が盛大に入ってしまいます。かといって、完全防水となるバックドアにすると、音がこもってしまうので、あまり好きではありません。

風切り音対策に、切り込み部分に何かしらの加工は必要になってくると思います。

キャビーナ90の車体にもマウント。車体のリア左側に装着してみます。ここでもまた、命綱を付けていません(汗

車体にマウントした状態で撮影した静止画。やや左に向けて固定しましたが、方向はあまり気にしなくても、超広角レンズのお陰で、撮影したい範囲を大きく外すこともありません。


動画:GoPro HD HERO2によるキャビーナ90からの車載動画(2)

結構好きな動画。スピードはせいぜい40~50キロ程ですが、あえて山の斜面やガードレールすれすれを走ってみたことで、スピード感が出てイイカンジとなりました。振動もあまり大きくなく、十分に実用できるレベルじゃないでしょうか。

お次はウインドスクリーンへ。画像はキャビーナ90のスクリーンです。こんな感じで、強力な吸盤のおかげで、こういった箇所にも簡単に装着が可能です。GoPro本体は上下逆になっていますが、こんな場合も想定済み。上下逆に保存されるモードも備えています。

こんな感じで、液晶の表示も上下逆になります。 企画の段階から、かなり練りこんで作ってるが故の細かい配慮ですね。ちなみに、こういった設定は電源を切ってもしっかりと記憶されてます。その記憶をON/OFFすることも出来るので、電源切ったら設定はリセットしたい!という方も安心。

マウント箇所を色々と吟味しながらアレコレ。装着位置がちょっと上過ぎたので、10cm程下に移動。これだけでも結構写りが変わってきますね。このマウント位置から取った動画がこちら。


動画:GoPro HD HERO2によるキャビーナ90からの車載動画(1)

いかがでしょう?キャビーナに限って言えば、ウインドシールドへのマウントは、以外に振動が少ない様子。シールドへのマウント方法は、ロングスクリーンを装着しているスカイウェイブでも試したのですが、キャビーナよりも振動が大きくなりました。


動画:GoPro HD HERO2 車体へマウント(ウインドスクリーン)

今のところはこんなカンジ。車体が多少汚れていようが、局面になっていようがお構いなしに強力に吸着してくれます。年月が経って、吸盤部分が硬くなってきた際に、どの程度吸引力が落ちるかまだまだ分かりませんが、使用できる用途はまだまだ沢山あり、自由度もかなりありますね。

GoPro HD HERO2の取り付け方法アレコレのページでも、紹介しきれなかった車体マウントの例や車載動画を載せてるので、よければご覧ください。

もちろんヘルメットにもくっつきます。・・が、これは見た目的にもあまりオススメはできません(笑

公式サイトで購入すると、お値段は4200円(税込)となりますが、Amazonで購入するとちょいと安くなるのでお得です。通常配送なら送料も無料です。

2013/3/1 追記

車のフロントガラスに取り付けて動画を撮影した際のサンプルも紹介しておきます。車であれば、ブレも非常に少ない滑らかな美麗動画を撮影する事ができます。ドライブレコーダー的な使い方も十分いけますね。


動画:白川郷(白川街道)~国道360号線~萩町城跡展望台駐車場

曲面接着マウント(接着式カーブマウント)&平面接着マウント(接着式フラットマウント)

お次はヘルメットへの取り付けの際に必須となる各種パーツの紹介。モータースポーツエディションには、曲面接着マウントが2個、平面接着マウントが3個付属しています(他のタイプでも一緒かな?)。これらの接着マウントを使用して、GoProを取り付けたバックルを嵌め込んで土台を作成します。

粘着テープのような接着部分で、これまた強力に対象物にくっつきます。また、剥がしたくなれば、ドライヤー等で加熱しながら剥がすと、綺麗に剥がれるようです。その後の再接着に関しては情報が無かったのですが、吸着力は下がるはずなので、新しいものを使用したほうがいいですね。

まずはヘルメットへの接着箇所を吟味します。使用するマウントは、当然カーブマウント。力加減によって、微妙に浮き沈みする粘着部分なので、大概のヘルメットには装着できそうです。

画像左側がヘルメットの正面となります。ヘルメットの前の方に接着した場合は、カメラの角度にもよりますが、オフメットのトサカの部分の映りこみを無くすことが出来ます。自分はトサカ部分の映りこみは無くしたいので、マウントする第一候補はこの箇所とします。

ヘルメットの頭頂部。この位置だと、カメラの角度を上向きにしなければ、トサカが映り込んでしまうと思いますが、そのほうが良いという方であれば、この位置がいいかも。

これはヘルメットの横(ほっぺたの横辺り)に接着する場合。この場合だと、画像左のように、GoPro本体が縦方向になってしまうので、3方向ピボットアームを使って正面を向くようにします。

ただ、この方法だと、ピボットアームの長さの分だけ、吸着マウントから距離が出てしまい、振動も拾い易くなってしまいます。どの箇所に装着する際も同様ですが、マウントからのカメラの距離は出来るだけ少ないほうが、それだけブレも減少できます。

というわけで、結局この位置にベースマウントを取り付けました。この位置へ取り付けたとしても、もう少し角度を下げてしまうと、トサカが映り込んでしまいます。角度は大体は勘で決めますが、マウントとカメラの角度が約30度になるように取り付けると、イイカンジで正面を映すことが出来ました。この位置から撮影した動画はこちら。


動画:裏芝池林道 往路

上記動画の撮影モードは、720p(1280×720)の60fpsモード。Youtubeにアップすると、60fpsの滑らかさがあまり感じられなくなるので、オリジナルの動画を50秒程にカットしたオリジナルファイルをDLできるように、ファイルを用意しました。

>>60fps.zip[90.4MB] ※リンクの上で右クリック→名前を付けてリンク先を保存 でダウンロードが出来ます


動画:裏芝池林道 復路

復路の撮影モードは、1280x960 30fpsで撮影。標準ではこのモードが設定されています。個人的には、60fpsで撮影が可能な、720pモードを積極的に使っています。PC上でオリジナルを再生して見ると、30fpsとはまったく違う滑らかな動画を楽しむ事ができます。

この曲面&平面マウントとレギュラーバックルの組み合わせは、設置する箇所にもよりますが、一番ブレが少なくなると思います。特にヘルメットへのマウントは、人間の体自体がショックを柔軟に吸収してくれますので、ブレの少ない良い映像が撮れます。

今後も基本的には、ヘルメットへのちょんまげマウントで撮影を続けていきますが、もう一つ紹介したい、GoProの取り付けアイテムがあります。それがこちら!↓

チェストマウントハーネス

新兵器を買い足しました。その名も、チェストマウントハーネス。ブラマウントとも呼ばれています(笑)。胸部にGoProを固定することが出来る、ステキなアイテムです。まだ購入したてで、こいつで撮影した動画が準備できておりません。動画が準備出来次第、Youtubeと当サイトにアップしていきます。

□7/20にサンプル動画を追加しました。動画はこちら!

あまりにも有名な例の人(笑)。こんなかんじで装着します。変態チックで非常に良い感じですね!

GoProの取り付け部分。Jフック・バックルと蝶ネジも付いてきます。

GoProを取り付けたところ。中身は充電中のため、ハウジングのみ取り付けて撮影してます。

前後逆に装着することもできるので、テレビでよくやってるような自分映しも可能ですねw

さて、このチェストマウントハーネス。自作も可能な構造やなーと思い、ネタを仕入れる意味でも自作を考えていましたが、ちゃんと専用設計されたオプションパーツの方が映りもよかろうと考え、大人しく購入しました。色々と構造を見てましたら、やっぱり自作は十分可能。GoProが入っていた元箱の土台部分を流用して作れそうと考えてました。

箱についてた土台。プラスチック製で、ここにGoProがマウントされた状態で出荷されています。これを切り出して使おうと考えてたんです。GoPro関係のネタが枯渇してきたら、ネタ確保のために作ってみようと思います。

TOPページのブログでも、チェストマウントハーネスに関する情報を書いてます。GoPro HD HERO2の装備を買い足しのページで確認できます。

自分は楽天で購入しましたが、Amazonで購入したほうが安かったようです。数百円の差ではありますが・・。

2013/3/1 追記

本日、ページのメンテナンスを行なっている際に、チェストマウントハーネス関連で面白いアイテムを見つけてしまいました。GoProを持っていなくても、初期投資+1万くらいでブラマウント車載動画を撮る環境を作れます。

これ(笑)。「SP637:「Kickstarter」より誕生したiPhoneを一人称視点カメラにできるアタッチメント「miveu for iPhone4S/4」 [miveu 一人称視点 主観映像 視点ショット iPhone]」っと、くっそ長いタイトルで販売されている、手持ちのiPhoneを人体に車載できるようになるアイテムです。GoProは持ってないけどiPhoneならもってる!って方は、このマウントの購入を検討してみてもいいかもしれませんね。

サンプル動画色々

チェストマウントハーネスで撮影した動画をいくつか紹介します。Youtubeの個人アカウントにも、色々と動画をアップしていますので、こちらも併せてご覧頂ければ。


動画:GoPro HD HERO2 チェストマウントハーネスで撮影(スーパーカブ70) その1


動画:GoPro HD HERO2 チェストマウントハーネスで撮影(スーパーカブ70) その3

3方向ピボットアーム

まだ出番はありませんが、このパーツを使うことで、色々な方向・角度で撮影することが可能になります。ベースマウントの接着箇所に制限が出てしまう場合や、そのままではGoProが縦方向を向いてしまう場合等、用途は幅広いです。何か有効な取り付け方法に辿り着けば、もちろんこのページで紹介していきます。

防水用バックドアと穴開きバックドア

バイクへの取り付けにはあまり関係ありませんが、取り外し可能なバックドアの紹介もしておきます。

GoProは完全防水仕様となっており、水深60メートルまで動作を保障しています。しかしながら、完全防水が災いしてか、音声がかなりくぐもった状態で録音されてしまいます。「俺は音声にもこだわりたいんや!」っという方でもご安心を。長方形の穴が2箇所空けられたバックドアも付属します。風切り音も一緒に拾ってしまいますが、後から入り口に対策を施すことも可能。防水機能は無くなってしまいますが、これもその時々の用途によって、使い分ける事ができるのが良いカンジです。

但し、このバックドアの取り外しは要注意です。根元のヒンジ部分がパキッと折れてしまいそうな気配があります。丁寧に、正しい取り外し方をYoutubeにアップしている海外の方が居るくらいなので、やはり壊れ易い部分なのかも?以下に正しいはず仕方の動画を共有しておきます。


動画:GoPro backdoor removing and installing(バックドアの取り外しと装着の仕方)

その他のデジカメ達

過去メインで使用していたデジカメとか。物欲を掻き立てられるものを見つけたらまた増える予定。

公開日:2012/07/14
最終更新日:2012/10/20


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