HONDA TLM220R

1992年製。空冷2サイクル単気筒。山でのトレッキングをメインに、ちょっとしたトライアルの練習にも使用中。スーパーシェルパでは入れなかった（入る気持ちも起きない）場所へも難なく運んでくれます。

TLM220R関連の最新情報

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TLM220Rの主な改造点

TLM220Rの利点

スーパーシェルパに比べて16kg程軽い車体
トライアル車ならではのハンドル切れ角で小回り抜群
抜群の足付きの良さでトレッキングでも不安なし
タンク容量が6Lと大容量（トライアル車としては）
もちろんトライアルの練習にも使える
すごく丈夫で壊れにくい。壊れてもパーツがまだ手に入る

TLM220Rの欠点

シートが硬くて長距離はしんどい
キックが重たいのでキックゲロに嵌ることも
窮屈な乗車姿勢→スタンディングが基本のバイクなので仕方がありません
ハンドルポジションがスタンディングでキツくて首が痛い・・・→ハンドルの高さ調整で若干マシに

その他データ等

基本交流の12V バッテリーレス
燃費は舗装路で大体25km/l前後トレッキングがメインで15～6km/l
バッテリーレスでありながらライトは以外に明るい
古いバイクだがパーツ類はまだまだ入手可能

インプレッション

軽い。まず最初に感じた点がこれです。現行のコンペ車両に比べればかなり重たいのですが、それでもシェルパの111kgに対してTLMは95kgと、16kg程軽量です。転倒しても引き起こしに要する力もその分軽くて済むので楽ですね。

そしてさすがの走破性能。45度以上もあるような急角度であってもモリモリと登っていきます。両足を使いつつ、2足2輪で山へと分け入っていくスタイルはスーパーカブでも可能ですが、地上高の低いカブでは根っこ等の段差を超えることができません。TLMはそういった段差を物ともせず、何事も無かったかのように山の奥へと連れて行ってくれます。自分の腕が上がったかのような錯覚を覚える程です（笑）

また、タンク容量がトライアル車としては6Lと大容量なため、少し離れた山へも自走で走って帰ってくることができます。舗装路であれば燃費もそこまで悪くない（約25km/l程）ため、使おうと思えばツーリングにも利用できます。シートが殆ど飾りで硬いのでオススメは出来ませんが・・・。

スーパーシェルパに比べれば、舗装路はもちろん、フラットな林道を走る分には全然楽しくありません。バイクの住み分けが違うので当たり前ですが、シェルパの方が断然楽です。しかし、TLMは分け入った山奥の林道や藪こぎ、トレッキング等の道なき道を走破することに長けたバイクなので、今後はその用途はTLMに任せ、フラットな林道を含むツーリングではスーパーシェルパで走るといった様に使い分けて行きたいと思います。

ツーリング・トラ練記録

整備・カスタム等

主要諸元

通称名		TLM220R
型式		MD 23
全長×全幅×全高 (m)		2.010×0.820×1.080
軸距 (m)		1.320
最低地上高 (m)		0.310
シート高 (m)		0.770
車両重量/乾燥重量 (kg)		95/89
乗車定員 (人)		1
燃料消費率(km/L)50km/h定地走行テスト値		52.3
最小回転半径 (m)		1.5
エンジン型式		MD 23 E(空冷・2サイクル・単気筒)
総排気量 (cm3)		216
内径×行程 (mm)		69.0×58.0
圧縮比		6.8
最高出力 (PS/rpm)		13/5,500
最大トルク (kgm/rpm)		2.0/3,500
キャブレター型式		PE 63
始動方式		キック式
点火装置形式		CDI式マグネット点火
潤滑方式		分離潤滑式
潤滑油容量 (L)		0.6
燃料タンク容量 (L)		6.0
クラッチ形式		湿式多板コイルスプリング
変速機形式		常時噛合式6段リターン
変速比	1速	3.090
	2速	2.461
	3速	1.888
	4速	1.421
	5速	1.000
	6速	0.703
減速比(1次/2次)		3.750/2.384
キャスター(度)/トレール(mm)		22°30′/54
タイヤサイズ	前	2.75-21-4 PR
タイヤサイズ	後	4.00-18-4 PR
ブレーキ形式	前	油圧式ディスク
ブレーキ形式	後	機械式リーディング・トレーリング
懸架方式	前	テレスコピック式
懸架方式	後	スイングアーム式(プロリンク)
フレーム形式		ダイヤモンド