グランツで彼岸花の隠れた名所を探しに行く

さて、いきなりですが9月後半といえば彼岸花の季節です。そして彼岸花といえば、最近だと九品寺(くほんじ)がインスタ等のSNSで「映える」として大人気になっていますが、この時期確実に周辺は混んでるだろうってことで、別に名所が無いかをリサーチ。結果、和歌山県は上富田町に名も無き彼岸花スポットがあるという情報をゲット。早速見学に行きます。

当然今回もグランツで行きますが、ここ最近になってちょっとグランツにトラブルが発生中。実際は今年の2月頃から症状が出ていたのですが、最近になってその症状が進んでいる様子。

出発前の点検。で、そのトラブルですが、ATオイル(ATF)がじわじわと漏れてしまうという症状です。車検は無事通過できたのですが、時折オイルを継ぎ足す必要があるわけです。今年のお盆休みに行った四国車中泊の旅の最中、出発前にオイルの補充を忘れていて、出先で慌ててイエローハットに駆け込んで事なきを得たのですが、このオイル漏れが最近になってひどくなってきてるみたいなのです。

うーん、これは本格的に修理してもらう必要があります。原因はもう判明しており、パワステのオイルクーラーパイプの劣化によるひび割れ→漏れです。車検も含めて最近お世話になっている大谷自動車さんによれば、さらに漏れがひどくなってきたら交換したほうが良いと。次の車検までと思ってましたが、さすがにそこまでは持ち無さそうです。

というわけでATオイルを補充後(お盆休み以降、グランツに乗せたままにしてる)、彼岸花の隠れたスポットだという上富田町のあるポイントへ向かいます。

昼ご飯がまだなのでコンビニでパンと飲み物購入。胃にずっしり来そうなチキン&スパイシーチリを食す。ピリ辛でおいしい(胃の不調は相変わらず。何時になったら治るんだ?!)

湯浅御坊道路を南下。上富田ICで下りて国道311号線へと進みます。

野口オートキャンプ場。本日も大盛況です。ここはSNSの拡散力や運営母体の企画力に努力もあってか、大盛況&大成功なキャンプ場になりました。和歌山にもっと人を!

目的のポイントに到着。てっきり何かしらの名前が付いたポイントなのかな?と思いましたが、特にそういったランドマークも無く、一見すると普通の川沿いにある堰堤という感じなのですが・・。

おぉ!すげー!彼岸花がいっぱいです。若干時期が早かったようで、蕾の状態もたくさんです。それでもあちこちで彼岸花が咲き誇っています。

たくさんの彼岸花。映え加工等一切してない、撮って出しの画像をそのまま載せています笑

真っ赤な彼岸花。そういえば昔住んでた男里にも彼岸花沢山生えてましたね。モグラやネズミの畑への侵入を防ぐ目的もあるそうです。

真っ青な青空と真っ赤な彼岸花のコントラストが素晴らしかったです。ここは非常に穴場!本日の観覧客は我々だけでした(帰りに一組だけ年配のご夫婦がいらっしゃってました)。

白い彼岸花もありました。最近は観賞用に品種改良した種類もあるそうです。

周りが畑に囲まれた場所で幼少~青年期までを過ごしたこともあり、彼岸花が特段珍しく感じるわけではないのですが、改めて見ると複雑で綺麗な造形ですね。そしてちょっぴり怖さも感じます。

この「怖さ」というのは幼少期に見ていた彼岸花の色が、なんだか「血」を連想してしまって、子供心に怖さを感じてたんですよね。さらにお世話になってたお百姓さんに「触ったらあかんよ!毒あるで!」と教えてもらったこともあり、やっぱり怖さを感じていたわけですが、年を重ねた今、観賞用として謎の魅力がある花なんだなと、違った考えを持つことができるわけです。

ここはまた来年、もう少し後ろの時期を狙って再訪してみたいとおもいます。

さて、まだ時間がありますので、この近辺でもう一つくらいスポットを巡りたいと思いますが、ふとGoogleマップで「八草の滝 眺望ポイント」というものを発見。八草の滝は名前だけは聞いたことありましたが、実際に見に行ったことはありません(横通過したことはりましたが、その時は見学せず)。

というわけでこのスポットへ向かうべく、国道311号線から県道36号線へ。上富田すさみ線を進みます。

やー、この辺りを走るのもひっさびさ。たしか最後にここ通過したのは2005年頃。まだGoogleマップも無い時代でしたので、地図見て適当に走ってたら迷いまくって難儀したポイントです。

詳細は以下のレポートにて。改めて見てみると・・・道中迷いまくってるな~笑

前回の続きです。国道480号線より室川林道へと進みます。室川林道よりスカイラインへは、結構な急勾配を延々と登っていく工程となります。エンジン...

そして走る事暫く、県道221号線と36/37号線のY字に差し掛かりますが、ここでGoogleマップで「小房橋」という謎の吊り橋の名前を発見。よし、そっちに向かってみよう!というわけで221号線へ左折するが、この道がえらい補足、おまけに対向車が結構きます。・・しまった、今乗ってる車はキャンピングカーであるグランツです。ほぼ1車線幅で転回することも出来ず、ひとまず道幅が広くなりそうな場所まで進むことにしますが、、

吊り橋発見!・・・ですが、当初見ようとしてた小房橋ではありません。ってか小房橋は結局見つかりませんでした。たぶんグランツで入って行けるような場所ではありません。徒歩で行くような場所でしょう。この時点で八草の滝のことは忘却の彼方に吹っ飛んでおります。転回できず、後ろに引くことも出来ない狭路を真っすぐに進むしかなくなっております。

吊り橋。久々にがっつりと山中で迷っていますが、そうでもしなければきっと見ることは無かった建造物に若干興奮を覚えつつも・・・。

吊り橋の上から水量豊富な日置川を望む。轟轟と音を立てて勢いよく流れています。

吊り橋。川からの高さもそれほどないため、スリルはありませんが、もし何かあって川に落ちてしまえば今日の流れだと絶対助からんだろうなーと。そう思うと股間が若干ゾワゾワしてきます。

吊り橋付近の様子。ここでギリギリ転回できそうでしたが、今まで走って来た道中が激狭区間のため、このまま進んで県道221号線から帰路に着くことにします。

殿山発電所付近。この辺りが本日最も狭かった区間。間違ってもキャンピングカーで走るような場所ではありません汗。場合によっては詰みます。

何とか無事に221号線と37号線のT字に到着。そしてこの辺りで完全に思い出しました。2005年の夏、ダンディー氏を連れて紀伊半島を遠征した際に、今走って来た区間を使って国道42号線に出たということを。

ストリートビューでの紹介になりますが、このビュー上に映ってる「危い!」の看板見てここ走ってたこと思い出したんですよね笑

この看板です。「危い!」となってますが、当時は「危ない!」じゃないの?と送り仮名の位置を見てひとりフルフェイスの中で突っ込みを入れてたことを思い出すという。

2005年9月撮影。随分色褪せてしまってますが、この看板で間違いないです。当時はまだこの付近は日置川町だったみたいです。

同じく2005年9月。長距離運転によって若干疲れ気味の、若き日のダンディー氏の姿。

記憶って凄い!と思うのは、こういった遥か昔の出来事を何かのきっかけでぱっと思い出すことです。そして、過去撮影していた写真を見て、記憶が確信に変わる瞬間を鑑みるに、色々と撮影しておいてよかったなと。今にして思えば自身にとってとても大切な財産になっていたと気づかされるわけです。

というわけで無事狭路から脱出できました。グランツでは本当にギリギリの車幅でした。思いつきでよくわからん吊り橋に誘導したとして、運転していた隊員3号の差すような言葉が私に向けられていたことは当然の帰結でありましょうw

ようやくトイレのある場所に到着。道の駅 ふるさとセンター大塔で放尿。ってかホントに重ね重ね思いますが、キャンピングカーにトイレ必須でした。野に放つという方法もありますが、大人(?)になった今、その行動が憚られるお年頃。まぁ最悪漏らすくらいならさすがに野に解き放ちますが、、

水分も補給。するも、くっそ甘いクリームソーダをチョイスしてしまい、余計に喉が渇いてしまう。まぁ美味しかったですがw

以前食べてかなり美味しいと感じた「紀州うまいもん家 傳八(でんぱち)」で食べようと寄ってみましたが・・・予約してない場合は3時間待ちくらいになると・・・マジデカ!!さすがに待てないので別のお店へ。

ナッツRV グランツで行く、初の車中泊レポート二日目。1日目の様子は以下をご覧ください。 7月24日 道の駅 瀞峡街道熊...

傳八の正面にあるバウムクーヘン工房でお土産にバウムを購入。ここのバウム、美味しいんですよね。

いくつかお店回るも、どこも混雑。時間がちょうど晩飯時だったのでまぁ当然ですね。というわけで比較的駐車場が空いてた天ぷらのよし平へ。ここは初めて利用します。

いやー、ここはボリュームも満点で美味しかった!天ぷらは全部揚げたて。揚がった順で次々に出てくるのでアツアツ。刺身は全部地元の漁港からあがったものだそう。太刀魚の一本揚げの天ぷらのボリュームやばし。唐揚げも美味しそうだったので頼んだが全部入らずお持ち帰りしました。ここはまた近場に来た際は利用しよう。

お腹いっぱいで大満足で外にでると、急に花火が上がる。なんか得した気分になりますね笑

印南SAでトイレ&飲み物休憩。お土産もいくつか購入。パンダサブレという、なんか目つきの悪いパンダがマスコットになってる缶のお土産があったので購入。レシート入れに使おう。

グランツでドライブに繰り出すようになった最近は、主要道路から外れた細い道は殆ど行かないようになっていたのですが、期せずして久々に紀伊半島の洗礼を受けてしまう格好となりました。

が、こういった(予定外の)工程もまた楽しいよね。ということを思い出す良い1日となりまし。まあグランツではもう2度と行かないだろう道中ではありましたが・・笑

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