先日に無事、購入してから2回目の車検を終えたグランツですが、今回は車検のついでに少しパワーアップ。LEDの車幅灯とドッグライトを新たに装着してみました。
装着後の様子。非常にイイカンジ。グランツは既に完成された車体であり、後追いで弄るようなポイントもないのですが、装備が近代化(LED)しただけでなんだかかっこよくなった気がします。
車検も無事通過。通常の点検に加えて下回りの錆止め塗装もしてもらいました。
少し懸念点がありまして、現在パワステオイルがじわじわと漏れ出してる状態です。まだ一気にドバっとなくなるようなものではないのですが、ホースの経年劣化によってひび割れが発生しているっぽいです。車検には問題なく通せる範囲らしいのですが、ここは次回の車検時には交換したほうが良いかもしれません。
尚、今年で18年目の車両(2004年登録)になりますので、重量税がさらに増額となります。特殊車両(8ナンバー)のため、通常の自家用車よりかは税金面では優遇されてはいますが、まぁ古い車体なので維持費も当然かかります。
納車から約2年。当初の予定では車中泊にしか使わんかなと思ってたんですが、予想に反して日帰りでのドライブでも大活躍。我が家の旅行スタイルにおいてキャンピングカーは大正解でありました。
車内の温度。16時の時点での気温です。断熱が効いてるグランツと言えども、夏場になるとこの高温。熱中症アラートの表示が出現しております。ヤバイ!これでも乗用車に比べれば大分とマシではあるのですが。
16時20分頃に自宅を出発。これから野迫川村へ向かいます。目的はホタル観賞。先週、先々週と見に行って消化不良気味だったため、3度目の正直にと野迫川村をセレクトです。
京奈和走ってる最中に突然の夕立。ドカっと一瞬降ってすぐ止むも、ちょっぴり涼し気な気分になりました。
それでもやっぱり熱いので途中で飲み物等を購入。相変わらず胃の調子が良くないのですが、今日ばかりは冷たいのもいっときます。ウマイ。
18時前に高野山着。時間も遅いせいか奥の院の駐車場もガラガラ。トイレだけお借りしておきます。
野迫川村まではひっさびさに県道53号線(高野天川線)から天狗木峠を経由して向かうことにします。いや~この近辺走るのいつ以来やろうかと。相変わらず細くて鬱蒼としてて雰囲気良いです。
天狗木峠(陣ヶ峰)付近まではこんな感じで1車線幅の狭路が続きます。グランツは車幅が2.1m、車高もほぼ3mあるので上下左右ともにギリギリ。木の枝がペチペチとFRPのボディーを叩く音がずっとしてましたw
天狗木峠で休憩。時間も手伝ってかさすがに誰も居ません。そういえばここ仮設トイレあったよなーと探してみるも、撤去されたのか無くなってました。
2003年夏。当時の天狗木峠の様子。シェルパの奥に仮設トイレがあります。周りの木々も立派に成長してここからの眺望も無くなってました。
看板シリーズ。左が旧。右が今。こういった過去画像と比べて現在地の変化を探すのも密かな楽しみだったりします笑
青看板の傷み具合がイイカンジで大好物な塩梅に熟成されております。このまま錆果てるまで現役で居て欲しい。
暫く辺りを散策。まぁまぁ時間も潰れてきたのでそろそろ移動再開。ここで少しだけr53からはサヨウナラ。中原川沿いの村道を下って再びr53に合流。高野豆腐伝承館の横に公衆トイレがあるようなのでそこを目指します。
少し走ってほどなく到着。高野豆腐伝承館で高野豆腐が試食できるとのことで、入館を試みてみましたがすでに閉店。まぁいつもの事ですが移動開始時間が遅いんです。
で、忘れかけてましたがそういえば今日はホタルを見に来たんでした。この付近は手つかずの自然も多く、清流中原川には数多くのホタルが生息しているそうです。
ただ、場所が山奥過ぎる点とアクセス難易度がわりかし高いこともあってか、通年大きな混雑は見たことがありません(しいていえば夏場の川遊び客で混むくらい?)。本日もホタル観賞が目的と思わしき人影は見当たらず。ってか住民の方の姿も殆ど見えません。
野迫川村自体がそこまでホタルを観光資源としてアピールしているわけでもなさそうなので、今後も知ってる人だけが知ってる穴場スポットとしてひっそりこっそり、隠れた名スポットとして存在していくことでしょう。
さて、こういった場所では現地の方のお話による情報収集が非常に有効ということを我々は知っています。本日も機会があれば話を聞いて穴場スポットを教えてもらおうと考えていましたが、人が見当たらないので仕方なし。ひとまず付近を散策してみることに。
公衆トイレ(画面左)と川に掛かる橋。ホタルは確実に居てるんだろうなと想定できるシチュエーションなのですが、現在の時間はまだ18時半。最初の出現頻発時間は20~21時頃とされてますので、それまでちょいと時間があります。
掃除が行き届いており綺麗なトイレでした。そして気になるのはなにやら燃えた後がある点。ボヤ騒ぎでもあったんでしょうか。
確実に燃えた痕が確認できます。この東屋と橋を繋ぐ階段が無かったので、燃えたのはそこでしょうか。
ローラースライダーを発見。童心に還って滑ってみるかと思いましたが、ローラー部分が錆びついているのか、スムーズに回りません。
うーん。これはダメです。ローラー部分が固着しており、普通に上を歩けてしまいます。もう長いこと誰も使ってないような感じですね。
全体的に老朽化が進んでいます。撤去されるのも時間の問題かもしれません。が、こういった雰囲気の物件が大好物なのでいつまでもここに居て欲しいとも。
ゆっくりと流れる中原川。ホタルの餌になるカワニナも上から見てる感じ結構いてそうな様子ですが、、まだまだ明るいのでホタルの様子をうかがうことはできません。
川の方へ降りれる個所があったので散策。画像奥へと進んでみます。
まだ先の方へ歩いていけそう。ダンディーな室伏さんがめっちゃ喜びそうなシチュエーション。今この場所に彼が居たとしたら、確実にパンツ一丁で川へと還っていくことでしょう。
グランツに戻って暗くなるのを待ちますが、その間に自宅から持参した弁当を食べます。出先で食う弁当は格別にウマイ!
弁当食ってたら夕焼け出現。太陽の落日は見れませんでしたが、非常にいい雰囲気の夕焼けが見れました。
現在地を確認。ホタルの出現スポットでも表記されてないかな~と思いましたが、それっぽいイラストはあっても具体的なポイントは記されず。ひとまずこの場所で暗くなるまで待って見学してみようかと。
良い焼け具合。夏はまだ始まったばかりですが、なぜか秋口の様子も伺える空模様。
辺りも暗くなってきたので、新設した車幅灯とドッグライトの様子を見てみるが、昼間見た時に比べてしっかりと光って見えます。さすがLED!消費電力は半分以下なのに視認性は拡大にUP。周りからの視認性もアップしているはずです。
左右に取り付けたドッグライトの様子も。こっちもしっかりと光ってます。が、隊員3号曰くもうちょっと明るくてもよかったとのこと。ひとまずは暫くはこれで様子見てみます。
さて、ようやくホタル観賞です。現在19時半。辺りも暗くなってきたので、そろそろホタルが出てきてもおかしくは無いのですが・・・。全然おりませぬ。・・・あっれー。もしかしてもうシーズン終了した?やっぱり見頃は先々週くらいやったんでしょうか。
と、暫く川を眺めてたら、散歩中だというお父さんと遭遇。すぐ近くにご自宅があるそうで、日課の散歩に出たらたまたま我々の姿を確認したそうで。
で、開口一番「ここホタル居てないで」。
マジっすか!?こんな綺麗な川なのに?と、色々話を聞いてみると、実はめちゃくちゃいてる場所が他にあるそうで。オススメの出現ポイントを幾つか教えて頂けました。やっぱり地元の方に聞くのが早くて確実っ・・・!
で、さらに話し込んでいたところ、高野豆腐伝承館で高野豆腐や厚揚げを作って出してる方がこの方でしたwなんつー偶然。来る時間が遅かったので今回は食べれませんでしたが、次回訪問の際は是非寄ってみます。
・・・
さて、教えてもらったポイントまで移動再開。教えてもらったポイントに到着するころには辺りはもう真っ暗に。で、少し歩いた先には大量のホタルを確認!ここは中原川の支流になるんですが、本流よりも流れの小さな支流に沢山いてるそうな。
なんとかiPhoneでもホタルの姿を撮影することができました。めっちゃいてます。川の流れは殆どない(ってか水干からびてるように見える)のにこの数とは。また来年も見に来よう!
こっちは懐中電灯ぶら下げた隊員3号が映ってしまいましたが、ホタルの姿もばっちり。
蛍見てたらそのすぐ脇に謎のカエル発見。寝ぼけてんのか全然逃げる様子無し。
逃げません。そして結構デカイ。なんかイボイボしてますが外来種でしょうか?ひとまずそっとしておきました。
最初のポイントでじっくり鑑賞した後、帰路に。その道すがら、中原川本流の方にもたくさんのホタルがいました。この付近も先ほどお父さんに教えてもらったポイントです。マジで誰も居ないので完全にホタルを独占することができました。いやー、大満足です!
周囲が完全に真っ暗な中での車幅灯&ドッグライトの様子。十二分に明るい!これ以上明るくなったら周りに迷惑なのでこれくらいの光具合が丁度良いかと。
帰りは再びr53を国道168号線方面へ。道すがら自然がいっぱい!天然の動物園と化した夜道を慎重に進みます。ってかカモシカはちょっぴり顔が怖い。
飛び出しまくってくる鹿やカモシカを避けつつも、無事に道の駅 吉野路大塔に到着。ココア飲んでほっと一息・・・でしたが、ここから五條方面へ向かう途中、猛スピードで対向してくるジムニーに遭遇。カーブの途中、猛スピードで中央線はみ出してきたのでぶつかると思った・・・!のも束の間、そのすぐ後をさらに物凄い勢いで猛追してくる大型トラック!さらに中央線を半分くらいオーバーしており、あわや正面衝突かという場面に遭遇。
ギリギリで隊員3号が避けたので事なきを得ましたが、頭お〇しいんとちゃうか?ってくらいの勢いで走ってたので、もしかするとジムニーを全力で煽ってた(または煽られるようなことをジムニーがしてたか?)のかもしれません。
せっかくホタルで癒されたのに、帰りのこの出来事のせいで癒し効果も半減。いや、考えようによってはまだ運が良かったのかも。大型トラックに真正面から突っ込まれたらたぶん助かってないですからね。
というわけで、最後にとんでもな出来事に遭遇してしまいましたが、ホタル観賞は大成功でした。やっぱり地元の方に教えていただける穴場に間違いなし。来年はメンバーも連れてみんなで見に行きたいですな!