スーパーカブを林道山カブ仕様へ改造してみる
公開日:2013/3/23 / 最終更新日:
スーパーカブは、実は林道走行にも強いという特性があります。あくまでトコトコと、景色を楽しめる程のスピードで・・という条件ではありますが・・・。特に弄る事無く、ノーマルの状態でも未舗装路はそこそこに行けてしまうわけですが、そんなスーパーカブを、走破性に関する部分は程ほどに、外観をオフロード車っぽくカスタムしてみました。
あくまで見た目だけの改造であり、未舗装路の走破性がパワーアップするといったカスタムは行なっていません。少ない費用で、大幅に外観を変更することができましたので、スーパーカブをオフロード車っぽくしてみたい、とお考えの方の参考になれば。
尚、山カブ仕様のスーパーカブで行った林道ツーリングの様子はスーパーカブで林道アタックやスーパーカブ&CT110で林道へのページで紹介しています。
改造前の状態
少し古い写真ですが、スーパーカブを納車してすぐの頃の状態です。大型リアキャリアとフロントバスケットのみの、非常にシンプルな状態です。
スーパーカブ 林道仕様カスタム
そして現在の様子はこちら。あくまで「オフロード風」なので、未舗装路の走破性は、ノーマルと比べてもたいして代わり映えはありません。
ローアングルで前から後ろから。タイヤはノーマルの縦パターンですが、オフロード風のロードタイヤに変更予定です。
2016年7月現在。ナックルガードを取り外し、ブロックパターン風のタイヤに交換。ミラーは可倒式のものを。
新たにナンバープレートフレームを装着してます。前後輪のハブ部分には、名称不明の自動錆落とし器?を装着。叔父にもらったスーパーカブに装着されていたものです。
こちらはツーリング仕様。モトフィズのキャンピングシートバッグ2をキャリアに固定してます。
スーパーカブの巨大なリアキャリアと相性バッチリです。
変更点等
現在の変更点です。特に目新しいものは無いのですが、同様のカスタムを行なう際の参考に。
ナックルガード
ナックルバイザとも。オフロードバイクでは必須とも言えるアイテムです。特に、林道走行時における草木のヒットから拳を守ってくれます。実用面でも、冬の冷たい走行風の直撃を防いだり、雨天時にもグローブが濡れてしまう範囲を最小限にしてくれたりと、役に立つ装備です。
私が装着したのは、新聞屋さん仕様のカブにも装着されている大久保製作所の特大ナックルガードです。ネットオークションや通販でも良く見かけますね。
ダックス用社外品アップマフラー
外観の印象を大きく変えるパーツその1。ダックス用のノーマルタイプマフラーです。性能面がどうとか、元々の排気量が小さいので体感的な違いは殆ど分かりませんが、排気の音質が若干野太くなり、ノーマルに比べて少し音量が大きくなります。
ノーマルのレッグシールドとマフラーの根元が干渉するかな?と考えていましたが、特に加工も無く装着することができました。
装着したところ。問題点として、右サイドカバーに干渉してしまうので、サイドカバー部分の加工が必要となりました。ただし、マフラーのセット位置をもっと上向きにすれば、ギリギリいけそうな気配はありました。私はマフラーが外側になりすぎる事を嫌ったため、大人しくサイドカバー部分を加工して対処しています。
詳しくは以下の関連記事にあれこれと書いています。サイドカバーの加工に関しては、ダックス用アップマフラーに交換 その2の中で詳しく書いています。
実際の排気音(動画)
マフラー交換後に撮影した動画を2本程掲載しておきます。
ダックスマフラーを装着してすぐに撮影した動画。外装等が外れた状態ですが、マフラーの排気音の参考に。
排気音その2。地蔵山林道にて。
カットレッグカバー
外観の印象を大きく変えるパーツその2。足元部分がカットされたレッグシールドです。お手軽にカブを林道仕様に改造するならば、一つ上で紹介したアップマフラーと、このカットレッグシールドを交換するだけでOKですね。
当初、ノーマルのレッグカバーをカットして自作をと考えていましたが、仕上がりが絶対に悪くなるのと、ノーマルも冬場用に置いとこう、ということで、アウトスタンディングさんにて購入しました。送料込みで1930円と格安です。
アンダーガード(エンジンガード)
オフロード系バイクには定番のアンダーガード。スキッドプレートというやつです。これは見た目には殆ど分からないので、無くても別に問題ないパーツなのですが、林道を走行する際、車体下部にも飛び石や枝、大きな岩等でダメージを受ける可能性はあります。それらのダメージを気休め程度にでも、防いでくれないかと期待して装着しています。
効果の程は良く分かりませんが、気持ちの中ではアンダーガードは林道仕様には必須だと思っていますので、自己満足レベルでは効果があったということにしておきます(笑)。
Yオークションにて1000円の品ですが、元々はリトルカブ用の純正品です。タイヤが14インチのために車高が低いリトルカブに、最初から取り付けられているパーツなんだとか。パーツの名称はリトルカブ C50-440 スキッドプレート ガードで、型番は50360-GCN-000。新品でも1200円程度のパーツとなります。
購入に関しては、リトルカブの純正品を取寄せるか、ヤフオクでたまに出品されているのでそちらを利用します。
>>ヤフオクでアンダーガードを検索
>>スーパーカブにアンダーガードを取り付け
ベトナムキャリア
オフロード風の味付けにはまったく関係の無い装備なのですが、なんとなく装着しています。私はヤフオクで購入しましたが、カットレッグカバーと同じく、アウトスタンディングさんでの購入がおすすめです。
オフロード風タイヤ(装着予定)
モノ自体は購入済みですが、まだ未装着です。完全なブロックタイヤでは無く、ブロックタイヤっ”ぽい”タイヤです。2.50-17を2本、前後に装着する予定ですが、同時に購入しておいた新品のチューブとリムバンドを、ゴミと間違われて廃棄されてしまったので、再度買いなおし。無駄な出費が発生です・・・。
購入した商品はこれ。オン寄りだけどオフもいける、比率で言えば7:3くらいの走破性を発揮してくれたらと考えて購入。まだ装着してないので、実際の走破性についてはまた追って報告していきます。
現状のカスタマイズについては以上です。形としては、他にもう弄くる部分は無いので、タイヤ交換が完了して一旦は完成ということになります。見た目がオフロードバイク風になるだけで、気持ち的にはなんだか林道での走破性が上がったような気持ちになります(笑)。
追記:タイヤを装着しました
その後、随分長いこと放置していましたが、ようやくタイヤ交換を行いました。バイクに乗ってて初めて経験したパンクを受けて、これはさすがにまずいとすぐさま交換(日曜日はスーパーカブで護摩山周辺の林道へを参照)。ようやく林道仕様カブ?の完成となりました。
2015年5月現在のスーパーカブ70。画像クリックで拡大。
フロントも2.25から2.50と少し幅広くなった分、以前よりも貫禄が少しだけ出た気がします。
関連記事:スーパーカブで近所の里山を散策
チェーンカバーの塗装
CT110(ハンターカブ)のチェーンカバーを意識して・・・。つや消しの黒でチェーンカバーを塗装してみました。サビだらけで見栄え的にも汚かったので・・・。見た目的にも小奇麗になったので、まあこれでヨシとします。
しかしながら、チェーンカバーだけでなく、あちこちに目立つサビの方を何とかするべきかもしれません。
タナックス ラジカルミラー(可倒式)
詳細はスーパーカブに可倒式のミラーを装着にて執筆しています。万一の転倒に備えて&藪こぎやアタックもどきの際に効果的。しかしながら、しっかりと締め付けておかないと走行中の振動で簡単に動いてしまいます。