大展望の奥高野・伯母子岳(おばこだけ)を歩く

先週の岩湧山に引き続き、今週も登ります。梅雨に入る前にできるだけ登っておこうというわけですが、今回の山行も快晴に恵まれた、非常に気持ちの良い山登りとなりました。

今回登る山は、日本200名山にも選ばれている「伯母子岳(おばこだけ)」です。登山口までのアクセスがちと難点。我々が住んでる南大阪からでも、片道2時間以上かかってしまいます。

午前8時頃に自宅を出発。京奈和道を走り、かつらぎ西ICから国道480号線へ。途中のコンビニで食料調達&ガソリン給油して、別名、西高野街道を進みます。ここからはずっとクネクネ道。もちろん酔い止め(強めのやつ)を飲んでます。

早い車にはどんどん先にいってもらいます。画像はアルトワークスにちぎられる我々。早い!

ごまさんスカイタワーに到着!ここまでで丁度2時間くらいです。今日登る伯母子岳の登山口へは、まだ少し林道を走ります。

本日の山行の友は、ご存じ隊員5号アズマさん。最近色々とあって疲れ気味なので、今日の山登りでリフレッシュしてもらいたいところ。早速ソフトクリームのディスプレイを頬張るポーズをとる等、相変わらずサービス精神旺盛です。

トイレで尿をまき散らそうと侵入を試みた隊員5号でしたが・・・内装のタイルが剥がれ落ちているそうで、現在修復中で使えないとのこと。なかなかに厳しい環境に置かれているこのトイレ、初めてこの場所に来たときから結構古めかしい状態でしたが、随分と老朽化が進んでいるようです。ごまさんスカイタワー内にもトイレがありますので、そちらで用を足しておきます。

ごまさんスカイタワーから少し北寄りに走り、奥千丈林道へ。2014年にスーパーカブで走って以来でしょうか。⇒日曜日はスーパーカブで護摩山周辺の林道へ

この付近、山々の眺望が素晴らしく、ついついよそ見をして走ってしまいがちですが、運転操作誤ると非常に危ない道中でもあります。

画像真ん中左にごまさんスカイタワーと護摩壇山。護摩壇山の様子はこちらのレポートにちらりと掲載してます。

うねうねと林道を走ります。北今西の付近に登山口があります。

自宅を出発して約2時間半で登山口に到着。駐車スペースが少なく、車4~5台分くらいしかありません。本日は我々の他に2台の車が。無事車を駐車した後、準備を始めます。

奥千丈林道側の登山口はこの辺りに。公共の交通機関は無く、最寄りのごまさんスカイタワーまでバスが出ていますが、事前に予約が必要とのこと。

⇒護摩壇山・龍神岳の登山口 ごまさんスカイタワーへのアクセス

午前10時35分に登山開始。恒例の出発前の1コマを撮影して元気に歩き出します。

新緑が眩しい木々のトンネルをしばらく歩きます。

伯母子岳は特に難しい箇所は無く、登山というよりもハイキングに近いコースらしいです。・・・が、登りも結構あります。下りもあります。登って下って、また登ってを何度か繰り返して山頂を目指すのです。

 

大きな倒木。どこから超えようかと話していると、右脇に踏み跡を発見。うまいことトンネルようにして倒木をパスできるルートが出来上がってました。

ヤマツツジ。綺麗に咲いてます。丁度今が見頃の様子。

木々の間から奥高野の山並みがチラリ。基本ずっと尾根を歩きますので、所々で展望が開けてます。

奥千丈林道。標高が上がってきたのではなく、林道が標高を下げてます。

再び倒木。これは普通に跨いで超えていきます。

アクロバティックに倒木を超える隊員5号。

横から。うっすらと海パンのようなインナーが透けて見えてます。泳ぐにはまだ時期が早いですよ。

稲村ヶ岳でも見たサラサドウダン。アセビと花の形がそっくりで見分けが難しいです。5~6月に見頃を迎えるそうです。

午前11時12分に口千丈山(1330.8m)に到着。水分補給も兼ねた休憩とします。

まだまだ序盤ですが、せっかくなので登頂記念に写真に収まる隊員5号。

「靴がぶかぶかで歩きにくいんだな~」と、このタイミングで突如言い放つ氏。靴ヒモが先端からしっかりと締まっていなかったようです。再度締め直して今度はイイカンジに。

参考:登山靴の履き方とならし・靴ヒモの結び方

再び歩き出します。靴ヒモもしっかりと締めたことで軽やかに歩き始めた隊員5号。まだこの靴になってから3回目の山行ですが、だんだんと自分の足になじんできたようです。

道幅も広くて非常に歩きやすい尾根道。歩き始めはちょっと寒かったのですが、この辺りまでくれば体も温まり、汗もジワジワと出て丁度いい感じ。

午前11時38分に牛首山に到着。先程休憩してからあまり時間は経っていませんが、景色がすごく良いのでここでも休憩にします。

牛首山の山頂の様子。狭いので3~4人くらいしか休憩できません。

牛首山から伯母子岳方面を望ム。最初、正面の山が伯母子岳かと思いましたが、この後ろ側にある様子。まだ伯母子岳は見えません。

ヤホる隊員5号。やまびこに適した場所じゃないので殆ど返ってきませんでした。それにしても、久々に大声出してみるも全然出ません。肺活量が弱ってるのか、喉が弱ってるのか・・・。

移動を再開。伯母子岳まではあと3キロ程です。

牛首山からのパノラマ。⇒別窓でのオリジナルサイズはこちら

山男が持ってそうな形のビンが地面に埋まってました。ブランデーでも入っていそう。

登って、下ってを繰り返して伯母子岳までの距離を縮めていきます。

もくもくと歩く隊員5号。おっさんの足を見ても誰も喜びませんか?そうですか・・・

 

 

道中、特に気をつけるポイントはありません。全体を通して非常に整備の行き届いた気持ちの良い道です。今日の山行が約半年ぶりの隊員5号でしたが、これくらいなら全然余裕とのこと。

道中も度々視界が開けて雄大な山並みを一望することができます。視力がどんどんと回復していくような錯覚を覚えるが、実際に自然の景観は目に優しいのであります。

先行する二人をズームして撮影。で、撮影終わってデジカメをポーチにしまおうと体を少しひねって歩き出した瞬間・・・こけました。浮き石にのっかってしまったようです。いくら道中が歩きやすくて危険も少ないからといって、気を抜きすぎました。以後歩きながらの撮影は自粛。

快調に歩く隊員5号。久々の山行なので、登りはじめからダブルストック&スローペースで歩きます。最近色々と心労が重なる出来事があったので、ちょっと痩せてしまった氏。あご周りがシュッとしましたね。ちょっとずつ普段の生活を取り戻していきませう。

・・・尚、私はここ1~2年で体重が5キロも増えましたw。生まれて初めてダイエットを意識した次第です。

大股との分岐。ここを右上に向かって登ると伯母子岳まではあと僅か(600メートル程)。ですが、ここからが本日一番の急登でしんどかった。

ここで神アイテムを入手。ストックは持ってきてましたが、この形状が素晴らしかった。Y字部分を両手で持って、「オールを漕ぐ」様に使うわけです。以後下山までこの杖を利用する。

結構な急登です。山頂に近づくにつれて角度がどんどんと増してきます。

伯母子岳が正面に見えました。もう一息!が、その前にもう一度ヤホる隊員5号。真上に向かって叫ぶという新しいスタイルを提案中。最近カラオケにも行ってない影響か、イマイチ声が出なかったそうです。

 

山頂までの最後の登り。馬酔木(アセビ)地帯の急登。今日一番の汗をここで掻きました。ここを頑張って登りきると・・・。

 

午後12時45分、伯母子岳(1344m)の山頂に到着!素晴らしい景色が360度パノラマで広がっています。

登頂記念に。まずは私と隊員5号。

全員で。三脚出すのが面倒だったので地面に置いて撮影しましたが、地面ばっかり写ってしまう失敗画像に。まあこれはこれでヨシとしますw

山頂から護摩壇山方面。非常に山深く、また目線を遮るものが何も無い大展望が広がります。

同じく護摩壇山方面と伯母子岳山頂の様子。

大峰方面。夏虫山から伯母子峠方面。⇒拡大版はこちら

護摩壇山方面。⇒拡大版はこちら

山頂にて図根点(これ三角点じゃないらしいですね)と昼飯の準備に忙しい隊員5号のセット。さて、お楽しみの昼飯にします。

隊員5号が持ってきたカップ麺の容器が膨れてパンパンになってます。で、偶然ですがすごく面白い隊員5号の水飲み現場を押さえることができました。これ、撮影用に意識してるんじゃありませんw素でこんな飲み方します。個性があって非常に面白いんです(個人的に)。

こちらはダンディーな室伏氏。まさに「水うめぇ~」の台詞がぴったりの画像に仕上がっている、隊員4号撮影の渾身の作。

微風にバタバタとなびく隊員5号のウインドブレーカー。突然の突風が吹いたら間違いなく山の藻屑となり得るかけ方をしていたので、一応回収しておきました。短い時間に色々とネタを投下してくれるアズマさんはさすがです。

お昼はこの場所で。丁度平たい場所があったのでそこでお湯を沸かす。山頂は思ったほど風も強くなく、風防が無くてもお湯が沸きました。ひっじょーに良い季候です。酔い止めがガンガンに効いているのか、気を抜いたら寝てまいそうです。

本日のメニュー。おにぎり×2、ミニラーメン、サバ缶、カロリーメイト。あとデザートにパイナップルの缶詰めです。

隊員5号はラーメン&おにぎりセットでした。今日は意外に小食?隊員3号はカレーメシ食べてました。

幸せそうにおにぎりをほおばる隊員5号。人間やっぱり食べてるときが一番幸せですね。ロケーションも手伝ってか非常に美味しく感じます。

サバ缶はちょっと暖めます。時間にして約1分で丁度良い温度に。

食後は素晴らしい景色を眺めながらコーヒーすすります。

後片付けを始める隊員5号。ふとガス缶に目を向けてみると・・・

めっちゃ錆びてます。何年前のやつでしょうか。物持ちが非常に良いアズマさんらしいです。

弥山や八経ヶ岳釈迦ヶ岳方面。釈迦ヶ岳から八経ヶ岳へと進むルートは非常に危ないルートらしい・・。

護摩壇山方面。今日先程歩いてきた方向です。人工物の類いがなんにもありません。

図根点(三角点じゃない)をポールで指す隊員5号。腹一杯で体力も回復して上機嫌。

何の花でしょうか。山頂に咲いてたスミレの様な花。

雰囲気が良くて景色も最高だった伯母子岳の山頂。後ろ髪を引かれる気分ですが、午後1時40分に下山を開始します。山小屋が近くにあるそうなので、せっかくなのでそちらにも行ってみることに。

伯母子峠まで下ります。途中で隊員5号が浮き石ならぬ浮き木を踏んでしまい、15cm程水平に移動する珍しいシーンを目撃。幸いこけませんでしたが、「コロ」の原理を身をもってまざまざと見せつけられました。

10分程歩くと山小屋が見えてきました。

山小屋全景。トイレもありますので休憩がてら用を足すにも丁度よいポイントです。この山小屋は熊野参詣道でもある「小辺路」を歩く人が寝泊まりする避難小屋としても利用されているそうです。

ここが熊野参詣道であることを表す小辺路の石柱。

伯母子峠の様子。

避難小屋の内部も見学。緊急用の寝袋と誰かが置いていった袋ラーメンがいくつか。袋ラーメンには「食べてください」の文字がありました。隊員5号は記帳ノートに何か書いてましたがその内容は・・・。

山小屋を後にし、ブナ類の新緑で出来たトンネルを見上げながら伯母子岳の山すそを歩きます。

伯母子岳、大股との分岐。護摩壇山方面へ。

バイクのミラーの破片でしょうか。怒られるかもですが、バイクで走っても楽しそうな道中でした。

木々の新緑が目に優しいですな。

行きでも休憩した牛首山で再度休憩。行動食の塩ようかんと水分補給。

大休憩の体勢に入った隊員5号。ちなみに携帯の電波はバリバリ入ります。こんだけの山奥なのに凄いです。

牛首山からも釈迦ヶ岳が良く見えました。今日はかなり遠くまでクリアに見渡す事ができました。天気も良く、気候も眺望も最高の山行となりました。

岩に根を絡ませる形で成長を続ける木々。

 

最初の倒木ポイントまで戻ってきました。今日の山登りも終わりが見えてきました。

避難小屋方面に降りたのでちょっと距離が伸びてしまいましたが、午後4時19分に無事登山口に帰着。山頂を出発して2時間40分くらいでした。

帰り支度中の我々。この後は久々に龍神温泉へ。今日の疲れを落とすことにします。

龍神温泉着。相変わらずの秘境具合です。空気のにおいがなんだかもう夏の様子です。

久々の龍神温泉にテンションも上がる隊員5号。

 

再びテンションが上がる隊員5号。でもポーズは同じでした。

入り口にチェーンソーアートで優勝したという作品が飾られていました。めっちゃリアル!

 

入湯料(700円)を払って内部へ。昔は中の様子も写真撮ったりしてましたが、今はよっぽどガラガラでないと撮影できませんw

じっくりゆっくり温もって湯上がりにまた龍神温泉の外観をば。まだまだ日があります。もうすぐ夏至。今年も夏がやってきますね。

帰りは龍神スカイラインは通らず、国道424号線経由で帰宅します。椿山ダムの辺りで綺麗な夕焼け。

椿山ダムにあるヤッホーポイント。このポイントについては過去記事にて。⇒フェロモンズで行く本宮・潮岬キャンプ

有田ICから阪和自動車道に乗り、午後8時20分頃に無事自宅着。お疲れ様でした~。龍神方面はやっぱり遠いですな。

 

我が家で飯を食べた後、深い眠りについた隊員5号。今日も細かいネタを色々と有り難う!w


今回のルートです。クリックで細かい距離や標高差を見ることができます。ブログをSSL化した影響で、動かせる方の地図を載せるとSSLエラーが出てしまうので画像版を貼ってます。

隊員5号にとっては約半年ぶりの登山でしたが、道中は殆どハイキングの様な感じで、道幅も広くて危ないポイントも無く、足慣らしには丁度よい行程だったようです。伯母子岳は丁度新緑が綺麗な時期で、眺望も良く最高のロケーションでした。紅葉の時期も素晴らしいそうですが、次回は野迫川の大股の方から登ってみたいと思います。

さて、これから梅雨に入っていくので、次の山行は梅雨が晴れてからの7月以降になりそうですが、天気と相談してチャンスがありそうならまた歩きます。

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コメント

  1. ゆっきぃ より:

    こんばんは。奥千丈線から伯母子岳に登られたのですね。
    大股からは登りましたが、こちらの方が広葉樹が多くて尾根沿いで終始眺望もよく心地よく歩けそうですね。
    紅葉も綺麗との事なので秋にでも登る予定にしてます(^^)

  2. >ゆっきぃさん

    奥千丈林道はバイクでは何度か走ったことがあったのですが、
    その途中で気になっていた分岐が登山口だとは、今回登るまでまったく知りませんでしたw
    (もちろん入り口にはバイク・自転車乗り入れ禁止の看板アリ)

    道中は登山道というよりかはハイキングコースみたいな感じで、バイクでも走れそうな程広くて歩きやすい道でしたが、
    あんな山奥でバイクにトラブルあったら帰って来れなくなりますね。
    私がそんな状態になったら、漏らして泣く自信があります笑

    今は新緑が目に眩しい季節ですが、調べて見ると紅葉も素晴らしいようです。
    紅葉見る時は大股の方から登ることになりそうですが、もし山頂で見かけたら声かけてくださいw

総計