来たぜ!Amazonプライムデー!そしてずーっと欲しかった大容量のポタ電をこの機会についに購入。決して安い買い物じゃないので随分と思案しましたが、ようやくコレだ!という商品があったのでゲットしてみました。
尚、商品がまだ届いてないので予め調べていた情報を記事にまとめておきました。同じくポタ電購入を考えている方の参考になれば幸いであります。
EENOUR ポータブル電源 P2001
購入したのはこれ。EENOUR(イーノウ)のP2001という商品です。プライムデーのお陰で¥43,760 (20%)引きの¥175,040で購入できました。
このメーカーは電源機器を主力とする会社で、ポータブル電源の他にもアウトドア関連の電化製品やインバーター発電機を販売しているOEMブランド企業となります
公式サイト:https://eenour.com/
まぁ皆さんお察しの通り中国企業の商品にはなりますが、安全性が高く、繰り返し使えて発火の心配も限りなく低いとされるリン酸鉄リチウムバッテリーは中国企業の独壇場となっており、国産品でこの価格と性能を有する商品は残念ながらありません。
2022年現在のポタ電販売でシェアが高いメーカーといえば、Anker、Jackery、EcoFlow、BLUETTIが鉄板ですが、EENOURもこれらのブランドに十分割って入れるポテンシャルのある企業となります。
EENOUR ポータブル電源 P2001の主な特徴
P2001の主な特徴は以下の通り。全部を網羅してるわけではありませんが、個人的にここは重視した、という点を出してみます。
- リン酸鉄リチウムバッテリーを採用(従来の三元系に比べて安全性が高いLiFePO4を搭載)
- 充電サイクルは約3500回
- 大容量(2000Wh/625600mAh)
- 約2時間で満充電
- 出力2000W / 瞬間最大4000W(家で利用する家電はほぼ全て動く)
- 静音設計 / UPS機能有り / 保障も2年有り
- 次世代パススルー出力に対応(内部バッテリーを介さずに家電に出力できる)
- 2000Whクラスでは最軽量クラス(22.0.kg)
購入時に希望していたポタ電の機能をほぼ満たしています。スマホ連携(ポタ電の様子を色々とスマホでモニター出来る機能)が出来ない点は残念ですが、まぁできたとしても色々と弄くるのはどうせ最初だけで、そのうち使わんくなるだろうってことで不問とします。
メインの用途はUPS(無停電電源装置)
主な用途は3つで、既にタイトルにも書いてますが、防災用と車中泊用、そして突然の停電に対応するためにUPS(無停電電源装置)としての役割を想定しています。
特に常時利用を想定しているのがUPSとしての役割です。仕事で利用しているデスクトップ型のPCとNAS(常時起動しているセキュリティ性の高い高機能なファイルサーバーみたいなものです)を突然の停電から守る用途として常時利用を想定しています。
PCもNASも、停電して突然電源が落ちると本体にかなりの負荷を掛けてしまい、最悪の場合はデータが吹っ飛ぶなんて危険性も0ではありません。
また、作業中に電源が落ちると保存してない途中のデータも消えて無くなります。これは同業者の方ならわかると思いますが、まぁ滅茶苦茶腹立ちますよね笑
出来るだけ省エネで作業終わらせて次へ行きたいのにまた同じ作業を繰り返すのは発狂モンでありますw
ウチが住んでるエリアはなぜか年に数回停電することがあります。特に雷雨の際に停電することが多く、年に2~3回くらいは停電するんですよね。こないだも激しい雷雨がありまして、もしかして・・と思ってたら15分程停電。すぐに復旧しましたが見事に作業中のデータは失われました。マメに保存はしてるつもりですが、それでも飛んでしまう情報はあるわけです。
そして、いざ停電が発生した際は、PCもNASも「ブッ・・ツンッ・・!ヒュイーーン(ファンの音)・・・」となにやら心臓に悪い音を立てて電源が落ちますので、間違いなく機器的にもアカンことになってますね。
PCもNASも仕事用のため、壊れたらとっても困ります。そして、まぁまぁ高い機材です。これらを不必要な故障から守るためにも、以前から欲しかったUPSをようやくゲットした次第であります。
P2001のパススルーはバッテリー本体を介さずに直接家電に電気を送る方式のため、家のコンセントに電源繋ぎっぱなしでもバッテリーが痛むことがありません。
これも非常に大きい。充電サイクルが約3500回となっていますので、故障しない限りは10年は余裕で使えるんじゃないかなと思います。
防災と車中泊にも利用
普段はUPSとして利用しますが、当然車中泊する時は持っていきます。
なんてったって大容量(2000Wh)。現在グランツに積み込んでいるサブバッテリーは12Vの115Ah(約1380Wh)なのですが、これで持ち運べる電気の合計は約3380Wとなります。実際は電源の取り出し効率が80%くらいと言われてますので、使える電力はもう少し少なくなるのですが、これだけあれば必要十分。
これでサブバッテリーの増設やリチウム化は当分は必要なくなりそう。少なくともウチのキャンピングカーの運用方法であれば十分すぎる電力を賄えることになります。
このポータブル電源の重量は約22kgと、数字だけ見れば結構重量がある様に見えますが、現在グランツに載せてるサブバッテリー(ディープサイクル)が容量1380Wで約24kgなので、重量と大きさが弱点と言われていたリン酸鉄リチウムバッテリーの小型化&高容量化の進化が凄いことが分かります。
2~3年程前にこの容量を実現できるポタ電があったとしたら、倍近い重量と大きさ、そしてモンスター級の価格になってたんじゃないでしょうか。
ついでにソーラーパネルも購入してみました。こっちもセール特価で26%OFFになってたので同時に購入。これ単体でもスマホやノートPC、タブレットへの充電が可能。もちろんポタ電本体への入電もできます。
それにしても・・・ソーラーも随分安くなりましたね。最近はちょっときな臭い話題が多くなってきた気がするソーラー事情ではありますが、太陽光から電気を作れるという技術は素晴らしいと思います。
防災用としての利用は言わずもがな。最低、冷蔵庫だけは動くようにしときたいので、その時が来たら(来てほしくないですが)実際に利用した感想なんかも後日書いてみたいと思います。
似たような商品が他にもたくさんある?
このP2001ですが、他にも似たような・・・というかほぼ同じスペックのポータブル電源が幾つか存在します。
- ASAGAO JAPAN AS2K-JP
- OUKITEL P2001
- FIRST MONSTER
- GRECELL 2000W
確認できた製品は上記の4つ(FIRST MONSTERはAmazonから商品が消えてたのでリンクがありません)。
外観もスペックもほぼほぼ同じ。OEM製品と思われますが、じゃあどれが最初に販売されたのかと調べたところ、ASAGAO JAPANのAS2K-JPが一番最初だった様です。
そして、このOEM元として実際に商品を提供しているのが「Bluesun Solar」という会社になります。
当然のようにこちらも中国企業なのですが、この会社が製品の開発・製造を行い、各々のOEMブランド会社に商品(中身だけ?)を卸しているみたいですね。なので、どの商品を購入しても中身に大きな差は無いということになります。
全OEM品を並べてみました。色とロゴ、形が若干違うくらいで同じ中身が使われてるというのが良く分かりますねw
見た目的にはモスグリーンでアウトドアスタイルなイーノウが一番好みです。
実は最安値はP2001じゃない
尚、上記4つのOEM品の中で最も安かった商品は「GRECELL 2000W」となります。お値段なんと¥159,200!中身はP2001と同じなのに、さらに¥15,000強も安いです。
P2001には上蓋があってその中にコード類が格納できるギミックがあるのですが、GRECELL 2000Wにはそれがありません。いざ利用する際にコード類を忘れる可能性が大な性分なので、本体側に格納ボックスがあるのは非常に使い勝手が良さそう。
よって、最安値ではありませんでしたがP2001を購入することにしました。
まとめ
円安や半導体不足を鑑みるに、今後同レベルのポタ電の価格が上がってくる可能性もあるので、ここいらが買い時ではないかなと。
そして、本格的な台風シーズンがこれからやってきます。いざ停電してから「早く買っとけばよかった」とならないためにも、早めに備えておくことにします。
後はガソリンやCB缶で発電できるエンジン式の発電機も併せて利用すれば、防災面では少なくとも電源の心配は無くなるのではないかなと思いますが果たして・・・。
同じくEENOUR社から販売されているインバーター発電機です。ガソリンではなく、取り扱いや長期保管の面で優れるCB缶が利用できます。
昼間に発電機でポタ電に入電しておいて、夜はポタ電でその電気を利用する、という運用方法をやれば騒音問題も多少は軽減できるんじゃないかな・・・と思います。