俎石山~大福山~籤法ヶ岳(懴法ヶ嶽)を歩く その2の続き。この記事で完結となります。気がつけば3記事目に突入。少し画像を使いすぎた・・・。
井関峠に到着しました。実はこの井関峠は、長年行ってみたかった場所の一つでした。まだ鳥取ダムの入り口が閉鎖されていなかった2001年頃に、バイクで近くまで散策に来たことがあったのですが、散策の出発時間が遅く、途中で引き返してしまったという過去があったためです。
当時はネットで得られる情報も少なく、これから進む先がいったいどうなっているのかまったく分からないという恐怖感(とワクワク感)でいっぱいだったことが思い出されます。
結局、この場所は車両での通行が禁止だったということを後から知り、バイクで行くことを諦めていたポイントだったのですが・・・。
車両の通行を頑なに拒むかのように頑丈なゲート。カブくらいなら右の隙間を抜けることが出来そうですが・・・。昔は地元の方がスーパーカブ等の原付で阪南市の桑畑~和歌山の六十谷間の行き交いに利用していたという話を、桑畑に住んでいたバイト先のK君に聞いたことがあったのですが、真偽の程は不明ですw
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いい味出している古い案内板。色褪せたイラストが最高ですね!
今日はこのまま井関峠から鳥取池方面へと下りますが、せっかくここまで来たのでゲートの先(六十谷方面)も少し見ておきます。
祠と六十谷方面へと下る道。日本昔話に出てきそうな、昔の雰囲気が漂う道です。ちなみに六十谷方面の登山道入り口までは、以前シェルパで散策したことがあります。
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ベンチと祠。六十谷駅までの距離を示す案内看板。
なんとも可愛らしい表情の仏様の石像。大福山と同じく花は造花でしたが、しっかりと綺麗に手入れされています。
謎の「レディース」と書かれたルート。最初は何のことか分からなかったのですが、たぶんお花摘みのことですねw気がきいてます。
井関峠に戻って現在地を確認する隊員3号。画像右に少し見えている方向を登っていけば雲山峰の広場に続くようです。
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本日の山行はこれにて終了。後はこの林道をひたすら下って帰路につきます。
井関峠の方を振り返って。六十谷方面へと下りるルートや、ここから雲山峰へと登るルート等もありますので、また訪れてみたいと思います。
どんどん下っていきます。そのうち谷側の方から水の流れる音がしてきました。いい音です。
林道名は「東鳥取林道」と呼ぶそうです。しっかりと通行止の看板もあります。車のタイヤと思われる轍も確認できましたが、治山工事や林業関係者の方々のものと思われます。
昔の走行動画を確認してみましたが、おそらくこの付近で引き返していますね。井関峠までもう少しのところまで来ていた様です。
雰囲気の良い景観が続きます。
歩いてきた方向。プチ渓谷な沢は、水量の多い夏場に歩けば、マイナスイオンを全身に浴びることが出来そうです。
険しそうな雰囲気の雲山峰へと続く道。他にも爼石山へと向かうことができるルートもありました。何度も通って楽しむことができそうですね。
道の脇に埋まっていた朽ち果てた看板。可読はもう不可能な状態。
朽ち果てた木の案内板。
廃墟と化した紀泉高原キャンプ場の管理棟(?)。
窓の隙間から建物の中を撮影。2007年に閉鎖されてから、既に7年以上が経過していますが、中はまだ比較的綺麗な状態でした。もう役目を終えた建物ではありますが、これからもひっそりとこの場所に佇みながら、多くの登山者の方たちの目に触れる遺物となっていくことでしょう。
阪南市がまだ「阪南町」だった頃に作られた鳥の巣箱。
西日と自分の影。意味無し!
自然の中に還る準備を始めている看板群。でも、まだまだ現役で働けそうですな!
静かな林道をぼちぼちと歩きます。発生元は分かりませんでしたが、杉の木?を燃やすような良いにおいが辺りに漂っていました。どこかでキャンプしてる人がいたんでしょうか。
湖畔ルートへの分岐。湖畔を周回するルートは現在通行止めになっているので、また機会があれば行ってみます。
鳥取ダムの堰堤が見えてきました。これにて本日の山歩きも無事終了。桜の園に停めてある車の所へ戻ります。
水量の減った鳥取池をパノラマで。画像への直リンクはこちら。
ダム入り口のゲートの前で、大福山でお会いした初老の夫婦の方と再開。さらに、桜の園の駐車場で帰り支度をしている際、走り去る車の助手席に乗っていた奥様が手を振ってくれました。もちろんこちらも手を振り返しておきます。今日の疲れが和らいだ気がしますね。
本日のまとめ
今回歩いた距離は約9km。途中、迷って無駄な距離を歩いてしまいましたが、それも含めて非常に楽しい山行となりました。標高差もそれほど無く、無理をして歩くような場面も無かったので、鈍った体には調度良い行程だったと思います。企画してくれた隊員3号、サンクス!次回はメンバーも誘って、3月辺りにでも・・・。
今回の工程
ルートラブというYahooのサービスに、山旅ロガーで記録したルートをUPしてみました。ルートをはじめから再生して見てみると、途中で迷った様子がよく分かります。笑
直接ルートラボのサイトを見る場合はこちら→鳥取ダム~俎石山~大福山