道の駅 瀧之拝太郎と虫喰い岩 晩秋の南紀キャンプツーリング二日目

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古座川の一枚岩を眺めながら美味しいご当地バーガーで腹を膨らませた後、次の目的地へ移動を再開。次に見学するポイントは、関西ではおなじみの某探偵ナイトスクープで「鮎を釣ってすぐに丸呑みするおじいさんがいる」というネタで紹介されたこともある「滝の拝(たきのはい)」です。

当時、この映像を見て大爆笑した(依頼主の学生が嗚咽を漏らしながら鮎をそのまま食べていた)のですが、その場所が和歌山県の山深い秘境にあるということで、いつかは訪れてみたいと考えていたポイントでもあったわけです。

国道371号線~和歌山県道38号すさみ古座線
和歌山県道43号那智勝浦古座川線
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滝の拝(たきのはい)

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・・・というわけでやってきました、滝の拝。古座川の一枚岩からは30分程走った場所にあります。
写真では滝の拝の深い淵が影の中に入ってしまいちゃんと写っていませんが、肉眼ではしっかりと見えていました。

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道の駅 滝之拝太郎へと掛かる橋の上から撮影。まさに奇岩といった佇まいの岩があちこちにあります。
某ナイトスクープでは画像右の岩場辺りから、鮎を丸呑みするおじいさんが釣り竿を垂らしていたと思います。

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非常にいい景色です。秘境度も相当に高いですね。
滝の拝は2010年3月16日に、和歌山県指定の記念物として指定されています。
ただし、アクセスし辛いポイントにあるために、人の足はあまり伸びてこないそうな。

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今度はスカイウェイブも入れて滝の拝の渓流瀑と、そこに流れる小川(古座川支流)を撮る。
朝から昼にかけてのこの時間帯、このポイントからの撮影は影が多いのであまり向いてないかもしれません。
wikipediaの方に綺麗に撮影された画像があるので、興味があればそちらも御覧くださいw

道の駅 瀧之拝太郎

もう一つ寄っておきたかったポイントの、道の駅 瀧之拝太郎(たきのはいたろう)にも寄ります。ここもアクセスが難しいポイントにあり、次、いつ訪れるかわからない場所でもあるので、しっかりとチェックしておきます。

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廃校となった小川中学校の跡地を整備して、2012年(平成24年)3月に開駅。それに先行してトイレが整備された2010年(平成22年)8月26日に道の駅登録の伝達式が町役場で行われ[3]、2011年(平成23年)3月からスタンプリーが開始された。すぐそばでは、道の駅の整備に先行して町役場の出張所、診療所(古座川町小川へき地診療所)などが入居する「小川総合センター」が開設された。また開駅後の2012年(平成24年)8月5日には小川産品直売所「瀧之拝太郎の店」がオープンした。

引用元:wikipedia 道の駅瀧之拝太郎より

道の駅として登録されたのは2010年の夏ですが、それから2年後の2012年3月に開駅。少しづつ施設が増えている様で、これまたwikiに掲載されている道の駅全景の写真ではまだ地面が未舗装の状態でしたが、現在はキレイにアスファルトで舗装済みとなっています。

道の駅 瀧之拝太郎の様子(2014/11/21)

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道の駅内には診療所(古座川町小川へき地診療所)も。

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ヘリが着陸するための目印でしょうか?簡易的なヘリポートとしても利用されているようです。
急患がでた場合はここからヘリで運ばれていくというわけですね。

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綺麗なトイレ。放尿を済ませておきます。

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瀧之拝太郎の店。入り口は開いてましたが、直売場はやっていませんでした。
どうやら物産コーナーは土日祝日のみの営業で、平日は情報コーナーだけが空いてるみたいです。
※道の駅きっぷは、平日は隣接している小川出張所で8:30~17:15の間で販売されているそうです。

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情報コーナー。町の寄り合い所みたいな雰囲気が良いです。
古座川のパンフを幾つか頂いて帰ります。

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道の駅の登録証。

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外においてあった観光案内板。その中に、あのまぼろしの滝の紹介が!数年前、この滝を求めて山中を彷徨い、そして完膚なきまでに”敗北”という2文字を叩き付けられてしまった強敵(とも)の名を、この場所で見ることになるとは・・・(参照:まぼろしの滝を求めて)!

まあ単に、行く道を間違えて辿りつけなかっただけの話ではあるのですが・・・笑。いつかリベンジしたいですね。まぼろしの滝!

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撮影条件が厳しくて(腕の問題もありますが・・・)、あまり良い絵は撮れなかったのですが、肉眼にはしっかりと焼き付けることができました。
また機会があれば寄り道してみたい名所ですね。

和歌山県東牟婁郡古座川町小川 滝の拝
和歌山県道43号那智勝浦古座川線 滝の拝付近

北上するか、南下するか・・・

さて、気がつけば滝の拝に到着してから、すでに40分程が経過しています。さすがにちょっとだらだらと散策しすぎな気がしてきたので、次の目的地へ移動することにします。

次に目指す場所は、熊野那智大社と那智の滝です。そしてここからの到達ルートを考えるわけですが、隊員3号はおとなしく元来た道を戻って、国道42号線から那智勝浦へ進むルートを提案。しかし、私の希望はこのまま県道43号線を北東へ進み、那智山の西側から進むルートを走りたい。要するに、まだ走ったことが無い道を走りたかったわけです。

しかし、地図から見ても、相当にくねくねとした「険道」な気配がする「和歌山県道43号那智勝浦古座川線」です。慎重な隊員3号は「絶対に行かない」と言って首を縦に振りそうになかったので、ここはおとなしく従うことにします。元々今回のツーリングは弟が企画したものなので、一応は個人の希望を伝えつつも、隊員3号が言うこと全てに従うことにします(笑)。

というわけで、那智山までのルートは南下コースで決定。r43→r38を南下し、国道42号線からr46(和歌山県道46号那智山勝浦線)を経由して向かうことにします。

虫喰岩と道の駅 虫喰岩へ寄り道

さて、この後のルートは決定しましたが、那智勝浦へ向かう途中にちょっとだけ寄り道します。ツーリングマップルに「虫喰岩」という名前を発見したためですが、マップルの説明には「国の天然記念物」に指定されているそうで・・・これは是非見てみたい。ってなわけで、移動距離も殆ど変わらないことなので虫喰岩へと進むr227へ左折。そして滝の拝から約25分で、虫喰岩に到着。どこにあるのかを探すまでもなく、一発で発見したこの奇岩をじっくりと見てみることにします。

虫喰岩 和歌山県道227号田原古座線

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和歌山県道227号田原古座線を暫く走ると、ありました虫喰岩!
「ツブツブ」したものが苦手な人は、ちょっと刺激の強い物件かもしれません笑

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さらに近づいて一枚。かなーり「ツブツブ」してます。

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さらに寄ります。苦手な人は閲覧注意!w
虫じゃないですよ。虫に食われたような「穴」が無数にアチコチに開いてるんです。

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虫喰岩は、熊野カルデラ(約1500万年前)の地下部分にあたる古座川弧状岩脈の一部が、風化・浸食されたもので、高池の虫喰岩(国の天然記念物)と浦神の虫喰岩(那智勝浦町の天然記念物)がある。古座川弧状岩脈には他に古座川の一枚岩、小岩脈には橋杭岩(国の名勝・天然記念物)があり、これらは日本の地質百選(No.085)にも選ばれた。

wikipedia 道の駅虫喰岩より

こことは別に、那智勝浦町にも「浦神の虫喰岩」と呼ばれる虫喰岩があるそうです。いやー、それにしても見事なつぶつぶ、ぶつぶつ具合です。これは個人的には非常に評価の高いスポットです・・・w

道の駅虫喰岩

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ちなみにこの虫喰岩のすぐ目の前に、道の駅 虫喰岩があります。バイクや車をここに止めて、ぶつぶつした奇岩をじっくりと堪能することができます。この道の駅は和歌山県下で一番新しくできた道の駅ですが、全体的にこじんまりとしていて、なんだかしらまの里に通じるものがありますね。

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できたてほやほやといった外観の建物。
国土交通省の公式HPでも、まだページが準備中で詳細を確認することができませんでした。
道の駅 虫喰岩(国土交通省近畿地方整備局 道路部 交通対策課HP)

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残念!本日は21日。物産販売所は今日は開いてませんでした。
ここは比較的寄り易い場所にあるので、また再訪することがあるかもしれません。

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現在の海抜を表す青看板を発見。直近で最も発生確立が高まっている南海・東南海地震に備えた表記でしょうか。

熊野牛?発見

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虫喰岩を後にし、r227をそのまま東進。地蔵峠を超えて古座川町から串本町へ。
その道すがら、放牧された牛達を発見。山間の自然でのびのびと暮らしている牛達を写真に収める。
もしかして熊野牛でしょうか?関連記事を一つ紹介しておきます⇛熊野牛発見(古座川町池野山)

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熊野牛様。のっそのっそとこちらに向かって歩いてきました。

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近影。カメラに目線を向けてくれました。
県道を挟んだ反対側にも牧場の施設があったのですが、県道を渡って反対側に移動するのでしょうか。

和歌山県道227号田原古座線 その1 地蔵峠を超える
国道42号線 那智勝浦町 紀伊浦神~下里付近

滝の拝を出た辺りから、またGoProの調子が悪くなる。SDの容量はまだまだあるのに、なぜか「FULL」の表示がでてしまう。走行した県道を全て通しで撮影しようと思っていたのですが、なんとも・・・。SDカードの問題なのか、本体側の問題なのかわからないのですが、ひとまずSDを別のものに変更して様子を見てみることにします。

>>熊野那智大社と熊野大滝へ続く(作成中)

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