「裏芝池から銀の峰に登れるルートがあるらしい」という隊員3号が見つけた謎の情報を頼りに、本日はそのコースを探るべく裏芝池へ。情報が未確認すぎて、真偽が分からないので実際に歩いてみようってことです。
尚、今回は場所が奥まった林道にあり、軽トラでないとちょっと厳しい場所なのでバイクで行きます。
スーパーカブで出動。弟はジェベルに跨り、午後13時半過ぎに出発。一路裏芝池を目指す。
13時58分、裏芝池に到着。釣りや散策等で良く訪れた場所です。始めてここに来たのは中学生の頃やったかな?友達数名と池の周りを散策し、友人のS氏が斜面を滑り落ちて池ポチャしました。結構思い出がいっぱいつまった場所なのです。
柵。いつのまにかこんなものが。たぶん不法投棄の対策用だと思いますが、それでも捨てていく輩はいます。
堰堤の上はちょっとした広場になってます。ここでキャッチボールもやったっけ。過去の記録を一つ紹介しておきます。
さて、銀の峰へと続く登山道を探します。池のすぐ脇に道がありますが、この道は違いますので他をあたります。ちなみにこの先は獣道化しつつも、一応は池の周りを周回できるようですが、過去散策した際にその途中で冒頭でも紹介したS氏が池ポチャしました。危険なので歩くのはやめておきましょうw
銀の峰は裏芝池の右手(東側)にあるので、 林道を下りながら登山口を探す。画像のガードレールの左右に踏み後を発見するが、入り口付近に看板があり「ミツバチ飼育中のため注意」とあった。登山口の取付きでは無さそうですが、一応確かめてみる。
先ほどのガードレール右側にあった踏み後を少し登ってみるが、すぐに藪化。戻ります。
今度はガードレールの左側を進んでみるが、こちらは道幅も広く踏み後もしっかりしてる。途中、小さな砂防ダムがあったが、それ用の管理作業道かもしれないが、ひとまず行けそうなところまでは行ってみることに。
右手には小さい沢の流れ。辺りは鬱蒼としていて静か。結構好きな雰囲気です。
今歩いてきた方向。振り返って撮影してます。ちゃんとした踏み後に見えますが・・・目印となるようなテープ類は無し。やっぱりただの作業道かもしれません。
少しづつ登り始める。踏み後はまだ確認できます。
先ほど下に見えていた沢に合流。渡渉して右側へ。
この付近から踏み後らしきものが確認できなくなる。ただ、人の手は入っている様子。たぶんこのルートはちゃいますね。もう少し進んで、そろそろ入り口に戻ろうかと考え始めるが・・・。
プチ沢登みたいになってますw小さな沢の流れに沿ってどんどん登ってます。
バリエーションルートもいいところ・・・沢も途絶えて進めそうなルートを確認していたところ、斜面の上の方に尾根が見える。
というわけで、尾根に向けて直登。結構な角度でしかも落ち葉がしけってるので滑る滑る。慎重に登ります。
踏み後はもちろんナシ。落ち葉の下に岩の層があって、それがさらに滑る!ここ、登るのはいいけど絶対に下りたくない場所やな・・・。
斜面+落ち葉+苔石。トリプル役満。でも雰囲気は良い。
もだえる隊員3号。「絶対にこの上で登山道に合流するから大丈夫」と謎の自信が逆に怖い。地図で見る限り、この上に銀の峰があるのは間違いないらしい。
斜面と格闘することしばらく。無事銀の峰へと続く登山道に合流。本来はここを歩きたかったわけですが、先ほどの取付きは完全に違いましたね。これまた後から情報になりますが、本来は緑ヶ丘からこのルートに至る取付きがあるそうで。やっぱり入手した情報は間違っていた様です。
ひとまず大汗掻いたので小休止。水分補給も済ます。銀の峰まではもう数分のところに居てるらしい。
雲山峰、裏芝池方面。位置的に、この真下付近に裏芝池林道があるんかな。いい風が吹いてます。
小休止後、移動を再開。先ほどえらいところを登ってきてしまったので、普通の登山道に若干の戸惑いを覚えつつも、歩きやすさに感動。そらそうよ。
午後2時54分になんとか銀の峰に到着!40分くらい謎の道と格闘してました。
色あせてもうほとんど識別不能に陥った案内看板。この看板から、ここは銀の峰ハイキングコース内の、第2パノラマポイントだというのがかろうじて分かりますが・・・いや~。こういった看板いいな~。
何かの残骸。足場っぽいのでここに展望台でもあったんでしょうか。ちょっと調べた程度ですが、情報は出てこず。
銀の峰第2パノラマポイントの様子。パノラマと名称にありますが、眺望はあまり良くありませんでした。
わずかに見える泉州の街並み。天気はあいにくの曇り空でモヤってますが、雨の心配はなさそう。さて、昼飯を食います。
お湯を沸かしてる間に、少し付近を散策。これまたいい味出してる案内看板。
こういった手書き看板もいいですなぁ。
三角点・・・ではないらしい。周りにはかわいらしい松の木が。
お待ちかねの昼飯。本日も相変わらずのカップ麺。
ですが、今日はおにぎりと昨日の晩御飯の残り物も持参。いつもよりかは豪勢な昼食となりましたw
やっぱりカレーヌードルが好きなんです。
飯を食いながら、先ほど歩いてきたルートを確認。この地図がなければ絶対に歩かないような場所でした。地図、とーぜんですが超必須のアイテムです。
食後にコーヒーも淹れる。今日はミルク入りです。コーヒー飲んでまったりしてると、先ほど我々が歩いてきた方向からナイス淑女なマダムが。どこから歩いてきたか等、色々と情報交換を行います。
んで、この方、全然そうは見えなかったのですが、我々よりも40以上も年上の方でしたwびっくりした!この付近も何度も歩いていて、庭みたいなものだとおっしゃっておりました。で、そこに食らいついた隊員3号、「裏芝池から銀の峰へと登れるルート」の事を質問しますが、そんなコースあったかなぁというお返事。最終的には緑ヶ丘から登るルートのことじゃない?というお返事を頂く。
先ほどのマダムはこのまま銀の峰第1パノラマをを目指すそうで。お互いに「お気をつけて」と、「また会いましょう」の言葉を交わして、我々も帰宅の途に。
今日の目的がこの銀の峰第2パノラマに裏芝池から登るということでしたので、もう目的は達したわけです。しかし、隊員3号はどうも納得がいってない様で、戻りながら裏芝池に降りるであろう、登山道を探してみようということに。
正直登れたからもういいんじゃない?と思いましたが、ここは大人しく従っておくことにします。
午後4時過ぎ、下山開始。最初は先ほど歩いたルートをピストンする予定でしたが、 あの斜面を降りたくないのと、本来の登山ルートを確認するために緑ヶ丘方面へと向かいます。
先ほど歩いていた沢。上から見ると、どの位置からどうやって登ってきたのかが良く分かります。
木々の間から玉田山が見えます。この山、実は古墳らしいです。地元の人間なのに知らんかった。
お~!いい眺め!泉州の街並みと山々の景観が組み合わさってなかなかにいい場所。
雨山も見えます。その後ろにゲートタワービルと関空の連絡道。我々が住んでる大阪南部は、利便性がよくて災害も少なく、しかも少し歩けばこんな素晴らしい登山道もある。山も海もある。今更ながらに、すごくいい場所に住んでるんだなと再確認。
若干ザレてる箇所も。ただ、危険な箇所も殆どなく快適に歩けます。
泉州の街並みを右手に眺めながら、緑ヶ丘方面を目指します。道中に裏芝池方面へ降りれそうな分岐が無いかも探しますが、それっぽい道はありません。
雨山とその下を貫く雨山トンネル。この位置からじゃないと、雨山の全容は見れませんね。
下り始めました。道中、分岐のようなものは無し。裏芝池からはどんどん離れていってます。 隊員3号もさすがにあきらめたみたいですw
この付近はちょっと危なそう。足場が谷側に傾いており、しかも滑りやすいので慎重に。
時折開けて、雲山峰を含めた和泉山脈の山々が眼前に広がります。
林道も発見!行きはこの画像に見えてるあの付近から登ってきたわけですが、見渡す限りでは登山道のようなものは確認できず。今回は発見できませんでしたが、もしあるのであれば一度は登ってみたいルートですね。
歩きやすい道中をテクテクと進む。そこそこ歩かれてる様で、第2パノラマでお会いしたお母さんも、このルートを歩いてきたということが分かります。
玉田山。後ろから見るとこんなんなってたんか。私の母校もちらっと写ってますw
写真撮りつつ、景色もじっくり眺めつつも、銀の峰第2パノラマから約20分少々で緑ヶ丘に着地。取付き付近には貯水槽?がありました。
さて、結局緑ヶ丘まで降りて来てしまいました。このまま自宅まで歩いて帰れば早いのですが、裏芝池にバイクを置いてきてますので、そこまで取りに行かなければ。
道路まで降りてまた裏芝池方面まで歩くの面倒やな~と考えてると、途中で何やら怪しい分岐を発見。なんか裏芝池方面に降りれそうな気がする・・・。丁度地元の方がいらっしゃったので、ここを下りるとどこへ行けるのかを聞いたところ、裏芝池方面に行けると!これは行くしかないだろうということで、謎の階段を降りることにしました。
階段を1分程降りると、見覚えのある林道に着地!あぁ、こんなとこに降りてくるんか。池はまだ先にあるんですが、それでも大幅なショートカットになりました。先ほど情報を頂いたお母さま、有難うございます!
あとはもう、ひたすら歩くだけ。まあ、微妙~に距離はありますが。
かかし。一瞬ぎょっとした。
仲のいいかかし。
見つめあうかかし。いやーバイクや自転車では何度も走った場所ですが、歩くことで気づく景色もいっぱいありますな。
小さな川の流れ。子供時分を思い出させる、懐かしい情景。しかしながら、左上に見えるかかしにまたぎょっとさせられるwちょっと怖いw
雰囲気が良い橋の上で小休止する隊員3号。
移動を再開。本日最後の一歩きです。
ガードレールポイントまで戻ってきました。結局ここは取付きでもなんでもなかった様です。
5時14分、バイクを置いてあったポイントに到着。これにて本日の山行も無事終了。帰ります。
今回歩いた経路。約5キロの山行となりましたが、実際に歩いた登山道の距離としては2キロほど。後は舗装路と林道を歩いていただけです。結局、裏芝池から直接登れるようなルートは発見できませんでしたが、楽しかったので結果オーライ。また機会があれば、引き続き取付きを探してみたいと思います。ほんとにあるのかどうか分かりませんがw
□追記:今回のルートも含めて、雲山峰まで登った山行を追加しました。こちらも併せてご覧ください。