前半の続きです。昼食後、あとは堀河ダムへと下山するルートを真っ直ぐに歩くだけ。途中に分岐は殆ど無く、50分程で谷まで降りることができるはずでしたが・・・ここから暫く山中を彷徨うことになります。
広場から少し歩くと脇に下山ルートの入り口があります。
幅も広く、足場もしっかりとしていて非常に歩きやすいコースです。
軽快に歩いてきます。
遊歩道の部分に大きくせり出した形で成長を続ける大木。
これ以上大きく成長してしまうと、自分の重さによって倒れてしまいそうですね。
フカフカした踏み心地が楽しい落ち葉ゾーン。
午前中の登りに比べて格段に楽な行程に、つい頬が緩むT谷。
分岐で立ち止まる、ナビゲーターの隊員3号。
尾根へと進むか、下るのか迷っているようです。
結局、尾根を真っ直ぐに進んでいくルートへ進むことに。
「迷ったら尾根を進む」ということらしいです。
隊員3号に渡された山地図を見ていると、一度大きく山を巻く地点があるのですが、この分岐がそれなんじゃないかなと思っていたのですが・・・。今回もナビはすべて隊員3号にまかせてあるので、後に続いて歩くのみなのですw
謎の蔦(ツタ)植物にストックを絡み取られそうになるT谷。
山は危険がいっぱいなのです。
何かを指差す隊員3号。地図と地形から、現在地を把握した様子。
・・・しかし、暫く歩くと踏跡が無くなり、これ以上進めそうにありません。
辺りを観察してみると、右下の方に進めそうなルートを発見したのでそちらへ進むことに。
この地点からは降れそうに無かったので、少し戻ります。
いくつかの藪を抜けて戻るのですが、その途中で見覚えのあるコンパスを発見。
大事な道標となる道具を落としたのは誰だ!>隊員3号です
無事コンパスを回収して、もう一本のルートへ進みます。
T谷、負傷!朽ちた枯木から出ていた枝で擦りむいたようです。
たいしたことが無さそうなでよかったですが、、さあ、いよいよ厳しくなってきた!
尾根から少し降りて、脇にあった踏跡を頼りに藪地帯を進みます。
赤テープを発見!地図に記されている本来のルートに戻ってきたようです。
どうやら山を迂回しなければならないルートをまっすぐに進んでしまったようです。
ここまでくればもう道に迷うことも無いだろう、ということで足取りも軽くなりますが・・・。
まだまだ気の抜けない下りが続きます。
動画:1分過ぎからロープ伝いに下る急勾配ポイント。結構危ない・・。
本日最大の難所が、このタイミングでやってきました。
スリリングな下りが暫く続きます。ロープを頼りに慎重に下っていきますが・・・。
過去に経験した自衛隊の体験入隊が生きたと言うT谷。
危なげなく降っていました。
こんな感じの急斜面を下っていきます。
ロープを括りつけている木が抜けてしまい、宙ぶらりんの状態になっている箇所もありました。怖っ!!
どんどん下っていきます。ロープ地点もここで終了。
なんとか無事、下まで降りることができました。
再び平坦な尾根に。堀河谷まではもうすぐです。
分岐。真っ直ぐ進んでしまいそうになりますが、左へ下っていきます。
辺りが明るくなってきました。
松の木が生える岩稜地帯。道が崩れやすいので、なるべく真ん中付近を歩くようにします。
本日最後の急な下り。慎重に降りていきます。
無事、谷まで降りてきました。ササ峠から殿尾山、お菊山へと進むルートはまた次回にでも。
錆びて良い味を醸し出す案内板。まだ文字は読めますね。
昨日の雨で水量を増した堀河谷の沢。
この付近は夏場の避暑地としても良いポイントですね。
というわけで今日の終わりに集合写真で〆。
車を置いてある駐車場まで戻ります。
こんな感じの地図には乗っていない取り付きが何ヶ所かあります。
松茸を収穫する際に利用されている入山ルートでしょうか。
小さな滝。雨上がり後に出現する幻の滝です(w
雰囲気の良い堀河ダム上流の沢。
帰りしなに、少し寄り道して以前寄ったことのある謎池を見学。
T谷が巨大なカエルを目撃したらしく、えらく興奮していました。
池の南側に回って。
この先にも登山道らしき道が続いていましたが、本日の散策はこれにて終了。
そういえば堀河ダムの北側で大きな崩落があったようで、道路が寸断されていました。
かなり大きく崩れています。復旧までには時間を要しそうな気配です。
崩落現場の近くから梵天山の展望台が見えました。
すぐ近くに見えるのですが、なかなかに険しくて楽しい道中でした。
最後に入念にストレッチを行っておきます。お疲れ様でした。>一行
自宅に戻ってから隊員4号と合流。本日の山行を報告します。
そして、実は二日酔いでフラフラだったらしいT谷。簡易ベッドで休息をとってます。
前日夜まで続いた大雨を見て、「今日は山登りは無いな」と思い、飲みに行ってたらしいです。
今回の行程。今回もまたまた道に迷ってしまいましたが、無事に戻ってこれたので良しとします(ほんとはダメですが・・)。今回歩いたルートは、平坦な道が少なく、若干危険と感じる場所もありましたが、その分変化を楽しめる道中でもありました。
そして今更ではありますが、堀河谷から時計回りで進むコース(今回とは逆周りのコース)で歩いたほうが迷わずに進めた可能性が高いですね。また梵天山へ登る際は、時計回りのコースで歩いてみたいと思います。