堀河ダム/高倉林道/お菊松
この記録はフェロモンズで執筆した内容をシェルパーズ用に再編した記録となります。オリジナルのレポートはこちら。
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苦しみます・デブ☆(正しくはクリスマス・イブ)を 前日に控えた12月のとある23日。 スッキリくっきりと晴れ渡った青空に誘われ、 ツーリング・登山・キャッチボールの3大アウトドア行事を行いました。その様子を、幾つかのページに分けてお伝えしたいと思います。 |
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・・・ってなわけでして、早速我々は、各自自分のバイクに跨りまずは堀河ダム入り口まで向かうのでありました・・・。 |
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作戦会議
黒木兄弟、隊員4号の3人で自宅を出発した我々は、まずは堀河ダム入り口にある、とある廃墟にてこれからの工程について話し合うことにしました。
ついでに、この廃墟にて辛うじて生きている自販機にて、飲料を購入。ぬかりはありません。
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堀河ダム、北側入り口前にて作戦会議中の我々。
朽ち果て忘れ去られたこの場所からは何かのオーラが出ているような気がします。 |
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これからの工程が決まりました。 隊員4号の指差す方角へ進むことにします。リーダーの隊員4号曰く、「アチラの方から何かを感じます。キテマス」だそうです。 |
水分も無事確保した我々は、隊員4号の大号令の元、堀河ダム北口から堀河ダムへ進むことにしました。この堀河ダムから伸びる林道の中間地点に、今回目指す登山ルートの入り口があるのです。 |
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鳥取ダム突入!
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堀河ダム北口から、まんまと堀河ダム潜入に成功した我々は、意気揚々と高倉林道入り口へ向かいました。・・・が、その前に堀河ダムにて記念撮影。ダム横の壁画には、魔女○宅急便に出てきそうなクロネコが描かれていました。すりすりふさふさ。 |
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←石碑の前で記念写真の準備。
ダム完成記念の石碑。→ |
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ひとまず堀河ダムの碑の前にて、記念撮影。これから突入する、厳しく険しい高倉林道突入のための鋭気を養います。遊んでるように見えますが、違います。鋭気を養っているのです。本当です。
で、しばし辺りを散策していた我々の目に、とんでもないモノが・・・!!! |
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高倉林道
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誰や!こんなオモロイ悪戯すんの!!
そっち(北東)はどちらかというと、滋賀県じゃないですか?
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命からがら、「あっちが京都です」の罠から脱した我々は、無事高倉林道入り口に到着する事が出来ました。ふ~、危なかったな。もしあの看板を信じて突き進んでいれば、今頃金閣寺ですよ。琵琶湖かもしれませんが・・・。
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堀河ダムを周回する道を暫くすすむと、登山道へと続く林道、高倉線が見えてきました。いよいよ道無き道への侵入の開始です。各自、最終マシンチェックに余念がありません。路面のチェックをしていた隊長なんぞは、う○こ爆弾を発見!見事これを除去することに成功しました。もしこのまま気づかずうん○爆弾を踏みつけていたらとおもうと・・・。
大事には至らず、ホッと一安心した我々。気を取り直して、林道の深部へとバイクを走らせることにしました。 |
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絶壁な入り口
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高倉林道は、基本的には走りやすい林道なのですが、ところどころにこぶし大の落石があったりするので、慎重に走行しなければなりません。本日も例に漏れず、落石や轍に気をつけながら、登山道入り口までの道のりを進みました。
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高倉林道入り口から走る事数分で、高倉林道からの登山道入り口へ到着しました。上の画像を見てもらえばわかる通り、これから目指す「お菊松」への道のりは、辛く険しいものとなります。傾斜もおおよそ50度程有り、転がり落ちないように細心の注意を払いながら登らなければなりません。過去(6年前)に我々がここへ侵入したときに、アズーがこの斜面を登りきったところで転んでしまい、修羅場と化した苦い経験があります。なので、今回は慎重にこの斜面を登り、無事クリアし、お菊松へと続く登山道へと侵入することに成功しました。
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斜面を登りきりふと後ろを振り向くと、そこには泉州の山々が顔を出していました。ぜっけーだ! |
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↑パノラマ。 |
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↑動画 |
・・・というわけで、次はいよいよ登山編! |
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歩いて歩いて・・・
一つ目の関門の急坂をクリアしたとはいえ、まだまだ危険がいっぱいっぽいこの登山道。細心の注意を払いながら、一歩一歩進む事にします・・・。
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辺りは鬱蒼としていて薄暗く、足元は少しぬかるんでいる。
足を踏み外さないように、注意して進む。
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隊員4号、倒木だ!危ない!!
危うくぺしゃんこになるところでした。やはり危険がいっぱいだ。
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今日は23日なので、もう大丈夫ですよね山主さん?
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道はまだまだ続く・・・。
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達筆な注意書きで、登山者に注意を促す看板。
バーコード貼ったままなのが、我々的にポイント高いです。
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高度も大分上がってきたのか、日の光が差し込みはじめる。
お菊松は近いぞ、皆の衆!
(この時点ですでに隊員3号が脱落しています。→参照)
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隊員4号「あ!?アレはなんだ!!」 |
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お菊松
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お菊髪結いの松
豊臣秀次の妾であったお菊は、紀州名草郡山口村の代官・山口喜内の嫡男、兵内に嫁いだが、新婚5日後、兵内は大坂夏の陣で大坂城に馳せ参じた。
徳川方の紀州領主浅野長成の大軍が和歌山から進攻する情勢を密書に託し、お菊は夫の後を追い大坂城へと向かいました。街道を避け、山道を踏み分け、風吹峠を越え、泉南市の堀河谷(ほりごだに)あたりから松の大木がそびえる納経山に辿り着いたころ、お菊は自らの髪を切って男装し、その髪をかたわらの松のところに埋めたと伝えられる。
・・・というような伝説のあるお菊松。6年前に行こうと思い、結局いけなかったお菊松に、今日ようやくたどり着く事が出来ました。
ところで、どれがお菊の松?石碑があるだけで、松は見当たりません。というわけで、家に帰ってからネットで調べてみたところ、こんな事実が!
「現在は枯れて無くなってしまい、記念の石碑が残されるのみとなっています。」
なるへそ。そういうオチですか。 松と名前がついてるくらいなので、てっきり立派な松の木でもあるのかと思っていました。 |
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お菊松にある石碑その1。 |
お菊松にある石碑その2。
食べかけの蜜柑のお供えがあった。 |
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とりあえずお賽銭をし、隊員4号としばしこの場で休憩することにします(実はこのとき、ずっと辺りで人の話し声が聞こえてた。他の登山客?と思ったが、だーれも歩いてる様子は無い・・・)。 |
我々は右の市民の里方面からきました。 |
さて、ここまで来るだけでも数十分を費やしました。入り口で待っている隊員3号が心配するといけませんので、そろそろ引き返す事にします。行きはよいよい帰りは怖いといいますが、我々としてはその逆であります。次は府民の里へ降りて、キャッチボールだ!! |
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お菊松からみえた泉州の町並み。 |
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下山
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帰り道の最中、はるか遠くに、なにやら電波塔のようなモノが見えました。過去我々が遠足しにいった電波塔でしょうか? |
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上の画像の中央拡大部。分かりにくいですが、画像中央にうっすらと電波塔が見えています。ここで電波塔にまつわる、アホアホなエピソードを一つ。
上記でリンクしている遠足へ行った時、電波塔から相当距離のある筈の黒木家が、かすかに見えたんですよね(ビデオカメラ持って来てたのでズームしてみたら見えたのです)。
そこで、時同じく黒木家にいたアッキーに連絡し、「今そこから見える電波塔に居るから、ビデオカメラでズームして見てみて。」と言う事になったんですよ。アッキーと電話しながら、電波塔から手を振ってみたり何かを光らせて見たりと、今考えても背筋がゾッとするアホさです。
そもそも、ビデオカメラでいっぱいにズームしてかすかに家が見えるくらいなのに、普通に考えても見えるはずは無いんですけどね。そんなおバカな我々は、有る意味希少だと思います。 |
・・・話を戻して、再び登山道を下ることにします。
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入り口まで、無事戻ってくる事が出来ました。ホッと一安心。先にバイクの元へ戻っていた隊員3号によりますと、我々が止めているバイクが原付の二人乗り(見た目高校生)にハイエナされる寸前だったそうです。ぎりぎりセーフ。オフロードバイクの何をパクルねんほんまに。というかこんな山奥に何用だったんでしょうかねその二人組み。
ちなみにこの林道には、なぜか度々暴走族崩れの方々に遭遇することが出来ます。下記URLの動画を是非参照してください。
99年2月7日撮影。この動画の、5分55秒過ぎからにご注目下さいませ。我々と族との、仁義無き戦いの全記録です。4分50秒過ぎに、お菊松への登山ルート入り口も映っています。 |
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またまた話が逸れてしまいましたが、「お菊松を探せ」ミッションはこれにて終了。約6年の歳月をかけた壮大な計画は、今ここに幕を閉じました。
・・・いや、単にめんどくさがって今まで行ってなかっただけなんですけどね。 |
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お菊松探索が終了し、お次は本日のメインイベント、キャッチボール。 |
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新家球場にて
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高倉林道を抜け、無事新家球場へやってきました。ここで合流予定だった隊員7号に連絡してみたところ、今向かっている最中のようです。我々3人だけで先に肩慣らしだけでもやっておく事にします。 |
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なぜかバント練習に時間を費やす隊員3号。 |
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もいっちょバント練習する隊員3号。 |
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まだやるか?バント練習にやっきになる黒弟。そのくせ全然上手くなりません。 |
・・・この後、しばらくして隊員7号も合流。、4人で出来る練習といえば限られてきますが、ノックや守備練習を中心に、心地よい汗を流しました・・・。
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もう日が暮れてきた・・・。
12月はほんとに日が浅いです。 |
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この後、日が暮れて真っ暗になるまで活動した後、黒木家に帰ってなぜかバーベキューパーティーを開催。今日はツーリングに登山、そしてキャッチボールと全快活動だったので、肉が進む進む。本日消費したカロリーを補うべく、我々は肉とレタスを貪り食いました・・・。
本日のような、中身の濃い活動をこれからも続けようと思うと同時に、”登山”の面白さに少しずつ目覚め始めた男里フェロモンズの部員でありました。待て!次回の登山レポート!! |
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