お盆休みを利用しての、一泊二日の和歌山一周ロングツーリング(旅行)記録。去年は同時期に、CRM50で黒沢ハイランドや有田市含む42号線を走り、バイクが非力なので山道を登らない+夏の猛暑+排ガス+車の流れに乗れないで、意識が遠のきそうになった時期でもある。ちなみにこの出来事が二輪免許取得のきっかけにもなった。まあ毎年恒例になりつつあるお盆休みを利用した旅行記って所です。
和歌山一周(一部奈良県)ツーリング
8/14
家族水入らずの旅行のはずが、なぜかダンディー室伏が着いてきています(笑)。そういえば去年のお盆の黒沢牧場巡りもこの男といっしょでした。まあいいか。真昼の移動を避け、少し気温が下がり始める午後4時過ぎに一路、本州最南端の潮岬へ出発!阪南I.Cから、南紀白浜方面へと南へバイクを走らせる。
高速に入ってすぐ、紀ノ川サービスエリアで遅い昼飯を食べる。軽めにサンドイッチ。普通にウマイ。ダンディーはコーヒー。飲み方はやっぱりキモイ(笑)。2、30分程して再び出発。このまま海南東、海南と進み、日本一料金が高いといわれている海南湯浅道路を走るというルートで、潮岬を目指す。道中、緑の山々で目の保養をし、幾つかの長~いトンネルを走りつつ、アベレージ90km/H程で巡航。シェルパでの高速巡行はこの辺りの速度が限界。空いてる右車線を数々のリッターバイクがかっ飛ばしていく。川辺IC手前にある長いトンネルですれ違った隼はかっこよかった!・・・ここでちょいとしたアクシデント発生。シェルパに取り付けている自作の風防が、トンネル出た瞬間の風圧で吹っ飛ぶ。あ!と思った瞬間、メータバイザーは腹に張り付いた。そのまま御坊IC料金所で無事回収。しっかり取り付けなければ・・・。とにかく、阪南ICから走り出して4、50分程で御坊ICを下りる。湯浅道路終点。R42号線に合流し、ここからひたすら海沿いを走り潮の岬を目指す。
そのままR42を、右手に見えるマリンブルーの海を見ながらのんびり走る。印南町、田辺市等を走り、南紀白浜アドベンチャーワールドのある白浜町へ。この辺りは凄い込む。お盆も重なってるから当たり前。走行スピードが落ち、黒のジャケットがまんべんなく光を吸収する。熱!その後も4、50km/h程の速度で42号線をひた走る。途中ですれ違うバイク乗り達とはもちろんピースサインを交わす。
阪南ICから走ること2時間。42号線の土産屋(みなべ町 井上梅干食品さん)で休憩。ここでようやく目的地の潮岬まで後半分ぐらい。当初の予定では一気に行くはずが、さすがに水分が不足気味&少し疲れが出てきていたこともあり休憩。この土産屋で和歌山名物?梅アイスを食べたが、どうやらお口に合いませんでした。実は梅干しは少し苦手なのです。ダンディーはこのクソ暑い中、プリンジュース。変人。
その後も、飽きるほどマリンブルーな海を眺めながら、ひたすら走る。熊野街道大辺路にさしかかる。日は殆ど落ち、真っ暗では無いが対向車のライトが目立ち始める。道の駅イノブータンランド・すさみでトイレ休憩。親子ずれの子猫がいた。やたら人懐っこく、なんかをねだってくる。残念ながら手持ちは無いので、子猫を撫でるだけ撫でて出発。再び走り始める。早く民宿に辿りつかないと、大変なことになる。今回の旅行、実は宿の予約はとっていませんでした(笑)。「どこかそこらへんに泊まれる民宿があるだろう」と軽い気持ちだったのが災いしました。よう考えると今はお盆。やべぇ・・・!イノブータンランドから一時間ほど探し回った結果、潮岬の灯台が見える、すぐ脇の民宿「にしだ」に滑り込むことが出来た。せ~ふ。
かくして、ホッと一息を部屋でつく我々(↓画像参照)。と、なにやら怪しい掛け軸がありました。掛け軸の裏を見てみましたが・・・なにもありませんでした。ちょっと残念。
滑り込みで民宿に入ったのに、しっかりと夕飯を用意してくれたこの旅館の人はえらい!みんな程よく疲れていたので、夕食を食べ風呂直行。ここで日本各地をバイクで走ってるというにーちゃんと遭遇。バイクの話になり、「君、何に乗ってるの?」と聞かれ、「スーパーシェルパっす」と言ったら、「マニアックだねぇ」と言われた。そうなのか??と思った。風呂入った後、潮岬灯台へ行ったり(閉まってて入れなかったが)夜空鑑賞会等した後、就寝。が、なかなか寝付けず。静か過ぎなんですこの場所。聞こえるのは虫の音と遠くから聞こえる波の音、そしてダンディー室伏のうなされ声・・・。この男、なにかに取り付かれたかのような唸り声を上げます。怖いです。
8/15
次の日の早朝、黒木兄弟(弟)と2人で、ここから程なく行ったところにある大島から日の出を拝もうと移動開始。晩に「行くぞ」と言って念を押しておいたのに、ダンディー室伏は起きそうになかったのでほってきました。それにして大島から望む海は、さすが本州最南端だけあって、地平線には海しか見えません。しかもこころなしか、海が丸みを帯びています。日の出も最高に綺麗で、わざわざ早起きして見に来た甲斐があったってもんです。
しばし日の出を拝んだ後、民宿に戻り、質素な朝食(卵かけご飯が最高!)・朝風呂の後、午前10時頃に民宿を出発。前の晩風呂場で話したにーちゃんは、すでに旅立った後でした。まあそんなわけで、和歌山(ほぼ)一周ツーリング二日目に突入。民宿を出発し、真っ青でキラキラ光る広大な海を右手に見ながら、国道42号線をひたすら走り続けます。
途中、何台ものバイク野郎達とサインを交わしながら、1時間後に那智勝浦の滝へ到着。早速拝みにいこうじゃないですか。日本一の滝を!
駐車場にバイクと車を停め、那智勝浦の大滝まで徒歩で近づきます。日本一というからには、どれほど凄い滝かと思っていましたが、どうやら折からの水不足によって、水量が激減していたらしく、なんかちょろちょろって感じでした・・・。滝の下まで行こうと思ったら、なんかしらんけど金払わなきゃいかんらしく、あっさりとあきらめる(笑)
どっちかというと、滝の眺めよりも、こっちの山の眺めの方が感動しました↓。
またここには、水量の多い月に来なければ・・・。後ろめたい気持ち(はあまりなく)を引きずりつつも、次なる目的地へ移動開始。この那智の滝から42号線へ合流するまでの道が大渋滞してて、このクソ暑い中に黒ジャケットという暴挙も手伝って、本当に意識が遠くなる気がした。いや、実際気が遠くなった。脱水症状起こしかけ。まあなんとかその渋滞も抜け、大阪の海とは比べ物にならないほど綺麗な海(←しつこいですがホンマに綺麗)を眺めつつ再び42号線を走る。海の色は、どちらかというとエメラルドグリーン、またはマリンブルーっぽく見えました。この後海で泳ごうと計画してたけど、地元の人の話ではすでにクラゲが発生していて、泳ぐのは危ないとの事。というわけで、このまま42号線を進み、熊野川沿いを走り途中にある清流、高田川で泳ぐことにします。
そういえば、昼食取ろうと思って寄ったどこかのレストラン(面構えは立派)で食べたハンバーグ定食、値段ぼってるくせにクソまず!しかも長時間真夏の下を走ってたせいもあり、腹減ってるのに全然食べれなかった。
さてさて、熊野川沿い、168号線を走り、高田川とおもわれる川の横を通る県道へとバイクを走らせます。う~ん、山の中の道だけあって、急に気温が下がったみたいで快適そのもの。横を流れる川も、どうやら高田川で間違いないみたいです。適当な場所を探して、さっそくスイム。結論から言いますと、はっきり言ってこの川綺麗過ぎます!!川へ潜ってみると、イワナや鮎の稚魚が、水中眼鏡をつっついてきます。 鮎の稚魚がいることからして、まず間違いなくこの川は綺麗だといえます。水温はおそらく15~6度ぐらいで、かなり冷たいです。しかしこの日は、和歌山県全域で35度を超える猛暑。気持ちのいいことこの上無しでした!やっぱり海より、山でしょう!(個人的な意見)。通称、男里の野人ことダンディー室伏も、存分にこの川を堪能していました。
川で泳いだ後は、この川から上流へ3kmほど行った先にある温泉、雲取温泉へ行って今回のツーリングは、実質的終了です。気が付けば、総走行距離も500kmへ近づき、和歌山をほぼ一周したというのが分かります。とりあえず温泉へ浸かり、しばらくゆっくりした後、午後5時40分に雲取温泉を出発。一路大阪府泉南市に向けての、約3時間の夜間山道走行です。高速道路などは使いません。というか、高速を使おうと思ったら、かなりの距離を戻ることになり大変です。
途中、いったん奈良県に入り、十津川村、大塔村を経て、午後11時過ぎに自宅に到着。無事家に帰ってくることが出来ました。何事も無く無事かえってこれた安堵感と、二日分の総運転時間がこたえたのか、そのままバッタリと眠ってしまいました。
大体のルート
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