わたらせ温泉(2001/7/22)
熱帯夜が続く7月21日の夜、ウチに来れば日付が変わるまで自分の家に帰らないアッキーと話していた。「渋滞に巻き込まれないように道路を走るにはどうすればいいか?」。詭弁が飛び交う中導き出された答えは、「夜中に走ればいい」だった・・・。というわけで早速、家から約4時間程の場所にある、西日本一の露天風呂を誇る「わたらせ温泉」へと向かうことにした。
PM11:50分頃、わたらせ温泉がある和歌山県本宮町へ出発。わたらせ温泉は、朝の6時から開いている。ちょっと早すぎる気もするが、出発。まずは広域農道を走る。さすがは夜中。他の車が数える程しか走っていない。そのまま快調に打田町、粉河町、高野口町と走り、橋本市から国道371号線へ。県道などを駆使し、奈良県大塔村、国道168号線へと合流した。ここまで僅か1時間半程で来てしまった。道中すれ違った車もかなり少なく快調にここまで来れた。さすがは夜中。そしてこのまま168号線十津川街道をただひたすら、一度も停まらずに南下する。途中、十津川峡や谷瀬の釣り橋、風屋ダムなどを通るが、夜なので見えるはずが無い。十津川温泉や温泉地温泉(とうせんじおんせん)はすべて素通り。というかこんな時間から開いてるはずないので素通りするしかない(涙)。まあ、また今度くればいいかと思い、すれ違う車が数える程の、夜の十津川街道ワインディングを存分に楽しむ。
黙々と走るうちに、ニ津野ダムを通過。うっすらと見える夜のダム湖は、なぜか恐ろしい。運転誤って転落したら、絶対に助からないやろなとか考えながら走っていると、少しアクセルが緩んだ。七色トンネルを抜けるとすぐに和歌山県に入る。そこから暫く走って、道の駅奥熊野古道ほんぐう。ここで初めての休憩。わたらせ温泉へはここからもう15分程走ったところにある。時間はまだ午前3時過ぎ。やはりというか、早くに来すぎた(汗)。この時点でわたらせ温泉開店まで後2時間以上。さて、何をして時間をつぶしましょう・・・。
売店はもちろん閉まってる。扉越しに中をのぞいてみたら、なんか股間がぞわぞわしてきた。
画像の左に見える自販機の下には、数え切れない虫の死骸が・・・。
道の駅で放尿した後のアッキー。
その顔は、すでに疲労困憊の気見栄見えである。
道の駅で3~40分ぶらぶらした後、「とにかくわたらせ温泉入り口付近まで行こう」と言う事で、再び移動を開始。すぐに到着。当たり前だがわたらせ温泉は開いていない。暫く考えて、「じゃあ川遊びでもしよう」ってことで、国道311号線を少し走り、四村川に下りて川遊びして時間をつぶすことにする。4時を過ぎ、空が少しだけ白やんで夜が明けだす。その光で辛うじて川も見えた。そこで石投げやったりキャッチボールしたり走行画像を撮ったりとしているうちに、時間は5時半に。そろそろわたらせ温泉に向かうことにする。
わたらせ温泉看板。ここには写っていないが、下のほうには開店はAM6:00だと書かれていた。
わたらせ温泉入り口付近でシェルパ。
ここまでですでに走行距離が170km。ガソリンが心配だが、まあ大丈夫でしょう。
川の水はとても澄んでいて、暗がりの中でも川底が見える程。
鮎なんかもいるらしく、「鮎を勝手に釣り上げるな」みたいな事が書かれた看板もあった。
朝になり、木々が一斉に目を覚ましだしたのか
だんだんと空気が爽やかになってきた(それまでも十分爽やかやったけど)。
車がこないのをいいことに地面にデジカメをおいて撮影してみる。
民家もちらほらあるが、まだ起きてくる人は居ない。
車も通らないし、静かすぎ!
コーヒーを飲みたかったが、道の駅まで戻らないと自販機が無いのであきらめる。
川に下りて遊んだりキャッチボールしたりして時間を潰す。
早朝の心地よい空気が最高に贅沢だと思う。
ここでバイクの走行画像を撮る。
熊野街道中辺路を疾走するシェルパと黒木兄弟(兄)。
凄いスピード出てるように見えて実際は20kmぐらいしか出してない(笑)
黒木兄弟(弟)の走行画像も撮る。
なぜかはわからないがキックボード。
車が来ないとわかっていても、とりあえず後方確認する黒木兄弟(兄)。
安全確認目視は基本ですといいたげな一枚。
5時40分頃にわたらせ温泉着。なんかチラホラと人が歩いてる。どうやら券売機で券を買うことはもう出来るみたい。お土産屋さんも開いている。早速券売機で券購入。700円はまあ普通かちょっと高いぐらい。まあ西日本一の露天やし、こんなもんでしょう。暫くしてようやく6時。やっと温泉に入れる♪わたらせ温泉の匂い嗅いで思ったこと。「あ、ドブ(ヘドロ)の匂いやん」。かなり硫黄の匂いがする温泉。露天はさすがに広くて、かなりの人数が入れそう。でもそんなにいっぱいの人達といっしょに温泉に入りたくない(笑)。
体に染み渡らせるように温泉に浸かった後、外に出ると熱い!温泉でいい汗かいたが、こんどは普通に嫌な汗が出てくる。時間は7時過ぎ。セミもじゃんじゃん鳴きだしてくる。とりあえず飲み物で喉の渇きを潤し、そして地元泉南市に向け出発。帰りも同じ道で帰るのは面白くないので、別の道から帰る事にする。
まだ温泉には入れないが、店はすでに開店してた。
泊り客もちらほらいるみたいで、ここで久々に他の人達の姿を見る。
背中を向け合う黒木兄弟(弟)とアッキー。
ガンマン勝負でもするんかいな。
券売機で券を買う。700円はすこし高めのような気がするけど
まあ西日本一の露天風呂やし、こんなもんでしょう。
わたらせ温泉、大露天風呂の案内。
右に見えるちっこい地図の通りの露天風呂です。内湯もあります。
シンゴにちょっかいを出し、裸の付き合いを強要するアッキー。
恥ずかしいので他人のフリをする。
わたらせ温泉を後にし、わたらせ温泉近くのガソリンスタンドでガソリンを入れる。そして先ほど遊んだ四村川を左に見ながら、国道311号線、熊野街道中辺路を快走する。まだ早朝ということもあり、まだまだ走ってる車が少ない。後から気づいたが、道の駅熊野古道中辺路を素通りしてしまっていた。残念。そのまま国道371号、県道735と走り424、425号線へ。この辺りで少し天気が悪くなり、一雨降られる。が、雨もすぐに止み、濡れた服も走行風ですぐに乾く。途中、道の駅龍遊で水分補給をし、再び出発。椿山ダムを超えて金屋町。そして黒沢ハイランドへと進む。黒沢ハイランドを走ってる途中にあった小さな滝を写真に数枚納めるついでに滝の下に下りて見ようと思ったら、結構な落差があったのでやめる。10分程この場で休憩して再び出発。みんなかなり腹が減っていたので家に帰る前に、24号線沿いにあったバー○ヤンで昼飯を食べる。汗かいて塩分が不足気味やったのでようわからんラーメンを頼む。これが大失敗。アッキーも同じモノを頼んでいたが、少し食べて箸が止まっていた。スープがあまりにもギトギトすぎ・・・。仕方が無いので、ドリンクバーで飲み物のみまくって腹を膨らませた。
バーミ○ンを後にし、もう後はいつも通りの道を走るだけ。広域農道に入り打田町、岩出町を経て府道63号線風吹峠越え、泉南市男里に到着。アッキーは家に帰るなり、人の家だというのもお構いなしに、ぐったりと眠ってしまった。移動距離約400kmの、殆どを移動時間に費やしたツーリングだった。
道の駅龍遊で水分補給も兼ねて休憩。
とりあえず道の駅には寄るのです。
黒沢ハイランドを超える。斜面をうまく利用した民家が見える。
凄い所に住んでるなぁと関心。
その黒沢ハイランドの途中にあった小さい滝で涼を取る。
落差3m程の小さな滝。
24号線沿いにある「バーミ○ン」で昼飯。飯がやたらまずかったので、ドリンクバーで腹を膨らます・・・(;´Д`)
ちなみに画像のドリンクは、ドリンクバーの全種類を混ぜた、スペシャルスタミナドリンクです。
お茶とメロンソーダとの相性は最悪・・・。
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