白川郷 その2 萩町城跡展望台から白川郷を一望する

白川郷 その1はこちらから。

荘川桜を見学した後、国道156号線(飛越峡合掌ライン)を北上。
旧遠山家民族館で本日始めての合掌造りの家を発見。
この合掌造りも国指定重要文化財となっています。

快走&快晴の国道156号線。青空がとても澄んでます。

雪を被った山々の景色が続きます。

国道156号線から白川街道へ入る前に、トイレ休憩。

「荻町合掌造り集落案内図」の看板を発見。
かなり細かく説明されていて、民宿や食事処も番号がふられているので分かり易い。

白川郷に入っていきます。まだ朝早いということもあり、人の足もまばらでした。

 

白川街道を通過。車載カメラでその時の様子を記録しておいたので、ご興味のある方は是非。


動画:白川郷(白川街道)~国道360号線~萩町城跡展望台駐車場まで

白川街道から国道156号線へと戻り、直ぐに国道360号線へ右折。
白川郷を上から見下ろす眺望スポットへ向かいます。

肌寒い景色。紅葉は少しだけ残っていました。

凄く昔にタイムスリップしたような雰囲気。

oldphoto

幕末古写真ジェネレーターで変換。脳内ではこんなかんじで見えました(笑

 

萩町城跡展望台へ向かいます。青空の大パノラマに雪を被った山々の景観がスバラC!

眺望ポイントに到着。有名な撮影ポイントなので、同様の位置から撮影された写真が沢山ネットに公開されていますね。

一枚上の画像とほぼ同じ構図ですが、やや右寄りに。
雪を被った山々と白川郷と紅葉が終了した山々。

 

拡大。3倍ズームではこれくらいまでしか寄れません。

 

拡大その2。

拡大その3。白川街道の東側(展望台からは左側)を撮影。
画像中央の大きな合掌造りが「和田家」でしょうか。

引いてもう一枚。1月~2月の冬季ではライトアップされ、
雪の中に埋もれた白川郷と光が織り成す絶景が楽しめます。

萩町城跡へ歩いていけるので、行ってみることにします。

最初は便所か?と思いましたが、「搦手(からめて)」といって、
城の裏手、裏門を意味する城門の一つで、有事の際はこの門から領主が脱出していたそうな。

城跡なので、城自体はもうありません。
大きな石には「白川郷合掌造り集落」と彫られています。

社。

案内看板。ここから徒歩で白川郷まで下りて行くことが出来ます。

ここに城があったと思わせるものがほとんど何もありません。
先ほどの搦手も復元されたものかもしれませんね。

萩町城址から見えた白川郷。

ちなみに、荻町城は今から400年程前に、室町8代将軍足利義政の命令で信州松代から白川郷へ進出した、内ヶ島為氏(うちがしま ためうじ)の家臣、山下氏勝の居城だった場所だそうです。

もう少し詳しく調べてみると、この内ヶ島氏は、内ヶ島氏理(うじがしま うじまさ)の代に、当時の居城であった帰雲城が天正地震によって崩落した帰雲山の山崩れに巻き込まれ、内ヶ島氏は家臣団もろとも滅亡。その後、内ヶ島氏に代わって白川郷は金森藩領と浄土真宗照蓮寺領となっていったようです。

社を横から。内ヶ島為氏が滅亡した後、家臣であった山下氏勝は、
その後徳川義直に仕え名古屋城築城や城下町整備などに功績をあげたそうです。

>>萩町城写真紀行・旅おりおり様

白川郷を展望台から眺めた後、再び移動を開始。もう少し北上して、同じく世界遺産登録されている「五箇山の合掌造り」を見に行きます。その道すがら、朝食兼昼食を摂る事にします。白川郷は、後ほど歩いて集落内を散策することにします。

白川郷から少し走ると、道の駅 白川郷に到着。

裏側に回って撮影。

屋根が萱葺です。白川郷の名の元に、非常に手が込んでますね。

高速道路がここまで開通しています。
道が整備される前までは、この付近も陸の孤島だった様子です。

道の駅内の施設。白川郷に関する沢山の情報を見ることが出来ます。

雪に埋もれた白川郷。冬季にライトアップされた白川郷が一番の見頃だとか。
個人的には来年、紅葉の最盛期にもう一度見てみたいですね。

湧き水。残念ながら飲用はできないみたいです。

さて、この道の駅で昼食でも・・と考えてましたが、まだ午前10時を回った辺りで、食堂は開いてませんでした。この付近にも幾つか地の名産を食べさせてくれそうな食堂がありましたが、すべて準備中。だいたいどこでも午前11時から開いてるみたいですね。というわけで、五箇山付近まで北上し、その付近で再度昼食ポイントを探すことにして、再び移動を開始。156号線をさらに北上していきます。

国道156号線を北上中。豪雪地帯なので、この様なスノーシェッドが沢山あります。

橋を渡る際に見えた旧道?

富山県に突入。

この付近は何度も岐阜県と富山県の県境を跨ぐ珍しい国道で、県境を7回連続で跨ぎます。ちなみに、国道156号線は岐阜県と富山県に跨る山間部の庄川の谷の斜面を削って道を付けた区間で、かつては道幅が狭く大変危険だったため、路線番号にかけて「(谷に落ちたら)イチコロ線」と揶揄されていたそうな。

橋を渡って県境を越える最中に見える道。やっぱり旧道か?
と、いうわけで、この付近の旧道情報を掲載している素晴らしいサイトがありますので、紹介しておきます。

>>国道156号旧道 内ヶ戸歩危 序山さ行がねば様

 

道の駅 上平に到着。気温も上昇して、それほど寒さも感じません。

この道の駅からお手軽に見ることができる滝があります。
その落差は約40メートルとのこと。いったいどんな滝かと探してみると・・・。

真背戸の滝(ませどのたき)。水量が足りないのか、言われてみないとこれが滝とは分からないかもしれません。
以下、この滝の説明となります。

真背戸の滝(ませど の たき)は、赤尾発電所のダム湖に流れ落ちる落差40mの滝です。ダム建設前には現在のささら館の対岸には、真木集落がありました。集落の裏側に滝の水源地があったため、真木の「真」と集落の裏側を意味する「背戸」から「真背戸の滝」と名付けられたと云われています。
ささら館(旧上平村自然環境活用センター)と電力館の間から滝を見ることが出来ます。
http://nanto.zening.info/gokayama/Dscn0511_m.htm

赤尾ダムの放水の力を利用して発電を行っています(赤尾発電所)。
豪快な水しぶきを上げながら放水が行われていました。

時間も午前11時に近くなったので、食事が出来そうな場所を探すと、ささら館の中にいくつか美味しそうなお食事処が。
今回は「五箇山旬菜工房 いわな」で食べることにしました。

山菜ざるそば定食。珍しい岩魚の握りが付いてきます。

 

飛騨牛コロッケ定食と岩魚のから揚げ。岩魚のから揚げは骨まで美味しくパリパリと食べることが出来ます。
飛騨牛コロッケはどの辺りが飛騨牛なのか良く分かりませんでしたが、美味しかったです。

岩魚の焼き魚と卵。卵はいくらみたいな触感らしいです。

五箇山豆腐。この豆腐なかなか堅い。独特の触感でした。

飛騨牛コロッケ。この付近の他の道の駅や白川郷でも売られていました。
やっぱりこの付近では飛騨牛は有名みたいですね。

五箇山旬菜工房 いわなでは、そのお店の名前どおり、新鮮なイワナを料理して食べさせてくれるお店です。お店の入り口に生簀があり、そこから取り出した活きの良いイワナをすぐに調理して出してくれます。数分前まで生きていたわけで、新鮮で無い筈はありません。個人的にはイワナの唐揚げが一番美味しく感じました。再訪した際も、また食べたいと思わせる美味しさです。

腹も膨れたことなので、次の目的地、五箇山の菅沼合掌集落へと向かいます。

>>白川郷 その3へ続く

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