日本三大山城の一つという、奈良県高取町にある高取城(別名:高取山城)まで紅葉を見に行ってきました。
山城といえば、ここ最近では竹田城が有名ではありますが、この高取城は日本国内では最大規模の山城と言われており、岡山県の備中松山城、岐阜県の岩村城とともに「日本三大山城」の一つに数えられています。
紅葉や桜の名所でもあり、季節によって様々な景色を楽しむことができるそうです。
高取城跡に向けて移動
高取城跡は奈良県高取町にあり、国道169号線から細く曲がりくねった県道119号線を終点まで進むと案内看板が見えてきます。
根来寺付近。紅葉が見頃を迎えています。
京奈和道路から五條市までワープ。現在、風吹峠から下った岩出市側にもICが急ピッチで作られています。ここから京奈和に乗ることができるようになれば、十津川、大台ケ原方面や吉野方面へのアクセスがさらに便利になりますね。
京奈和自動車道を降り、国道169号線から県道119号線へ。
壺阪寺を横目に見ながら、高取城跡へと続く細いくねくね道を登っていきます。
酔い止め飲んでますが、これはかなりキツイ道のりです。
幸い、道中特に込んだ様子も無く道はスイスイ。
そして、暫く進んで行くと・・・
高取城跡へと続く遊歩道に到着しました。
駐車場はこの入口の手前に4~5台程度が駐車できるスペースがあります。
簡易トイレも一つだけありました。
駐車場に車を停めて早速歩いてみます。
早速登っていきます。結構な勾配ですが、城跡までの距離は短いです。
つづら折れの道。綺麗に整備されています。
七ツ井戸と呼ばれるものがあるらしいが・・・
木の根元にぽっかりと空いた穴。これかな?
誤って落ちてしまわないように柵と注意書きがあちこちにありました。
石垣が見えてきました。
まだ見たことが無いものを初めて見る前のこのワクワク感はやっぱりいいですね。
石垣。苔むしてます。
七ツ井戸から少し登ると・・・
見えてきました!高取城跡の立派な石垣です。
この近辺から既に素晴らしい紅葉が目に飛び込んできました。
二の丸跡には東屋が。見事な紅葉です。
二の丸から十五間多聞櫓門跡へ。ここにも見事な紅葉。真っ赤っ赤です。
紅葉を見上げる。
天守台の石垣と大木。
新櫓跡。上に登ってみます。
櫓跡からの眺め。
同じく櫓跡から。真っ赤に紅葉した木々。
高取城跡の石碑と天守台の石垣。
本丸の方へ進んでみます。この付近も大木が沢山。
本丸へと続く道と石垣。落葉でびっしりと地面が埋まっています。
この付近の紅葉も素晴らしい。
本丸虎口へ。真っ直ぐではなく、何度か曲がって本丸に辿り着きます。
石垣の隙間に詰め込まれた石。
今来た方向を振り返るとこんな感じ。
本丸の外縁部分に集まる人達。
そこからの眺め。遠くまで見渡せます。
南側。歩いてぐるっと本丸を周れるみたいですね。
本丸跡の広場。
ここにも見事な紅葉。西日に透けた葉がイイカンジでした。
本丸を案内する看板。
天守台の石垣。
天守台から二の丸を見下ろす。
本丸からの眺め。雲が多いのが少し残念です。
高取山の三角点から本丸跡の様子。
高取山の三角点とそこから見える二の丸。標高は584m。
本丸、天守台を後にし、再び二の丸跡。
ここで雲が晴れて西日が差してきました。益々映える紅葉を暫く見た後、下山します。
七ツ井戸から登って最初に見えるこの石垣と紅葉のセットがとても良いですね。
高取城跡は専用の駐車場が無く、少し広くなったスペースに路駐するしかありません。
トイレは簡易トイレが一つだけあります。
帰りに南法華寺(壺阪寺)もちょっとだけ見ていきます。
こちらも見事な紅葉が。
西国三十三所観音霊場の第六番札所、壺阪寺。
創建は703年(大宝3年)と、1300年以上の歴史がある古いお寺です。
三重塔。
大きな大仏様。
昭和チックな看板がありました。
帰りに国道24号線沿いにあった「珍平そば」で晩御飯。
蕎麦屋ですがうどんを食べます(w 鍋焼きうどんと鳥わさび。
大きな錦鯉が大量に泳いでました。かなり大きな個体も・・・迫力ありますね。
高取城跡は紅葉も素晴らしかったのですが、規模の大きな山城跡も見どころが沢山ありました。春には桜が、夏には新緑、冬は雪と、四季折々の景色を楽しむことができるそうなので、また機会があれば別の季節におとずれてみたいと思います。
今回はたまたまなのかもしれませんが、紅葉真っ盛りのシーズンなのにあまり混んでいませんでした。隠れた紅葉スポットなのかもしれませんが、城跡まで続く道が非常に狭く、車同士の離合が出来ない箇所が多いので、壺阪寺の有料駐車場に車を停めて、山城までは徒歩で散策した方がいいかもしれませんね。