近畿最高峰 秋の八経ヶ岳(八剣山)登山 中編

近畿最高峰 秋の八経ヶ岳(八剣山)登山 前編の続きです。今回で完結の予定でしたが、思いの外掲載したい写真が多かったので、全3回に分けての掲載に変更しました。相変わらずページが重たいですがじっくり見て頂ければ幸い。

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聖宝ノ宿跡の聖宝理源大師像

弥山小屋までの急峻な登りを目の前にしてやや気力を持って行かれたメンバーではありましたが、過去に八経ヶ岳まで登ったことがある隊員3号から発せられた「そこまでしんどい登りじゃない」という言葉を素直に受け入れる他3名。

弥山小屋まで登ればみんなお待ちかね!お昼ご飯が待っているので、がんばってもうひと登りといきます。

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雰囲気の良い平坦な道中。紅葉はすでに終わりの気配?まだこれから?よくわかりませんが、大量の落ち葉が地面を覆い尽くしています。

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後続の様子を伺いながら先導を行く隊員3号。風格はすでにベテランの様相を醸し出していますが、本格的に山に登りだしてからはまだ2年と少しくらい。登山歴はまだまだ浅いです。

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聖宝ノ宿跡の聖宝理源大師像に到着。ここから急登が始まるので少し休憩しておきます。

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太閤秀吉の醍醐の花見で知られる「京都醍醐寺」を開いた方で、奥駈道中興の祖。御利益に預かろうとうっかりと像を触ってしまったT谷を見て間髪いれず、隊員3号が「触ったら雨降るるで!」と注意するも時既に遅し。もちろんそんなことは知らない雨男のT谷でしたが・・・。

聖宝八丁の急坂を登る

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休憩後、本日一番の登りとなる「聖宝八丁の急坂」に挑みます。

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大きな石がゴロゴロと。足下に注意しつつも、まだ会話しながら登れるくらいの余裕はあります。

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登山道の途中にはこういった「ケルン」と呼ばれる石を積み上げた場所がいくつかあります。道しるべとして利用されているようです。

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どんどん登っていきます。足首をぐねってしまわないように気をつけてはいますが、動く石を踏んでしまい、何度かぐねりそうになる。

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大分と標高が上がってきました。ひたっすらに山深い大峰の山々。人工物の類いが本当に何もありません。

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ジグザグに蛇行を繰り返しながら、少しずつ弥山に近づいていきます。

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そろそろしんどくなってきたT谷。最近の運動不足が堪えるようですが、それは私も同じですw

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ハァハァ言いながらも、景色が素晴らしいので全然飽きがこない楽しい道中です。しんどいけど!

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整備には大変な労力が必要であったことが容易にうかがえる道中です。ありがたく使わせて頂きます。

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つづら折れの途中で山々を見る二人。「ストックで山を指して!」との私の声に反応した二人でしたが・・・。

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いまいち乗りの悪い二人ですが、特に隊員5号に元気がありません。頭痛は相変わらずのようで、収まる気配がありません。これは昼食後、隊員5号だけは山小屋で休憩としたほうが良さそうです。

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眺めが良かったのでここで再び小休止。ものすごい早さで登っていくソロの方にここで追い越されるが、いったいどんな体力と足腰の強さがあるのか・・・。うらやましい。

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眺め、良し!何とか天気はもちそうやねぇーとこのときは余裕ぶってましたが、聖宝理源大師像に触ってしまったT谷の件があるので、まだまだ油断は出来ません。

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6月に登った大日山と稲村ヶ岳がよく見えます。大日山が特徴的な形をしているので、この二つだけはすぐに覚えることができましたw

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最後の一登り!・・・と思いきや、しんどい登りはまだ続く。

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階段。数えてないけどたくさんありました。たっくさん登ります。太ももがヒーヒー言い出しました。この時点でT谷はすでに下山時の不安を口にしています。膝の爆弾に火が付きそう。

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この付近の斜度はおおよそ45度程でしょうか。ジグザグに登ってもしんどいはずです。

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弥山小屋が頭上に見えてきました。俄然元気になるT谷と、やはり元気がない隊員5号。

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ここにもケルン。T谷も石をのっけてましたが、積み方が悪かったのかその弾みで他の方が積んだ石を崩してしまう。縁起よくないよ!

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弁天の森と大峯奥駈道を眼下に見下ろす。紅葉がやっぱり残念な感じ。

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大師像から約50分で弥山小屋のある弥山に到着!早速昼飯を・・・!と、その前に、すごく眺望の良いポイントがあるそうなので先にそちらを見ておくことに。

国見八方睨みから日出ヶ岳を見渡す

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弥山小屋から少し進んだ先にあった眺望ポイントの「国見八方睨」。日出ヶ岳(大台ヶ原)の方が良く見えます。

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パノラマ好きにとっては格好の撮影ポイントです(クリックで拡大)。

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縦に横にパノラマにと、写真撮影と動画撮影(今回はビデオカメラも持参)に勤しみます。非常に良い景色で気持ちが良い!

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いつもはたくさんネタを提供してくれる隊員5号@アズーですが、体調不良にはかないません。早いところ暖かい飯を食って体を温めて大休憩といきます。

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来た道を山小屋の方へ少し戻ります。

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素晴らしい苔ゾーン。山小屋からすぐの場所にあります。この広場でテントも張れるようです。

弥山小屋前で昼食

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さて、ようやく昼食です。ここで飯食って大休憩をとり、その後八経ヶ岳へ登ります。頭痛が続く隊員5号には食後にロキソニンを飲んで貰い、暫く様子を見ることに。大丈夫そうなら登って、無理そうならここで寝ておいてねってことです。

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今回は色々と食料を持参してきたT谷。全員自分の食料は持ってきてますので、「しそわかめご飯」にお湯を入れてみんなで賞味してみることにします。

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お湯を少なめにいれれば普通のご飯に。多めに入れればおかゆになります。災害時用の非常食なので、お湯でなくても水でも大丈夫(時間はかかりますが)。

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頭痛がしても食欲は旺盛な隊員5号。食後に隊員3号が常備しているロキソニンを飲んで様子を見ます。

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食後のコーヒー。これは外せません。

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コーヒーをすする隊員5号。気温が低いので暖かい飲み物が身に染みる。

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山小屋周辺は多くの人で賑わってました。大学のワンゲル部らしき若い方々がテント泊で登りに来ているようです。

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昼飯後、パラパラと雨が降り出す・・・。「大師像に触ったら雨が降る」の伝説は本当だったようです。

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隊員5号はレインウェアを持っていないので私の予備を貸し出し(毎回これを貸し出してます)。防水性はいいんですが、透湿性が0なドMカッパです。尚、ロキソニンが大分と効いたらしく、100%中の15%くらいまで頭痛が治まったとのこと。全然歩けるとのことで、隊員5号も一緒に八経ヶ岳に登ることにします。

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弥山の看板前で集合写真を撮った後、八経ヶ岳へ向かいます。・・・尚、今回は弥山の山頂には登らず。八経ヶ岳を登ってから帰りに登る予定でしたが、天気が下り坂だったのでスキップした次第です。

>>後編へ続きます(近畿最高峰 秋の八経ヶ岳(八剣山)登山 後編)。

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