那智勝浦を後にし、那智勝浦新宮道路から国道168号線へ。熊野川は相変わらず雄大に流れてた。道すがら、そういえば温泉はどうしようかと考え、せっかくなので久々に雲取温泉でも入るか!と思い、県道230号線へ左折。高田グリーンランドへ向かうが、この辺りも台風の水害の爪あとが。地面がなんだか砂っぽい。すぐ脇を流れる、高田川が氾濫したのかも・・・。そして、、このツーレポを書きながら調べていると、やはり10メートル以上も水位が上昇し、大変なことになっていた様です。
⇒高田川吊り橋の惨状 和歌山県新宮市高田自然プール|感性なら負けない!ブログ様
r230の日比野生コンを少し進んだ先の辺り。この辺りも台風12号の影響を大きく受けた様子。
川まで結構高さあるんですが、木に流木やらがひっかかってます。
見上げると・・・なぜか上の方にバケツがひかっかってます。まさかここまでは水位あがった?!
ここでも台風の被害があちこちで見られました。熊野川本流だけではなく、その支流のあちこちでも、このように川が氾濫していたようです。先ほどの那智の滝で見た看板のことが脳裏を過ぎります。人は自然に生かされているんやなと。
気を取り直して、念のため雲取温泉の営業時間を調べてみると、入浴時間は午前11時から・・・。まだ午前9時を回ったところです。今回は縁が無かったということで、それならばと朝早くからでも開いてる、湯の峰温泉に浴することに。県道230号線から再び国道168号線へと入り、北上を再開。ちなみに、雲取温泉は無事営業を再開しています。
⇒和歌山・雲取温泉、12月1日営業再開へ
動画:国道168号線 その1
動画30秒過ぎにべっこりと崩れ落ちてる山ですが、ここは確か2001年の時点でもなってたと思うので、去年の台風12号の
影響で崩れたものではないと思います。
動画:国道168号線 その2
湯の峰へ寄る前に、建物が流されてしまったと聞いていた、道の駅 瀞峡街道熊野川へも寄るが・・・駐車場とトイレの残骸を残すのみで、建物があった箇所は更地となっていました。道の駅の復旧予定はどこにも書いてなかったので、このまま道の駅の登録が無くなってしまうのか、復旧するのかはわかりませんでした。
建物跡地。現在は更地となっています。トイレも残骸のままで、使用不可の状態でした。
でも良く見ると、仮設の小さな小屋で焼き饅頭が売られていました!
被害を受ける前の道の駅。左から2002年1月、2003年7月、2008年11月。
道の駅外観の、ちゃんとした写真を撮ってなかったようで、建物が写ってる写真がこれくらいしかありませんでした。
左側の山が大きく崩落したみたいです。真下にある県道740号線も寸断されたままです。 ⇒10年前の同ポイント
この看板は健在。しかしながら、改めて大水害の凄まじさが・・・。
この後、時間もまだあることなので、湯の峰温泉へ向かう前に、もう一走りしたいなーと思い、地図とにらめっこ。国道169号線から瀞峡を抜け、これまた久々に、三重県紀和町の丸山千枚田へ行くことに決定。丁度田植えの時期なので、水を張った状態の千枚田が見れそう。さあ出発するか!と、なにげなくリアタイヤを見ると・・・とっても嫌なものを発見してしまう・・。
最初ガムでも踏んづけてるのか?と思ったら、ベルトが顔を出してますがな。。
もともとすでに溝は無く(トレッドパターンも消失)、今回のツーリング後に交換やなーと思ってたんですが、、、この亀裂が、今回のツーリング前からあったのか、今回走ってる最中にどこかで裂けたのか分かりませんが、この時点で千枚田行きは無くなりました。それどころか、この状態で走るのは非常にハイリスク・・・。
というわけで、ここからは寄り道は極力無くし、なるべく最短距離で帰宅することにします。一応、万一の時はレッドバロンのロードサービスカードがあるので、運んでもらうことは出来ますが、せっかくの楽しいツーリングの結末がそれでは悲しい。気休めかもしれませんが、タイヤに負担がかかりそうな急制動等を行わないよう注意し、道の駅を出発。おとなしく湯の峰温泉へ向かいます。
国道168号線。日差しは完全に夏。 気温26度で半そでで走りたい気分!
でもタイヤのことがあるので、50キロくらいでトロトロと走ってます。
湯の峰温泉へ進むために、大日山トンネルから国道311号線へ進むつもりが、トンネルを曲がり損ねてしまったので、
大日山をグルっと北から回り込むルートで湯の峰に到着。
駐車場にバイクを停め、いざ温泉へ!時間は午前10時を少し回ったところですが、ポツポツと人影が見られました。
公衆浴場の一般(250円)へ浸かります。つぼ湯に入りたい方も、ここで券を購入します。
ちなみに温泉の中にはシャンプーや石鹸等はないので、必要な場合は持込が必要です。
今回撮影した画像ではありませんが、中はこんなかんじ。(2003年の12月撮影)
3,4人が入ればもう一杯になる程の大きさの浴槽しかありませんが、お湯は本物。硫黄の臭いと、湯の花が沢山。
中に入ると、先客のおじいちゃんが一名のみ。掛け湯をして入って暫くしておじいちゃんもあがってしまったので、湯船を一人で独占。運転で疲れた体をほぐしてくれます。お湯はかなり熱めです。30分程ゆっくり浸かって疲れも取れた。元気回復!湯上り後、しばし辺りを散策してみます。
今回もつぼ湯には浸かりませんでしたが、このつぼ湯は平成16年7月に、世界遺産としては唯一の入浴できる温泉として登録されています。空いてたので今思えば入っとけばよかった(笑)。午前6時から湯の峰温泉は入浴できるので、つぼ湯へはその時間を狙って入浴するのがいいかもしれませんね。
この後、特に急ぐことも無い(もう寄り道はしないため)ので、11時半頃まで散策しつつ、小休止。地図を広げながら、最短で帰れる道を探す。距離的に最短で走れるのが、R311→R424と往路と同じ道を走るか、このままR168を北上していくかの2択。結果、同じ道をまた走るのもつまらんので、R168を北上するルートで帰宅することにします。あとはもう一つの本日の目的、どこかの湧き水を汲んで沸かして、それでラーメンとコーヒーを飲もうという計画も道すがら実行に移すことにします。
最近全然来てない熊野瀬温泉キャンプ場。水害発生当時に、大水害で管理人のおじいさんは大丈夫かなと思いましたが、
無事だったようです。キャンプ場も問題なく運営中です。⇒和歌山台風災害ボランティア報告
というわけで、キャンプ場を宣伝しておきます。
キャンプサイト全景。ジオラマ風。こちらのサイトで簡単に画像の加工ができます。
温泉の入浴料混みで一人1000円です。 過去利用した際のレポートは以下に幾つか。
/touring/2003/1108-09/index.html
/touring/2004/0328/index.html
/touring/2004/0501-02/index.html
/touring/2005/0503-04/index2.html