スーパーシェルパで行く野迫川村ツーリング

野迫川村(2003/8/29)曇り

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さて、例の如く、家で使用している湧き水が残り少なくなってきたので、本日汲みに行く予定だった。しかし、いつも同じ道を走るのはさすがに飽きるというか、他の道を走りたいというのが心情?というもの。なので、今日は新たな湧き水スポットを探すツーリングに予定を変更。早速、ネットやツーリングマップルを駆使して、新たな湧き水汲み場を捜索。前々から気になってた、「紀伊半島最後の秘境」とか言われてるらしい、野迫川村へ向かうことにした。

野迫川村は、人口600人程の、その殆どが山に囲まれた村で、知ってる人も殆ど居ない忘れられた(失礼)村である。大学の時の友人に、奈良県出身のヤツがいたが、「野迫川村って知ってる?」と聞いたところ、「十津川の間違いやろwしらんで」といわれたことがあるほど。しかし、水が綺麗だという情報を得たので、今回はこの野迫川村で湧き水が湧いてるところを探し、新たな湧き水汲みポイントとしてランドマーク化することにした。

野迫川村までのアクセスは、野迫川村自体に国道が通っていないので、R371→r53→r733と走って野迫川村に向かうことにする。風吹峠、広域農道といつも通りの道順を走り、かつらぎ町に入ってr13へ。野迫川村へは、国道480号線経由でも行けるが、今回はまだ走ったことがなかったR371を進むことにした。ついでに玉川峡の上流を見たかったし。

r13を暫く走ると、道は九度山町辺りから国道370に。そこを少し走って橋本市。橋本橋手前でR371へ右折。右折するといきなり道細!高野線の線路を渡るといきなり「酷道」の匂いがプンプンしてくる道なりに。高度をグングンと上げながら走る。まだ橋本市だというのにこの山深さ。さすが3ケタ国道。道は1.5車線~1車線で苔も生えてて離合不可能な1車線があったりと、如何なく紀伊半島の酷道ぶりを発揮している。たまに2車線区間もあるが、殆どが1.5~1車線。対向車来るなよと思いつつも距離を稼ぐ。

走って走って走って、やっと丹生川が見えてきた。玉川峡の看板もあった。写真撮影。ここに来るまでに、すでに2時間以上費やしてしまっているので、写真を数枚とってすぐに出発。

玉川峡の看板発見!玉川峡景観

ここから暫くは、右手に清流丹生川を、左手に迫り来る岩壁を見ながら、1車線酷道区間をひた走る。ちなみにガードレールは無い(笑)。やどり青少年旅行村を過ぎた辺りからさらに山奥になり、気持ちよく走れる。川も綺麗やし空気も良い。そこらじゅうにちらばる落石にはちょっと参った。素彫りのトンネルを抜けると、ようやく高野町。暫く走って野迫川村へと続くr53が見えてきたのでそちらへ左折。

いい感じの道がずっと続く。r53を走行中に、がけ崩れのような後が。絶壁!落ちたら死ぬ!

少しずつ標高も上がってきて少し寒い。天狗木峠の分岐にトイレがあったので用を足す。気づけばやっと野迫川村に入っていたが、もうあたりは暗くなり始めてる。早く水汲み場を探さなければ。

ここからは完全2車線の非常に走りやすい道。すいすいと南に走って荒神口のバス停前に来たところに案内板があったのでそこで湧き水が沸いてる場所は無いか確認。無いっぽい。再び出発というところで、シェルパの総走行距離がちょうど20000km。もちろん記念に撮っておく。

20000km!

しばらく野迫川村界隈を走ってみたが、湧き水が湧いてそうな場所はあったが水が出ていない。野迫川村の役場手前にあった舗装林道のような道に侵入。やっぱり湧き水は無い。その道を走っているうちに、高野龍神スカイラインに出てきてしまった。スカイラインをそのまま走って、再び野迫川村へと向かう林道へ。下る下る。下って下って再び野迫川村。・・・野迫川村本当に山しかねぇ(w。

ごまさんスカイタワーの駐車場。だーれもいない。ごまさんスカイタワー。不・気・味

そして、弓手原川沿いを走っていると、ついに発見!「のせがわ村 自然水」!これこれ、この写真をネットで見かけたんよね。で、早速湧き水を飲んでみようと近づいてみるも、まったく水が出ていないではありませんか。最近雨降ってないから?それとも黒兄の普段の行いが悪いからなんでしょうか?(後者は絶対に無いと自己暗示)ココまで来て水が沸いてないとはなかなかのオチ。

渇水!のせがわ自然水。

その後、そのまま走って再びスカイラインに入り、龍神村へと抜ける。真っ暗闇の中、龍神スカイラインを独り占め。時折襲ってくる凄まじい寂寥感もいつしか快感へと変わっていくが、こんな感情が芽生えるのは、身一つで常に危険と隣り合わせで走るバイクライダーくらいのもの?

で、そのまま走り続け、半分林道の様な険(県)道29号線を寒川方面へ。結局何時もの寒川の湧き水ポイントに来てしまった。時間はすでに午後11時過ぎ。やはりというか、出発時間が遅すぎた。もう日付が変わってしまう・・。にしても、やっぱりここ寒川の湧き水は、日照りが続いても相変わらずの水量です。

とりあえず野迫川村へは、また今度じっくり行ってみたいと思います。観光スポット殆どないけどな!探せばいくつかはある。個人的には、野迫川村の、この壮観な景色が広がる山があればそれで十分!野迫川雲海もいつかは見てみたいです。結局、今日はR371に走りにいったような意味不明なツーリングでした。

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