北山村キャンプツーリング二日目。午前5時20分過ぎ、前日にセットした携帯のアラームよりも先に目が覚める。雨音によって(笑)。一日目の様子は以下をご覧ください。
昨晩は雨が降ったり止んだりの生憎の雨模様だったが、それは夜が明けた本日も同じ。
天気が良ければこのキャンプ場で二泊の予定でしたが、前々日に二日目はキャンセル済み。
連休中の天気が崩れる予報だったためです。 天気には勝てません。。
さて、今日の予定ですが、まだ天気が持ちそうだという紀伊半島の西側へと進み、そのまま帰路につきます。
近くを通るってことで、久々に丸山千枚田にも寄ってみることにします。もう稲刈り終わってるようですが。。
ホントは大台ケ原へ寄った後、国道169号線を北上して帰宅するルートを取りたかったのですが、
この天気ではすっぽり雲の中で景色を楽しめない可能性が高そうなのでやめておきます。
雨の中の上瀞橋とキャンプ場
午前5時50分。雨が降る中、キャンプ場を散策。
・・ちなみに、ここから全ての写真が、FinePixF30のISO感度1600で撮られてました。
昨晩、星空撮影の際の設定をそのままにしてましたorz
画質がかなり低下してましたが、これくらいのサイズに縮小すれば何とか・・。
上瀞橋へ。霧の中に浮かぶ橋というシチュエーションを撮影したかったんですが、ご覧の様子。
色々と条件が揃わないと、そういった被写体には出会えませんね。
結構な雨粒が川の表面を叩いてます。
でもこういった雨の日の景色もまた良いですな。バイクで走る分にはある種の修行になってしまいますが・・笑
吊橋のワイヤーに滴る雨粒。
雨の中の上瀞橋と北山川
キャンプ場に戻って、コーヒーとパンで軽く朝食。雨が降る中、このタープはかなり便利です。
天井部分に切れ込みが入ってます。
この切れ込みの隙間から風が逃げていくので、突風等でもタープが崩れ難い構造です。
それにしても激しい雨が降り続いてます。画像では分かり難いですが、滝のような雨が降ってます。
そして・・・ついにタープから雨漏りが・・・!このタープの耐水圧の限界を超えてしまったようです。
雨に打たれるテント。タープが無ければ落ち着いてコーヒーも飲めないところでした。
地面の水はけがいいので、少々の雨なら大丈夫そうですが、さすがに地面に水溜りが発生する事態に・・。
しかしながら、午前7時前になってようやく雨があがり、晴れ間も見えてきた!
今のうちにと、ちょいとバイクを走らせることにします。
このキャンプ場の直ぐ近くにある「小森ダム」へ行ってみたかったんです。
上瀞橋~三重県道761号小森神川線~小森ダム
前日も走った上瀞橋をスカイウェイブで再度渡ってみる。
先ほどまでの雨で橋の床が濡れてるので、滑りはしないかとビクビクものです笑
小森ダムと小森発電所
三重県道761号小森神川線を走り、小森ダムへ。雨上がり後のガスの塊がフワフワ浮いてます。
小森ダム。目線にダムの湖面を見ることが出来ます。普通ダム湖って見下ろす事が殆どなので、なんか珍しいダムですね。
三重県道761号小森神川線の起点側(小森ダム)
小森発電所の方へも行ってみる。ちなみにこの場所が三重県道761号小森神川線の起点側となるようです。
小森ダムの観光放流パターン表。ダムの放流を見たい人のためにこういった情報を置いてるのかもしれません。
ダム湖での遊水なんて、たとえ禁止されてなくても絶対にやりたくないですね。怖すぎます。
発電中なのか、「ブイーーーーン・・・」となにやらエレキトリックな音が聞こえます。
ダムを見学した後、またパラパラと小さな雨粒が落ちてきたので、本降りになる前にキャンプ場に戻ります。
ここからは動画で。途中でバイクを停めて写真撮ったりしてますので、ダラダラとした展開の動画となってます(笑
小森ダム~道の駅おくとろ 10:44秒辺りから再び吊橋を渡ってます。
r761から見えた国道169号線。先ほど目線の高さに見えていた水面が随分下の方に。
r761。小森地区へと繋がる唯一の生活道路じゃないでしょうか?
紀伊半島の3ケタ県道ではありますが、道の状態は良いですね。
ただ、苔が結構浮いててバイクでの走行は気を使います。ツルっといってしまいそう・・。
上瀞橋の丁度真ん中のあたりで撮影会をば。
スタンドを立てるのに丁度良い鉄板が等間隔で置かれてます。
こういった吊橋の上にバイクを置いて写真を撮れるようなシチュエーションってのはなかなか無いですね。
いい思い出になりましたw
道の駅おくとろを散策
キャンプ場へ戻る前に、道の駅おくとろも散策してみます。⇒9年前に撮影した画像がありました
そいうえば、この道の駅へは前回訪れた時も雨でした。三度目の訪問でも雨になりそうな予感・・笑
前回来た時には無かった、飛び地をアピールする看板。
例によって看板シリーズ、行きます(笑)。
拡大。おくとろ公園の全景ですが、キャンプ場も道の駅の一部として運用してるんでしょうか。おくとろ温泉も入ってます。
・・・よく見ると、バンガローに「4番」がありませんね。えらい配慮です。
(※クリックで拡大)
この看板も前回訪問時には無かったと思います。久々に訪れると、細かく色々と変化してて楽しいです。
(※クリックで拡大)
現在午前8時。徐々に人で賑わい始めてますが、まだまだ静か。雨の影響もありそうです。
駐車場にはキャンピングカーや観光バス等。自動車の数は結構多かったです。
キャンプ場はひっそりとしてましたが、 みんなどこに居るんでしょう?
変わった形の自転車。大の大人がキャッキャいいながら遊ぶには抵抗がありすぎますなw
無料で乗れるようですが、小さなお子さんが乗る場合はしっかりと大人が側についておかないと危ないかもしれません。
道の駅の看板。
道の駅への入り口に設置されていた、目立つ河童。 筏を漕いでます。
カッパ近影。
道の駅おくとろを正面から。後ろの山の「緑」がなんだか迫力あります。
さて、道の駅をあれこれと散策しているうちに、パラパラと降っていた雨も止んで、晴れ間も見えてきました。
よっしゃ!今のうちにテントやタープ、その他もさっさと撤収しよう!
でも、その最中にまた突然大雨が・・。でも大丈夫。雨が降ったらタープに非難して、止んだらまた片付けを再開。
雨宿りできる場所があるだけで、かなりラクチンとなりました。
設営も撤収も超簡単で時間もかからないので、もっと早くから導入しておくべき道具でした。
太陽は出てるのに、どばっと突然降ってくる雨。車のリアハッチバックの下で雨宿りする隊員3号。
撤収完了。
撤収の際の基本は「利用する前よりも綺麗に」。
これをみんなが徹底していけば、清掃にかかる費用が軽減できて、キャンプ場の料金が下がるかもしれませんw
ゴミは分別してゴミ箱に出すことも出来ましたが、家に持って帰ることにします。
キャンプ場を出発
キャンプ場を出てすぐの場所で、なにやら丸太?が浮いてます。何してるんかなーと思い見ていると・・・
筏です!山からワイヤーで丸太を下ろして、水面で組み立ててるような感じでした。
先ほど訪れた小森ダムの堰堤が見えます。
ズーム。このダムでも水力発電が行われています。
小森ダムから下流方面。この辺りの渓谷は黒淵と呼ばれていて、ゴツゴツとした岩肌と荒々しい瀬が続きます。
ここからしばらく走ると、道は急に立派な二車線となり、いくつかのトンネルを抜けていく快走路となります。
周りはどこを見渡しても山、山、山のかなりの山奥。
道路やトンネル以外の人工物は殆ど無く、豪快に貫く山岳道路で、雰囲気がめちゃくちゃ良いです。
先ほどまでは止んでいた雨がまたまた降りだし、テンションが下がる所ではありますが、
そんな景色に包まれた素晴らしい道なので、テンションは逆に上がりっぱなし。
北山村へは、次回は紅葉の時期に訪れる予定なので、その時にまた走行したいと思います。
(GoProの防水バックドアを持ってくるのを忘れてしまい、強い雨の中での車載動画が撮れなかったんですorz)
玉置口橋。潮岬~北山村ツーリングの際にも撮影してた橋です。笑
当時と比べると、随分と錆が増えている様子。年月は確実に経っているわけです。
9年前のほぼ同じ地点から撮影した玉置川。相変わらず透明度が洒落にならんくらいある。
このまま暫く流れて、瀞峡に流れる。
さて、この辺りまではまだなんとか撮影しもって走行できたのですが、169号線の熊野川町玉置口~熊野川町九重までの
”酷道”区間で激しい雨に遭遇。
久々に丸山千枚田を見に行く予定でしたが、こらあかん!ってなわけでヤメ。
そして、大雨の中、国道169号線から国道168号線へなんとか合流・・・したのは良かったが、ここからさらに雨脚が強くなる。
この雨の中、バイクで走行するのは非常に危険なので、どこかで雨脚が弱まるまで雨宿りすることに。
・・・というわけで、ここから程近い川湯温泉まで走って、温泉へ浸かりながら雨宿りすることにします。
川湯温泉で雨宿り
午前10時頃、なんとか川湯温泉前に到着。相変わらず激しい雨が地面を打ちつけていますが、少し弱まってきた感じ。
ここまでなんとか雨の侵入を防いでいたRSタイチ ドライマスター レインスーツですが、腕の辺りからついに浸水!
大型のロングスクリーンと、スクーターという特性で守られている足元の囲いがなければ、
とっくに全身ずぶ濡れになってましたね。
さて、川湯温泉公衆浴場です。まだ午前中であり、そしてこの雨の影響もあるので人おらんやろーと思ってましたが、
結構利用している方がいました。250円を番台で払って中へ。
入り口から。トイレと小さな下駄箱、そして後は男女別の入り口のみと非常にシンプル。
休憩所らしきものはありません。自販機は受付の番台の横にあります。
のれん。携帯カメラのレンズが湿気でくもる。
脱衣所。シンプルです。ちなみにドライヤー、石鹸やシャンプーがありません。石鹸類は番台で購入が可能です。
ちょっと熱めのお湯が、雨の中での走行で疲れた体をほぐしてくれます。
川湯温泉で1時間近く雨宿りをしていると、雨脚が弱くなってきた!若干晴れ間も出てきた。
天気予報の通り、西の方の天気は回復傾向にあるようで、今のうちにと移動を再開!
温泉トンネルを出て、国道311号線を左へ。
天気の様子を伺いながら、今日これからのルートを考える。
天気が回復したのでかもしか牧場へ行ってみる
中辺路町近露のいつものGSで給油。
いつのまにかセルフ式になってた。(従業員の方に入れてもらう事も出来ますが、リッター辺り+2円となる様子)
天気がどんどん回復しています。晴れ間もあちこちに見えてる。なんとか家に帰るまで天気もってくれればいいが・・。
147円。この辺りのGSでは安い方です。
道の駅 熊野古道中辺路。ちょっと早いですが、ここで昼食とします。
相変わらず混んでる駐車場。この道の駅、訪れる人の数に対して規模が小さい気がします。
昼食はこちらで。みやげ物屋と食事処がくっついてますが、食事スペースは狭いです。
山菜うどんが好きなんです。もちろん山菜うどんを頼む。
めはり寿司。柿の葉寿司はちょっと苦手ですがめはり寿司は好きです。素朴な味付けがイイカンジ。
さて、道の駅でちょっと早めの昼食を済ました後、これからどうするか・・。
時間はまだまだあるので、まだ行った事が無いポイントを訪れてみたい。
そういえば、百聞山渓谷の麓にあるという、「かもしか牧場」へはまだ行った事が無かった。
目的地は決定したので、元気に移動再開!道の駅から外に出てみると、夏のジリジリとした蒸し暑さが戻ってました。
国道311号線から国道371号線へ進む
ここからは暫く動画でどうぞ。
道の駅 熊野古道中辺路~国道311号線~栗栖川交差点
来栖川交差点~国道311号線~滝尻隧道~国道371号線
国道371号線 その1(田辺市中辺路町栗栖川~中辺路町石船)
国道371号線 その2(田辺市中辺路町石船~田辺市平瀬)
旧大塔村の田辺市平瀬。山の形が「乙女の寝顔」に見える半作嶺(はんさみね)の稜線。
国道371号線 その3(田辺市平瀬~田辺市下川下)
国道371号線 その4(田辺市下川下~田辺市西大谷)
日置川。水が透き通ってます。
下流側に向けて撮影。魚が沢山泳いでいるのが上からよく見えました。
ちょうどイイカンジの飛び込みスポットが!
拡大。結局今年は泳がずに夏終了。
林道 八郎谷線。この付近は他に何本も民有林の林道を見かけました。
この付近でもパラパラと雨が降ってきましたが、それもすぐに止む。
結局この後、家に帰るまで雨には降られませんでした。
国道371号線の青看板。
2車線幅の快走区間もあれば、1車線の舗装林道状態になったりと、中々変化に富んだ楽しい道です。
国道371号線の青看板 その2。
国道371号線 その5(田辺市西大谷~田辺市合川)
殿山ダム(合川ダム)にかかる橋。
橋を渡って百聞山渓谷(ひゃっけんざんけいこく)キャンプ村へ向かいます。
国道371号線 その6(田辺市合川)
かもしかを全面に押し出した百聞山渓谷周辺の案内看板。
目指すはそのさらに先にある、「かもしか牧場」なんですが・・・。
ここまで来て、通行止めとは・・・orz
とりあえずは、行けるところまでは行って見ます。遠巻きでもいいからカモシカが見たい!
百間山渓谷への一般道
百聞山渓谷キャンプ村のすぐ横から。ダメです。道が完全に無くなってます。
現在道を治している最中で、来年(2013年)の3月いっぱいまで工事を行っているようです。
来年、それ以降に再度訪問してみたいと思います。
キャンプ村の入り口。
大雨の被害であちこちが崩れてしまってます。
少し下に下がったところ。ログハウスは無事ですが、大雨で削られた川の両岸が崩れそうな雰囲気でした。
残念ながらかもしか牧場へたどり着く事が出来ませんでしたが、それよりも大雨による被害の方が大変です。
徐々に復旧はしていても、度重なる大雨で地盤が緩んでいるので、また崩れてしまう可能性もあります。
これから台風シーズンに入っていくので心配ですね・・。
道が復旧したら再度訪れて、元気なかもしかの様子をレポートできればと思います。
殿山ダムの見える展望台で小休止
r37沿いに合川ダムを眺望できる展望台があったので、そこで暫く休憩。
展望台にはなってますが、全容がしっかりと見えるかというと、そうでもない。
なにやら不気味?な鳥の鳴き声が堰堤の下辺りからひっきりなしに聞こえてくるのが怖かった(笑
合川ダムの看板。このダムですが、正式名称は殿山ダムと呼ぶそうで、地元では合川(ごうがわ)ダムと呼ばれてるそうな。
このダムで培われた技術が、黒部ダムの建設に大きく貢献しているそうです。なんだか凄い。
ダム概要。完成は昭和32年(1957年)。半世紀以上前です。
殿山ダムは日本で初のドーム型アーチダムと言われていて、アーチダムとしてもかなり古いもののひとつらしい。
展望台。国道371号線から県道37号線へ進んで暫くの場所にあります。
ダムを見ながらよもぎ餅を食べる。この場所、山と川の方向から涼しい風が吹いてくるので居心地が良かったです。
ここから暫く、またまた動画にて。
和歌山県道37号日置川大塔線~国道311号線まで
国道311号線(田辺市鮎川~中辺路町栗栖川)
6:26秒付近の、滝尻の大崩落現場も大分と復旧が進んでいました。
初夏の紀伊半島ツーリングの際に見たときは、24時間体制で監視されている様な状態でした。
水上栃谷トンネル(みずかみとちだにトンネル)
このトンネルは、 和歌山県内で3番目に長いトンネルで全長2305m。
(1番目は阪和自動車道の長峰トンネルです。)
国道425号線(福井バイパス)
道の駅 水の郷日高川 龍游
道の駅 水の郷日高川 龍游でトイレ休憩。
こすげ茶屋。ソフトクリームが美味しいので久々に食べます。
250円。かなり濃厚で美味しい。コーンの中までたっぷりと入ってるので結構食べ応えアリ。
国道424号線(道の駅 水の郷日高川 龍游~椿山ダム)
椿山ダム
椿山ダムで本日最後の休憩
椿山ダムに掛かる椿山レイクブリッジ。西日がまぶしい!丈夫な吊橋です。
ヤッホーポイントに関しては、椿山ダムのヤッホーポイントにて叫ぶで詳しく書いてます。
国道424号線(日高川町大字滝頭~日高川町大字川原河)
国道424号線(白馬トンネル~修理川バイパス)
椿山ダムで休憩した後、国道424号線から県道22号線へと進み、有田ICより阪和道へ。
そして、まだ明るさが十分に残っている午後6時前には無事自宅着。
前半は雨にやられてしまい、どうなる事かと思いましたが、後半は雨も止み、気持ちよく走ることが出来ました。
キャンプに関しては、あいにくの天気でのキャンプとなってしまいましたが、
満天の星空を見ることも出来たし、焚き火も出来たので良かったです。
なにより、久々に自然の中へ身を置く事が出来たので、何かのパワーを充電できたような気がします。
10月前半にもまた連休があるので、次回こそは連泊できる天気のめぐり合わせを期待します。
さて、今回は家族のみでのキャンプとなったので、ネタ的要素は一切ありませんでした。
次回、メンバーの誰かが同行してくれれば、ネタ要素全開のレポートにしてみたいと思いますので、
お楽しみに!w