雄ノ山峠~滝畑山中の林道を散策(第2回チロリン村探索 with スーパーシェルパ&KSR-Ⅱ)

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第2回チロリン村探索(前編)

前回の林道バトルで壊滅的打撃を受けた、男里シェルパーズ。早くも解散が噂される中、第2回目の活動を行いました。

第2回目は、今から2年前に挑戦し、そして途中で敗走してしまったチロリン村(通称)探索を行います。前回は、道が途中で崖崩れに遭っており幻の秘村、チロリン村へ辿り着くことが出来ませんでした。よって、今回は綿密な打ち合わせの元、前回は4人で捜索したところを今回は、通称オフロードマニアの隊長@黒木兄弟(兄)と最近、NS-1からKSR-Ⅱへと乗り換えた、隊員2号@かっちゃんの2人で再チャレンジします。



「いい加速だ!」と言って
マシンチェックをする隊員2号@かっちゃん
 遂にチロリン村探索の日がやってきました。本当は2月中に行きたかったのですが、 今冬は、暖冬といいながらも、今世紀最大(といっても21世紀になったばかり)の寒波がやってくるなど、 生命の危機に瀕するぐらい寒かったです。そこで、フェロモンズ会議で暖かくなってから、 ということになっていました。
そして遂に、世間は新学期を迎える4月9日、第2回チロリン村探索は慣行されました。今回の探索に 参加するのは、前回参加したユタッチと監督を除いた、隊長@黒木兄弟(兄)と隊員2号@かっちゃんの、僅か2名です。 といったわけで、早速第2回チロリン村探索出発です。

男のバイク、Kawasaki

無事戻ってこれるでしょうか?
 黒木家を出発し、バイクで山中渓峠を走ること30分。ようやく チロリン村付近の踏み切りへやって来ました。我々の得た情報によれば、この踏切を越えた先の、 さらに奥地にチロリン村が存在しているそうです。

チロリン村へと続く道
写真右のお婆ちゃんが
いい味出してます
 踏切を抜け、集落に入りました。この集落の道をひたすらまっすぐ行ったところ、 写真に写っている山の中に、チロリン村が在るのでしょうか?ちなみにこの集落は、チロリン村では ありません。この集落の人達に迷惑をかけないよう、なるべくエンジンの回転数を下げて、 チロリン村を目指します。フェロモンズのモットーは、「人様に迷惑をかけない」です。偉い!そして我々は、2年前に訪れたときとまったく同じ道を突き進みました。

第2回チロリン村探索 (中編)


道が落ち着いた場所で
少し休憩を取ります

ご想像にお任せします
お○っこではないです

ヒルが落ちてきたような・・・
きっと気のせいです
 集落を抜け暫く走っていると、それまで舗装されていた道が 獣道になりました。しかもその道が、2年前訪れたときよりも、激しくアグレッシブになっている ではありませんか?轍(わだち)に山から染み出してきた水がたまり、大きな石まで転がっている始末。 その石にタイヤを取られ、隊員2号がこけそうになりましたが、何とか先へ進みます。
そして、余りの道の激しさに、途中で休憩を入れました。この時、上の木から何かが我々に向かって 落ちてきましたが、全身フル装備の我々は、ビクともしません。この落ちてきた物体は、隊長が ヒルだと言っていましたが、気のせいとしておきましょう。

再び出発の前に
気合を入れる隊員2号

ボロボロに朽ち果てた
ビニルハウス
 10分ほど休憩した後、再びチロリン村を目指して出発です。 少し走ると、ボロボロになったビニルハウスを発見しました。もう何年も使った形跡がありません。 本当にチロリン村はあるんでしょうか?

不安そうな隊員2号
みんな必死です

やはり土砂崩れの跡は
そのままでした
 路面の状態に気をつけて、さらに奥へと進みます。すると、前回途中で 引き返したポイントへと到着しました。やはり土砂崩れはそのままです。この先へは、 徒歩かトライアルバイクでないと進めそうにありません。さあどうしようかと、辺りを見回してみると・・・。

嬉しそうに道を指差す
隊長
まったくこいつはクレイジーです
 土砂崩れした道の横に、もうひとつ道があるのに気付きました。 そういえば、前回はこの道への進入は試みていませんでした。 ワクワクした面持ちで道を指差す隊長。これは行くしかないでしょう!
バイクで行こうと思いましたが、結構な急斜面で、地面が濡れていたこともあり、これから先は 徒歩で行こうと思います。果たしてこの先にチロリン村が在るんでしょうか?第1村人には単刀直入、 「何してるんですか?」と聞いてみたいと思います。

第2回チロリン村探索(後編)


見るも無残に壊れた小屋
雨は凌げそうです

こ、この椅子こわーい!!
座ったらやばそうです
 バイクを置き、徒歩で歩くこと10分。なにやら建物らしき物が 見えてきました。近くまで寄ってみると、それはボロボロになった、小屋らしき建物でした。 最近まで使用していた、という形跡はありません。さらに奥へ進むと、今度は物置の様な建物が 見えてきました。何かの機械が置いてありましたが、錆がひどく、使用されたような形跡は ありませんでした。
少し小屋の中を捜索したところ、何故か椅子が置いてありました。さすがに変態の我々でも、 この椅子に座るのは直感的にヤバイと感じました。何がヤバイかは、直感的に 感じてみてください(写真右参照)。

作戦会議中の2人
(撮影:セルフタイマー)

飲めるかどうかはわかりませんが
ボウフラが住んでいました
 暫く辺りを捜索した後、どうやらここもチロリン村ではないと 確信しました。ここはどうやら角材や、いらなくなった機械などを保管する場所のようです。 もしかしたら、まだ誰か使っているのかもしれません。この場は余計な手を付けずに、そっとしておく ことにします。
いままで上ってきた道を下る途中、湧き水らしき、小さな泉を発見しました。 早速隊長が調査を開始します。透明度は高いですが、飲めるどうかはわかりません。 ただ一つ言える事は、ボウフラがたくさん住んでいた、ということです。

疲れ果てた表情の隊員2号
この後・・・
 隊長が、水質調査をしていると、ようやく隊員2号が 降りてきました。その表情は、疲労困憊の気が見え見えです。
そして、隊長が声をかけようとした瞬間・・・!

「やっちまった!」
の表情の隊員2号
 ビデオカメラを右手に持ったまま、隊員2号が転倒!どうやら何者かに 足を取られたようです。「大丈夫か?」と駆け寄りながら、すかさずデジカメを手にとる隊長は、 相当なデジカメ小僧でしょうか?

とりあえず辺りを撮影する
隊長

一刻も早くこの地を離れようとする
隊員2号
 土砂崩れのポイントへ戻ってきた我々は、これからどうするか考えました。 土砂崩れを起こしている先の道へは、どうやら徒歩でいけそうです。しかし、隊員2号が何者かに 足を滑らせ、転倒しているのを考えると、これ以上捜索するのは危険です。しかたなく、今回の捜索を 打ち切ることにしました(某番組風に)。
そうと決まれば、さっさと脱出です!早くしないと、日が暮れてしまいます。


無事生還できて
ガッツポーズを見せる2人
 なんとか集落の入り口に戻ってきた我々は、記念にガッツポーズ写真を撮りました。 あの場所から無事生還でき、2人とも安堵感でいっぱいです。
しかし、無事生還できたとはいえ、またしてもチロリン村を発見することが出来ませんでした。 というか、そろそろほんとに、チロリン村なんかあるんか?と疑問に思ってきています。

今日の疲れを癒すべく
「JR山中渓駅」へやってきました

激しい道を走りぬいた
スーパーシェルパとKSR-Ⅱ

8個で200円のたこ焼きを買いました
おいしかったです
 心身ともに疲れ果てた我々は、帰り道の途中にあった、 「JR山中渓駅」で休息を取ることにしました。そこで、飲み物とたこ焼きを買い、 疲れた体を癒しました。こうして無事、今回の捜索は終了しました。心残りはやはり、チロリン村を発見出来なかったことです。 いったいあの土砂崩れの先には、何があるのでしょうか?それ以前に、チロリン村は存在するのでしょうか? だんだんガセネタのように思えてきましたが、我々変態キャッチボール軍団・男里フェロモンズは、 これからもチロリン村捜索を行っていきたいと思います。以上!

※注意※
今回のレポートを見て、実際探検された方に何か起こっても
フェロモンズ及び、このページの作者である隊長には
一切関係ありません。
というか、誰もいかんわな。
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