いつかは欲しいと思いつつも、時間が無い、仕事が忙しい、そもそもレンタルで十分等、なにかと理由を付けて先延ばしにしていたキャンピングカーですが、ついに購入してしまったので、定番の購入記を書いてみたいと思います。少し昔語りから。
野営や無料キャンプ場の利用が中心だった2000年~2005年頃
当ブログを昔から見ていただいてる方にはおなじみかもしれませんが、このブログは私の日々の出来事を後から自分や友人(主にメンバー)達が見直す用にまとめているサイトです。
愉快な仲間たちや仕事仲間、家族、親戚との旅行やキャンプ、温泉、観光スポットへの訪問等を記録に残しているのですが、身内に向けた情報発信サイトが、結果的に色々な方の目に触れている、というブログです。
そして、まだ車中泊という言葉が一般的ではなかった2000年から2005年頃、主な移動手段はバイクと車(車には家族&友人が乗る)で、渋滞を避けるためであったり、現地を見て回るための時間を確保するために、前日の夜中に出発することが多かった時期です。
だいたいは徹夜で走り続け、早朝から現地で遊ぶという無茶な日程を楽しんでおりました。
で、一泊以上で日程を組む際は、当然どこかで休息を取る必要があるのですが、当時はとにかく「有料」という言葉が大嫌いな時期で、現地まで距離があったとしても高速道路は使わず全て下道で移動していました。
当然有料の旅館やキャンプ場なんかも極力避けていた時期です。今思えば無知でアホの極みなのですが、当時はそれがカッコイイとか、何かに勝った!みたいな意味不明の感情に支配されていた時期で、まさに若気の至り。時間と体力だけはあったので、そんな考えになっていたのでしょうw
当時の行動スタイルをまとめると、休みの日の前の夜(夜中)から現地へ向けて出発→日付が変わっても走り続ける→夜半から明け方に現地到着→道の駅等で軽く仮眠して、辺りが賑わう前に行動開始→その日の晩はキャンプ場で一泊(無料かなるべく安いとこ)・・・という流れがデフォでした。
2002年夏、とある山間部の道の駅にて。駐車場にテント張って仮眠。現在では・・・ってか当時でも完全にNG行為。
もちろん早朝、他の利用者が来る前には撤収して移動を再開するという感じで利用していました。
当時はルールもゆるく、暗くなれば人っ気も皆無。特に我々は山間部の道の駅に好んで足を運んでいましたので、夜間は本当に誰もおらず、その手の(心霊系)話が苦手な人には若干厳しい雰囲気も。
今でこそ車中泊ブームによって夜間でも道の駅は結構な賑わいではありますが、当時はチャリダーやバイカーが寝袋に包まって東屋の下で仮眠してるくらいで、そのレベルで人の気配が無かったのです。
普通の自動車で車中泊をするような車を見かけることは稀で、たまーにキャンピングカーを見る程度でした。
2002年夏のお盆、とある河原にて。ここで同行していた古い友人のO氏が初めて心霊現象に遭遇。結果的にトラウマキャンプとなる。
同じく2002年夏頃。とある河原にて。キャンプ適地でしたが他の利用者はおらず。もちろん地元の方にも許可いただいて、その後仲良くなったりして楽しいひと時。
2005年、山深い集落の脇にあったトイレ横の広場で野営。夜中の3時過ぎから闇の中設営する隊員3号。
野営する場合は、必ず地元の方の許可を取ってから行っていましたが、夜間に幕営する際は明るくなってから地元の方を捕まえて事後許可を頂くようにしていました。
その際に付近の隠れた観光スポットや美味しい食べ物を教えてもらったり・・・そういった交流も本当に楽しかった。
お盆やGW、正月休みといった長期休暇に入ると必ず遠征している時期でしたが、同じようなルーティンでの行動となります。
高速道路は殆ど使わず、下道オンリーで移動しますので、目的地までとにかく時間がかかりますが、その道中を楽しむことがメインだったように思います。
・・・でも、現在はこういった自由気ままなスタイルは無理そうです。通報されるかSNSで晒上げにされて炎上不可避でしょうね。
そしてキャンピングカーなるものを知る
さて、前置きが長くなりましたが、そんな無茶な行軍の最中、道の駅や温泉の駐車場に停まっていた「キャンピングカー」という乗り物を知ることになります。
当時はまだ目撃することが珍しかったキャンピングカーですが、これがあれば今の旅のスタイルをそのままに、野営地に困ることも無いし快適で便利だろうな・・・と思うも、当時のスタイルに満足していたので、この時は特別欲しいとも思いませんでした。
そして、2005年12月、それまでメインで利用していたスズキ ジムニーの買い替えに伴い、キャンピングカーを購入するという案が一瞬だけ出たのですが、結局ステップワゴンに落ち着きます。
ジムニーからステップワゴンに買い替えた理由は、家族や友人を連れてもっと広く便利に、キャンプ道具なんかも大量に積むことが出来る車ということで乗り換えた訳ですが、今思い返しても完全にそこはキャンピングカーだろうと、当時の自分たちにツッコミを入れたくなりますw
今にして思えば、ジムニーは普段乗りで置いておいて、新たにキャンピングカーを購入しておけばよかったかなと思います。
しかし、その後このステップワゴンは普段使いはもちろん、キャンプや旅行、送迎なんかにも使えて大活躍。2014年に新型のステップワゴンに乗り換えるまで9万キロ以上の間、大きな故障もなく走ってくれました。
・・・時は過ぎ、このステップワゴンを乗り換える際に私はキャンピングカー購入を家族に提言するのですが・・・その話は次回に続きます。
おまけ:ちょっとだけ過去車紹介
1999年発売のスズキ ジムニー KANSAIモデルのターボ車です。オプションも入れてなんやかんやで乗り出し180万近くだったと思います。乗り方が荒かったとこともあり、軽なのにリッター10を下回るという素晴らしい燃費を誇る、ある意味化け物みたいな車でしたw
このジムニーはステップワゴン購入の際に下取りで60万の値段が付きました(約5万6000km走行)。5年で価値は三分の一に・・・。現在もどこかで元気に走ってくれてるといいのですが。
そして入れ替わりで入ってきたステップワゴン。最初こそ大事に乗られていましたが、それも最初だけ・・・笑