和歌山県美山村寒川 不老長寿の水

地元の水道水が汚いというわけでもありませんが、和歌山県美山村寒川という場所へわざわざ湧き水を汲みに行きました。その湧き水の名前は、不老長寿の水。一口飲めば寿命が延びる、ってわけでもありませんが、癖がなく喉越しの良い良質な湧き水です。今回は監督とYOUをお供に、山深き秘境へと旅立ちました。


この湧き水があるポイントまで、我々の本拠地から約3時間程かかります。高速道路も使えない(こともないが金がかかる)ので、ひたすら山道をつっぱしるしかありません。しかし、周りが山々に囲まれ、とても空気がおいしい道中でもあり、この移動時間がまた格別なのです。 
とりあえず地元のコンビニで食料を調達し、正午過ぎにいざ出発!泉南市から府道63号線を使い、和歌山県へとひた走ります。道中の黒沢ハイランドというところで小休憩。山から染み出している湧き水で顔なんかを洗ったりします。コンビニで買ったおにぎりも、ここで平らげます。YOUが車を運転していたわけですが、運転しているにも関わらず、あまりにクネクネと曲がりくねった山道にゲロ寸前でした。

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運転中におにぎりをむさぼるYOU。 
この後、3時間以上続く山道にゲロ寸前の本人・・。

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黒沢ハイランドの山からの眺め。 
山の斜面をうまく利用した段々畑が見えます。

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対向車も少ない、こんな感じの国道をひた走ります。 
真夏にもかかわらず、山の道はとても涼しいです。 
前方のバイクは黒木兄弟(兄)。 
その前が黒木家所有黒バギー(アッキー命名)です。

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ダム湖に架かる赤い橋。

約3時間後、無事不老長寿の水が湧き出るポイントにたどり着きました。山道にあまりなれていないYOUはもうギブアップ寸前。ですが、この山深き秘境の空気を吸い込み、湧きたての冷水をがぶ飲みしたら、気分が悪いのも吹っ飛んだようです。 
到着して間もないですが、早速湧き水を汲む事にします。ぼやぼやしてると、すぐに日が暮れます。夜の山道は、危険がいっぱいなのです。3箇所あるホースをフルに使い、あっという間に200リットルを汲み終えました。我々が一仕事終えたかのようなすがすがしい顔で談笑していると、この水飲み場を率先して作ったというおっちゃん登場!なんでも過疎化が進むこの村を活性するために、この綺麗な湧き水を人々に知ってもらおうと整備したらしいです。頑張って作った甲斐もあり、今では密かに、名水として名を呼ばれるようになったそうです。・・・とまあ、こんな感じで、おっちゃんの熱いトークは続きました。

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早速水汲みをする我々。 
毎分何リットル出てるかわからないぐらいの水量。 
このまま川に流れるのもったいない。

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こんな感じで整備されてます。 
黒木兄弟(弟)の後ろに、この地に訪れた人達の記念写真があります。

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このおっちゃんが、この水飲み場を作ったらしいです。 
一日数回、まめに掃除に来ているそうです。

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シェルパ近影。かっちょええ!

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この辺りは熊が出ると聞いて早速防御に回る黒木兄弟(弟)。 
あたかも気分は、ゴールドセイントです。

おっちゃんの有りがたいお話に痛く感動した我々は、おっちゃんのパンツにおひねりの1000円をひねり込みました。おっちゃんこの千円に感動したらしく、もっとじょう舌になってきました。なんか「この水は絶対に枯れないから、いつでも汲みにきてケロ!」みたいなお言葉を頂きました。 
そんなわけで、時間ももう6時を過ぎていたので地元に帰還することにします。心なしか、また3時間も山道走るの?って感じで、YOUの顔が浮きませんが、お構いなしに帰ることにします。「また来なされよ~」と手を振るこのおっちゃんに後ろ髪引かれながらも、快調に山道を走ります。途中、やたらと雷が鳴っています。一人バイクに乗る黒木兄弟(兄)はもうビビりまくり!雷が嫌いな監督はもっとビビりまくり!ちょっぴりおしっこを漏らしたそうです。 
地元に付く前、午後9時頃に、「さと」で晩飯を食らいました。監督がなにかの定食(けっこうなボリューム)に加え、カレーうどん(これも結構なボリューム)も食べていました。監督の辞書に、夏バテという言葉は存在しないようです。YOUは夏バテ云々よりも、今回の移動距離がこたえたらしく、「もう水汲みには行かない」と言ってました。 
めでたしめでたしvv

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帰還途中、夕日が綺麗だったのでちょっと休憩。 
現地滞在時間が1時間も無かった事はこの際忘れます。

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